表千家一期一会

今宮戎神社献茶式


大阪は
今宮戎神社献茶式で
表千家のお茶の一年が始まります

また例年
御家元の年初のお献茶が
この今宮戎献茶式でもあります

本日は
この意義深いお献茶と副釜に
出席させていただきました

献茶の始まる時間は
午前11時からとありましたので
私は9時半頃に受付をすませ
受付番号103番でした

数年前には
昇殿して献茶式に参列することが
できたのですが
この度は昇殿できるのは
先着40名に限られていました

41番以降の者は
暖房の行き届いた別室にて
ライブ中継で拝見いたしました

昇殿はできませんでしたが
天目台を清める
猶有斎宗匠の指先まで
しっかり拝見できて
とても有り難く思いました

参集殿に
拝服席が設けられていました

仙涯和尚筆 七福神画賛
”七福を一福にして大福茶”

待合の床に置かれていた
香合は
金襴手龍紋

甲辰

とありましたので
「今年ですよね・・・?」と
お尋ねをさせていただくと

「そうなんです
年末に永樂さんが家元まで
お持ちになり
お正月に家元が使われ
すぐに箱書して
昨日こちらに届いたんです」

なるほど!と思いました

その他には
24年前のお茶碗
そして36年前の水指など
それぞれの辰年にお家元が好まれた
龍の意匠のお道具が使われていました

拝服席では
お茶をいただいた後
今宮戎の小さな福笹も
頂戴いたしました

小笹宗匠が
「皆さんこの小さな笹を
何といいますカーッ!?
ハイ ”お・ざ・さ”です!」と
満面のえびす顔
*(*^_^*)*
おめでたさが倍増いたしました


その後
高麗橋吉兆さんの年酒席へ
移動しました

この移動にはマイクロバスも
用意されていたのですが
バス停には
大変な列ができていたので
タクシーを拾いました


吉兆さんのお料理は
正に芸術的!

素人では真似できません

写真だけで恐縮ですが
どうぞご覧下さいませ



眼福そして口福を
堪能させていただきました

ゆっくりしていたら
あっという間に時間が過ぎ

今度は花外楼まで
早足で歩いて移動しました

何とか3時までのお席に
間に合いました

待合に飾られいた
一入のお茶碗
銘 小面(こおもて)

銘のとおり小ぶりで
裏を見ると
黒の中に赤が浮かびあがっていて
高台内の兜巾も美しく
とても魅了されました

本席のお棚は
溜オコシ目及台子

即中斎のお好みだそうです

桐でできていて
木地を濡らして
木目を浮き立たせてそこに
漆をかけて作るというような
ご説明が
木村宗匠よりありました

お茶会に足を運ぶと
色々な新しいことを学ぶことが
できてその興味は
永遠に尽きません

それぞれのお席を
ゆっくり味わっていたら
時間切れとなって
美術倶楽部の展観席には
残念ながら行くことができませんでした

了々斎二百回忌に因んでの
展観席だったようです

今年は
九代家元了々斎が亡くなって
二百年なのですね

そう言えば
昨年の夏
紀州に出かけた折
了々斎ゆかりの茶室
”實際庵 ”を
外からですが見学しました

今年は色々な所で
了々斎好みのお道具を
拝見することができるかもしれませんね


















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