茶室というのは
非日常空間が演出された世界です
日常であれば
畳の上を歩数を数えながら歩くことはしないし
飲み物を飲むのに
器を回したりしないでしょう
非日常を
お互いに演じながら
皆で非日常の世界を味わう
一幅の兜ィに
足元を照らされながら
分け入っていく
深遠な世界・・・
そこに入れば
日常をいつもと違う視点で
とらえることができる
そんな非日常のまなざしを
瞳の奥にたずさえて
また日常の世界へと帰ってゆく
茶室は
そんな場所でありたいと
私は考えています
「明歴々露堂々」
前大徳紹尚師
酎芬q 濃茶点前
主菓子 萩小袖 鼓月製
干菓子 末富製