JUN ROAD Ⅲ ~ラテン系半島人~

アナタがかつて 描いた「その日」共にHuntしてまいりましょう !

RESPECT

2019年12月27日 | 日記・エッセイ・コラム
おはようございます (^^)/
今朝の知多半島 ピュ~ピュ~というか
ほぼ 暴風 😱 

既に 蝦夷や米沢など
北に位置する地方では ☃ ☃ ☃

一方の知多半島
めったに ☃ とはなりません (^_-)

もと越後の民としては
助かるような 物足りぬようなデス


昨日 車で移動中
ド~~~ン!!!   と後ろで いや~な音が
ミラー越しに見ると 誰かが路上に倒れている・・・

この場合
僕は事故車の前方を走行していて
特段 「戻る」ことは ないのだけれども
きびすを返す

20代の若者が バイクを運転中
停車中の車に激突
車のボディは ひしゃげ
バイクのフロントも ぐしゃっと・・・

若者は路上にうずくまっている・・・?

僕は車を歩道脇に停め
駆け寄った

彼は始め
路上にうずくまっていた

一瞬 遺体を覚悟する
(先週から続けてになるのか・・・)

幸いなことに ドライバーの声掛けに
答えている様子が見てとれた
「ゴメンナサイ!」と
か細い声で
何度も何度も泣きながら謝っている

僕はまず
二次被害を防ぐため
バックドアから 車載の三角板を引っ張りだし
若者が倒れている路上から
後方15メートル(車3台分)に三角板を置く

幸いにも 周囲のドライバー
とっくに事故に気づいているので
徐行してくれている

『大丈夫だよ!どこに行く途中だったの?』
「出勤です。××の社員なので・・・」
『OK!んじゃ、僕が電話しといてあげる😊

呼吸が苦しそうな若者からメットを取り外しつつ
××に電話
彼が事故を起こしたこと
今日はひとまず欠勤することを伝える。

その間 被害に遭われた方(追突されたドライバー)は
119番通報するものの
これがなかなか 終わらないのである・・・

そういえば 生業仲間から聞いたことがある
119番通報しても 「はい分かりました」と
直ぐ電話が終わらないことを
どうも 詳しい状況(初期アセスメント)を
聞いてから出動?するらしい

その間 若者は 鼻血による出血と
事故を起こしたショックで震えつつも
「ゴメンナサイ・・・」
声を絞り出して なお謝っている

僕は
「大丈夫!」
「事故はもうしゃあないから 気にしない!」
「意識があるから良かったよ!」
「今すぐに救急車が来るから頑張って!」
その都度 繰り返し 励まし続けた

次はご親族だ
『お父さんかお母さんの連絡先を教えて😉 
僕が連絡とってあげるよ』
「ゴメンナサイ・・・」
『おい!しっかりするんだよ!ご両親どっちかの
携帯電話の ば・ん・ご・う!』
「あっ。。。ハイ。〇〇〇」
『OK!Thank you!』
母親と連絡がとれる
現場から そう遠くないところに 住んでいらっしゃるものの
此所まで来るのに 少なくとも15分はかかるという

僕は 病院の搬送先が決まったら 
再度電話すると お伝えした

その間 前のお店の方たちも
駆け寄ってくださり
「良かったら(僕の)車 お店の駐車場に入れてくださいネ」
と仰っていただいたり
事故で飛び散った破片を 
ホウキとちり取りで 迅速に片付けてくださった

しばらくして 
後から通報したはずの パトカーが現着

その数分後 救急車が現着

検査の結果
全身打撲があって 歩行は困難なものの
頭部など 他の部位に損傷なし・・・

良かったぁ・・・


ふと安堵した時
僕は救急隊員の仕業を思い出した

迅速 冷静 無駄のない動き・・・
これを 1日何度 繰り返すのだろう・・・

知多半島の とある街では
4月から11月までの8ヶ月間で
トータル 2540件(救急のみ)
1ヶ月平均 約320件
1日平均 約11件・・・

交代制勤務を考慮しても
ひとチーム 少なくとも1日5~6件

先のような事故による救急出動を
5回も6回もこなすのか・・・

それも毎回
人の命に関わるという
尋常ではないプレッシャーにさらされつつも・・・

救急現場の苛烈さ
それを 思い起こすきっかけとなった
貴重な体験だった