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「水上青々翠」
前大徳文雅師
今朝
ほんの一声
ジ~~・・・と
蝉の声をききました
あっ...蝉が鳴いた!
と思いましたが
その声は
幻だったかのように
一瞬で消えて
その後しばらくすると
しとしと...と
雨音が聞こえてきました
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風炉に釜を掛ける時
釜の正面決めるのに
これまで私は
鐶付の下などにある
作家さんの刻印を見て
それを勝手付にして
据えるようにしていました
ところが昨日
切り合わせの釜の場合
羽の下に小さな突起があって
それが二つある方を前にするのだと
師匠にお聞きしました
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それを確か
「すきがね」というのだと
仰っていたように思うのですが
違っていたらすみません・・・
とにかく今まで
20年も釜の裏を見ていたのに
その小さな突起に
注意を払ったことがなかったので
ええ!そうだったの・・・?!と
今さらながら驚きました
因みに
突起二つを前にすると
自動的に釜師さんの名前は
勝手付にいきますので
据え方が間違っていたわけでは
ないのですが・・・
とにかく
昨日のお稽古では
他にも自分の知らなかったことが
あまりにも沢山あることに気づかされ
なんだか
ショックを受けて帰ってきました
とは言え
一晩ぐっすり寝たら
それはそれで
また一つ奥に進めたことかと
気をとり直して
今日はいつも通り
お稽古に勤しみました
(*^_^*)
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主菓子 にぎわい 鼓月製
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干菓子 星こはく 京都鶴屋 鶴寿庵