
前期の試験真っ最中である。地方自治論は、若者政策を出した。
先生によってさまざまであるが、私は、授業で取り上げる内容を毎年、変えている。だから、出来不出来の差が出ることがある。一昨年、地方自治を風土や歴史から取り上げた時があったが、これは自分でも面白かった。講義録が散逸してしまったのが、残念であるが、もう一度、チャレンジしてみたい。
今年は、若者政策である。授業としては、残念ながら、竜頭蛇尾の感は否めなかった。つまり、政策の必要性は、さまざまな問題の縮図なので、詳細に議論できるが、実際の取り組みの段階等に移ると、新城市や相模原南区、金沢市くらいになってしまって、要するに厚みが足りなく、迫力がなくなった。それだけ、これからの政策ということなのだろう。
今日は、ボランティア論の試験である。ボランティア論も、毎年、重点を変えて講義している。今年は、講義の大半を有償ボランティアにあてた。有償ボランティアについては、異論も多いが、ドイツの兵役拒否の代わりのボランティアに行く制度は有償だったし、日本にも福祉有償運送など、有償の制度はかなりある(ちなみに、ドイツは、ドイツ統合や東西冷戦の終結を受けて徴兵制を廃止したので、兵役拒否代替制度は終了したが、この有償ボランティアン流れは、次の制度にも引き継がれている)。
有償ボランティアについては、賛否が分かれるので、答案を見るのが楽しみである。試験は、今日で終了で、明日からは、夏休みに入る。ただ、ゼミは、夏休みでもやります。