松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆チャットGPTで論文を書いてみる

2023-05-03 | 1.研究活動
 はやりのチャットGPTで論文を書いてみた。

 たまたま使ったのが,bingチャットなので、これがどのくらいの水準なのかは、よくわからない。

 協議会型住民自治組織をテーマにした。

 まず定義から調べてみると、代表的な都市センターの定義から出てくる。検索サイトのトップのほうから、出てくるのだろう。自治体の定義なども出てきて、あっという間に概要をつかむことができる。

 すごいのは、次から次に、関連することが出てきて、それを検索すると、また回答がある、要するに、これらをつなぐと、あっという間は、1万字くらいの「論文」になるようだ。

 これは学生たちが、レポートを書くときに使いそうだ。テーマに関連することが思いつけばいいし、思いつかなくても、次から次に、つながりの論点が出てくるので、それを調べていけば、あっという間に1万字だと思う。

 内容的にも、多くが自治体やきちんとした組織による説明、あるいは代表的な論文なので、間違いはないようだ。横須賀市は、仕事にこれを採用するということであるが、自ら、体系的に考える必要がないので、スピードアップは図れそうだ。

 では、私が本を書くときに使えるか。

 まず、印象であるが、コンピュータが出す結論は、間違いではないが、ピントこないのである。モコっとしている感じである。寄せ集め感が満載といった感じだろうか。

 これを使うと、同じような文章の論文が乱立するのだろう。著作権などの問題もあると思うが、学生のレポートだと、同じようなレポートが次から次に出てきて屋になってしまうだろう。これを研究者がやったら、アウトなので、その面では使えないということだろう。

 論点抽出に使えるか。参考にはなるだろう。でも、自分の関心テーマや自分なりの視点で論文を書くので、その切り口をきちんと持たないと、使いこなせないと思う。

 もうひとつネットに載ってないことは、出て来ないというのが決定的な弱点である。若者政策で検索すると、初歩レベルのものしか出て来ず、まったく物足りなかった。

 あくまでも概要をつかむときには、有効な方法というのが今のところの感想である。ただ、これはbingチャットを使ったからで、もっと精度の高い、有料のサイトならば、いい線はいくのかもしれない。

 おそらく、早晩、個人の論文や本をこのチャットGPTは、越えていくのではないか。将棋も今は、コンピュータのほうが強いらしい。同じように、きっと越えていくだろう。ただ当面は、自分なりの切り口で、何とかやっていけそうだ。

 なお、産業政策のツールとしては、チャットGPTは避けて通れない。日本は、匠の国、名人の国だから、こうした機械的なツールは、馬鹿にされがちであるが、匠や名人ではない人がほとんどなので、誰でも一定の水準の答えが出せるツールは、必要なのだと思う。政府は、出遅れないように、がんばってほしい。

 追伸
 マイチャットGPTというのはないだろうか。私のパソコンのなかには、これまで書いた論文やノートがあるが、それがどこにあるのか、探すのが大変である。いいことを書いたのだけど、それが見つからないということがある。私のコンピュータ内でチャットGPTがあって、言う通りに探し出して、並べてくれるものがあったらいい。それなら、オリジナルの論文が書ける。
 あるのだろうか。


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1 コメント

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Unknown (imai)
2023-05-26 23:50:20
企業向けなので個人で使えるかわかりませんが、Microsoftが今度出すMicrosoft365copilotは、クラウド上のデータベース(例えばこれまで松下先生が書かれた多くのテキストデータ)を、Word、PowerPoint、ExcelとAIを統合することができるようです。
まさに「追伸」に書かれていたような、これまでの蓄積を活かした論文や原稿の自動生成ができるかもしれません。
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