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松下啓一 自治・政策・まちづくり

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▽二重のちゃぶ台返し(相模大野)

2015-07-25 | ゼミや大学のようすなど

 研究室には、いろいろな人がやってくる。

 まずはゼミ生である。ゼミのために、大学からはパソコンなどが投影できるゼミ室が割り当てられているが、そこを使ったことが一度もない。いつもゼミは研究室でやるからである。学生たちは、私の研究室をゼミ室と呼んでいて、ここがゼミ室である。どうしても、投影が必要な時は、私のノートパソコンを見ながらやっている。

 学生たちの不満は、研究室が汚いことである。何人かは、部屋の掃除をしたいと思っているようだ。手伝ってあげるともいってくれる。もうすぐ夏休みなので、その前に、こっそりと片付けて、学生たちをびっくりさせてやろう。

 ときどき、準ゼミ生がやってくる。就活などの悩み相談や一緒に行っている活動の打ち合わせなどが多い。そのほか、何となくやってきて、何かを話すわけでもなく、研究室で過ごしていく学生もいる。私も、時々、ポツリと話しかけるが、私は私の作業をやっている。

 市役所の人たちも多い。そんなに多くの委員をやっているわけではないが、会長職を引き受けているので、その打ち合わせにくるのである。役所の人は、3人くらいでくるのが普通であるが、手持ち無沙汰な1名は、研究室の中を見回している。きっと乱雑な部屋だと思っているのだろう。やはり部屋の掃除をしよう。

 来客から、学ぶことも多い。今週、葉山町から4名の職員がやってきたが、あらためて協働の基礎を確認する機会となった。私も忘れていたことを思い出す機会となった。そうか、こういう基礎から話す必要があるのだと、あらためて感じることができた。忘れないうちに、きちんとメモしておけばいいのだろうが。

 ゼミ指導に来てもらった今井さんからも、久しぶりの二重のちゃぶ台返しの話を聞いた。二重のちゃぶ台返しとは、市民が決めた案を行政がひっくり返し、今度は、行政と市民とで決めた案を議会がひっくり返すことである。自治基本条例の初期にしばしばあった。ただ、今はすっかりなくなり、絶滅危惧種になったと思っていた。よく市民参加や協働が進んでいるのだろうかと問われるが、ちゃぶ台返しの例を見て分かるように、やはり進んでいるのである。

   絶滅危惧種といえば、土用の丑の日、うなぎを食べた。絶滅の危険があるので、食べないほうが、いいと言うのが私の意見であるが、蒲焼きになってしまったあとなので、食べてあけるのが供養だというのが、連れ合いの見解である。その論理は、やや疑問であるが、素直に従うことにした。

 来週はテスト。問題も考えた。そのあとは夏休み。その前に研究室の掃除をしよう。

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