「清風万里の秋」の言葉どおり
爽やかな風が吹き渡る時候となりました
『清風万里』
禅居庵一渓師
澄み渡る秋の情景に
清々しい悟りの境涯を重ね合わせた禅語です
ところで
禅の世界では
修行が済み 悟りの境地を得た後も
そこで慢心することなく
さらに修行を継続するよう戒めています
悟った後も
修行者はこれに満足せず
「悟後の修行」
(これを「聖胎長養」とも言うそうです)
によって悟りを深めることで
禅の完成があるとしています
聖胎長養(しょうたいちょうよう)とは
「菩薩道の長い修行において
仏の果報を得ること
身体を愛護することをいう」
とウィキペディアにありました
そうか・・・
悟った後
自らの身体を大切にすることが
重要な修行の一つだったのか。。。
今月末に 誕生日を迎え
またひとつ年を重ねることになる私です
まだまだ悟ったわけではないけれど
「身体を大切にする」
ということには
普通に私たちが思う以上に
深い意味があるのではないかと
あらためて考えさせられました
大板 薄茶
主菓子 菊日和 鼓月製
干菓子 月明かり 亀屋良永製
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