行きつけの美容院に
さりげなく飾られていたお花
見たことがなかったので
名前をお尋ねしたら
月桃(げっとう)という
沖縄の植物の実なのだそうです
そしてまた
花入れが面白いですね・・・と
お聞きしたら
何とこれは
彼女の義理のお父様が
遺された酒器なのだそうです
彼女は
茶道の嗜みは全く無いのですが
普段からとても細やかな
心遣いをしてくださる方です
お茶をしていなくても
ある意味
「お茶のある人」だなあと
常々感じていましたので
この酒器を花入れとして使う心に
あらためて感服いたしました
そして
彼女がこの花入れを手に取り
お酒を注ぐように傾けますと。。。
なんとまあ!
チリン…という微かな音と共に
笹の葉の下から愛らしい小鳥が
ひょっこりと顔をだしました
この器を作られた作家さんの
遊び心
そしてこの酒器を愛でて楽しまれた
彼女の亡きお義父様の優しさに
何だか心が温かくなりました