「一無位真人」
真珠庵 山田宗正師
凡聖・迷悟・上下・貴賤などを超越して
なんら滞ることのな自由人。
本来の面目に徹している人のこと。
生身の肉体の中に階位を超えた真人がいる。
(『茶席の禅語大辞典』より)
先日配られた『同門』別冊
「表千家茶道を指導する教授者各位の活動について」
その中に書かれていた
「衛生管理の徹底」については
実際「可能な限り」対応しているつもりです
しかしながら
その冒頭に書かれていた
「外出控え」に関しては
頭を悩ませています
大阪では連日100人を超える
新たな感染者が出ています
お陰様で
私個人の人間関係の中では
未だ一人も感染された方はいらっしゃいませんが
これほどまでに大阪府での感染者数が
増えている中
新幹線に乗って他府県へ出向くことが
気持ち的に出来にくくなっています
8月はどうしても
人の移動が普段より多くなっています
今月の岡山行きは断念しようかと思い始めました
「無位の真人」どころか
思い切り世間の目を気にしている自分が
情けないです
しかし
心の中でブレーキがかかってしまった以上
それを見て見ぬふりもできません
ブレーキを掛けたのが「真人」なのか・・・
いいえやはりそれは
世間にいやというほどあふれている
つまらない”凡人”の私なのです(-_-;)