「風動鶴帰松」
紫野久祐師
紫野久祐師
今日の午前は
好日会の稽古をしました
風炉の運び点前は
昨年5月以来で
まだ2回目のお二人です
好日会のお稽古は
月に一回だけなのですが
お二人とも休むことなく
通っている間に
この一年でお点前が
随分上達されたなあと
しみじみ感じました
随分上達されたなあと
しみじみ感じました
指導は
洗心会社中のMさんに
お手伝いいただきました
午後からは
洗心会の稽古をいたしました
今日も濃茶の方には
唐物点前をしていただきました
稽古場からの帰り道
ふと足元のマンホールに
目がとまりました
枚方菊人形に因んだ菊と
江戸時代に淀川を往来した
三十石船の意匠です
実は
先日の曙会の何席目かに
釜師の角谷征一先生が
御正客としてお座りになりました
一通り道具の説明など
させていただいた後
何か釜に関する話題を・・・と
思ったのですが
浅学の私には
気の利いた話は思いつきません
つい普段思っていることが
口をついて出てしまいました
「先生 私は以前お釜を買おうと
色々探していた時
どういうわけか
道ばたのマンホールがすごく美しいなあと
思ってしまって。。。」
まあ 釜師の先生を前にして
なんと言うことを!
と一瞬顔が赤くなる思いでしたが
何と先生は
いきなり我が意を得たり!という表情で
マンホールの蘊蓄を語り始めたのです
「そうなんです!
マンホールのあの色を
我々は出したいと
研鑽を積んでいるんです」
「マンホールっていうのは
日の当たらないところのは
あまり良い色でなくて
車が沢山通るようなところのが
とても良い色をしていまして。。。」
このマンホール談義に
私だけでなく
他のお客様方も
大変興味深く耳を傾けました
大寄せ茶会でなくては
決して体験できない
思いもよらぬ楽しいお席となったことを
角谷先生に
感謝しています