松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★協働のまちづくり(飯南町)

2013-03-10 | 2.講演会・研修会
 島根県飯南町で協働のまちづくり講演会があった。
 島根県飯南町は、出雲から広島に抜ける街道沿いにある町である。私は広島から行ったが、中国自動車道を三次で降りて、そこから国道54号線を行く。県境の赤名峠を抜けると飯南町で、その中山間地域研究センターで講演会とその後の事例発表があった。
 テーマは、まちづくり基本条例である。なぜ、まちづくり基本条例をつくらないといけないのかについて話をした。副町長さんが「自信がついた」と言ってくれた。何よりである。私の話のあとの参加者からの質問意見が良かった。自治の基本を押さえた理路整然とした質問が続き、気持ちの良いやり取りとなった。あらためて日本の市民力の高さを確認した。
 こうした中で、ぜひ頑張ってもらいたいのは、自治体職員である。自治体職員の頑張りが市民に伝播するからである。これは地方の場合、それが特に顕著である。その意味で、今回の講演テーマである「なぜまちづくり基本条例をつくるのか」、その基本を職員間で、今一度、確認してほしいと思う。
 講演会の前、飯南町にある「森のホテルもりのす」に案内してもらった。県民の森の中にあるホテルで、森林セラピーの拠点となっている。ホテル内も木の香りと、ストーブのぬくもりで、確かにリラックスする。しかも、このホテルを運営しているのは、Iターンで、都会から来た人たちで、若い人が頑張っているのは気持ちが良い。
 お昼は、ミセスロビンフッドというこじゃれたレストランで食べた。薬膳・野趣料理ということであるが、なかなかどうして、おしゃれなレストランである。最近は、どこの地方に行っても、こうしたお店が目立つようになった。特に、地方でうまいのはパンで、本当に上手い作り手がいる。食事は、副町長さんとご一緒したが、私と同世代ということもあって、大いに話が弾んだ。
 今回の講演会をコーディネートしてくれたのが、株式会社ぎょうせいのMさんである。数年前に広島の女子大を出たということで、年齢も私の娘と同じくらいのようだ。朝、広島のホテルへ来てもらい、帰りの出雲空港まで、一日ずっとお世話になった。考えてみると、私を出雲空港に送った後、また広島まで帰るということで、そこまで気が付かず、悪いことをしてしまった。また、道の駅やあちこちで、いちいち、停車して、蕎麦やシイタケ、パンなど、こまかなお土産を買う講師に閉口したのではないか。お詫びになるか分からないが、Mさんは、彼氏がいないということなので、このブログを借りてPRしておこう。
 飯南町における経済効果であるが、買ったのは、シイタケ、パン、漬物、蕎麦、森のセラピーCD等々といったものが中心で、点数は多いが、金額的には、きわめて限定的であった。






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2 コメント

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ぎょうせいMです。 (ぎょうせいM)
2013-03-11 14:02:08
昨日は、遠いところからお越しいただき、本当にありがとうございました。
ブログにもご紹介いただき、ありがとうございました。
まさか、彼氏がいないということまでPRしていただけるとは・・・(笑)

飯南町様には、毎週1回は通わせていただいてます。みなさん快く迎えてくださり、飯南町全体が私にとってセラピーの場所になっています。

松下先生のお話を聞いて「まちづくり」に対する考え方が深まりました。私は飯南町の住民ではないですが、第三者として何ができるのか、どういったお手伝いができるのか、もっと考えていきたいと思っております。


また、島根にきていただけることを楽しみにしております。

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お世話になりました (マロン教授)
2013-03-11 20:49:47
 随分とお世話になりました。
 PR効果を期待していますよ。効果が出たら教えてくださいね。
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