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松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆オルソン問題に負けない自己有用感の高め方

2022-10-14 | 自治会・町内会、オルソン問題を考える
 オルソン問題を乗り越えるひとつが、自己有用感を高めて、自信を持つことである。
 
 自己有用感は,他者から役に立った,喜んでもらえた,必要とされたと感じ る感情であり,相手の存在なしには生まれない感情である 。日本人の場合、自己有用感の獲得が、自己肯定感や自尊感情の獲得につながる場合が多い。

 自己有用感の高め方には、次のようなポイントがある。
(1)他者から気にかけられている・・・他者が声をかけ、気遣ってくれることで,自分も他者 に気にかけられる存在であると認識することで自信が生まれる。
 まちの人からの何気ない声かけ・あいさつ、役所の人からの励ましのほか、家族からのちょっとした言葉も元気のもとになる。

(2)他者からの受容・・・まちの人や行政等から、わかってもらえている、感謝されている、支えられていると感じることにより自信が生まれる。まわりの理解、まわりの支援が元気のもとになる。

(3)他者とつながる安心感・・・一緒の仲間、同じ活動をしている仲間、行政とのつながりより生まれる安心感や自信である。仲間同士の交流の機会、仲間とと悲喜を共にする機会、行政との連携が、元気のもとになる。

〈4)他者と支えあっているという信頼関係・・・同じ活動をお互いに支え合いながら行っていることから生まれる信頼関係が自信につながる。絆の構築である。

(5)まちのために役に立つ満足感・・・頼られ、感謝され、礼を言われることで、まちのために役に立っていることを実感し,気持ちが満たされることで自信が生まれる。顕彰は分かりやすい例だろう。

 これらを基本に、具体的施策を考えていけばよいだろう。

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