松下啓一 自治・政策・まちづくり

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▽新型コロナウイルス・私的中間まとめ・受け止め方の違い

2020-03-31 | 5.同行二人
 東京都知事が、記者発表をした。我が家で、初めてユーチューブで見た。ユーチューブは、アイリッシュ音楽しか見ないが、生中継は初めてである。

 小池さんは、好きではないが、よかったと思った。安倍さんの発表より、よかったと思う。小池さんというより、専門家の先生や行政マンと一緒の記者会見が説得的であったのだと思う。

 印象的だったのは、現在の患者は、コミュニティで発生しているのではなくて、バーやクラブ、キャバレーなど、3密がそろうところで発生していること。だから、そこを規制すればよいという論理は、分かりやすい。まだ、ぎりぎりかもしれないが、都市封鎖せずに頑張るところであることがよく分かった。

 こうした科学的知見にもとづく原因究明と具体的対策を示すことが必要である。それがなく、大げさな修飾語とがんばろうでは、光が見えない。

 これで分かったことは、「若者は…」と若者ばかり責められているが、要するにオッサンが、広めているのではないか。コロナウイルスは、海外駐在員や海外旅行など海外由来であるが、その人が、こういうところに行って、広めているのだろう。

 パチンコ店は、ほとんど報告がないということで、確かに、黙々とハンドルを握って会話もないし、海外駐在員など、バーやクラブ、キャバレーとは客層が違うのかもしれない。

 そんなことで、よくわかったと思って、ヤフーニュースの市民の投稿を見ると、私の評価とまるで反対なのである。「こんな程度の会見ならやる必要がない」、「すぐに都市封鎖すべきである」、「パチンコが原因でないわけはない。利権がらみで、隠されている」・・・。

 意見は、いろいろあっていいが、私の感想とあまりに違うので、驚いた次第である。まちづくりでは、どうして、そんなに悪くとるの?、欠点は分かったけど、それを乗り越える対案は、どう思うの?という場面に出会うことが多くなったが、私がずれているのか、社会全体が、前向きさや創造性を失っているのか。

 柔軟性が乏しく、自分のことを差し置いて相手を責め、文句ばかりで対案がないのは、オッサンに多いというのが、体験であるが、心して、気をつけるようにしよう。
 
 新型コロナウイルスは、私の生活を変えたが、記念にまとめておこう。

 ・まず、我が家のウイルス対策は、とてもしっかりしている。これは私のリーダーシップではなく、連れ合いのおかげである。

 ・年度末から4月一杯は、フォーラムや研究会は、すべてなくなった。委員会も先送りになった。4月の下旬からはじまるが、実際は、どうなるか分からない。
 ・2月下旬以降、外食は一切していない。子どもたちが、誕生日の食事やろうと言ってくれたが、その誘いも断っている。
 ・私は、ジムにはずっと行っていない。ジムの費用の1万2千円は、もったいないが、仕方がない。
 ・2月下旬以降の濃厚接触は、スーパーのレジで、「一括にしますか」「はい」、「駐車券は必要ですか」「いいえ」のほか、この前、やむをえず市役所の窓口に行って、「ここに記入してください」「はい」くらいである。ただ、「ところで、そのマスク、どうしているの」「自分で買っているんです」「そりゃ、大変だ」との会話は、これは不要不急だったかもしれない。

 メリットは、
 ・「シビックプライド」、「熟議の市長選挙」の原稿は、随分進んだ。
 ・校正がじっくりできた。ゆこりんの「若者の地域参画」はゆっくりできた。次は、「定住外国人の活躍政策」であるが、これもゆっくりできるだろう。
 ・家にいるので、夫婦の会話は増えた。マロンは、いつもお父さんがいてくれて、とりわけハッピーそうだ。

 デメリットは、 
 ・話すのは、連れ合いとマロンのみなので、ただでさえ悪い活舌が、ますます悪くなった。ラインやメールで話している気になっているが、実際は話していない。
 ・明らかに運動不足で、タニタの体重計に乗り、夫婦で、今日は、筋肉量が上がった、下がったと一喜一憂している。


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2 コメント

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Unknown (マロン教授)
2020-03-31 19:14:32
たしかに、濃厚接触、不要不急ですね。
しばし、忍耐かな。
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ポスト・コロナのまちづくり (imai)
2020-03-31 14:51:15
ポスト・コロナのまちづくり論、まちづくりワークショップのメソッド開発が必要と思案しています。
まちづくり(ワークショップ)って、コロナ対策で言うところの「濃厚接触」、「不要不急」を大事にしてきましたからね。
あと、小池会見の評価ですが、法に基づいた自治体の権限(限界)に則ったもので、そんなに悪くはなかったと思っています。特に、クラスター対策班の西浦教授の現状解説がセットだったのは良かったと思いました。
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