
神奈川県下の自治体職員と空き家問題を考えている。第6回の会議があった。
1年間の検討期間のなので、半分を折り返したところであるが、進捗は極めて順調のようだ。月1回の研究会では、研究日の間で足踏みしてしまうことが多いが、この研究会では、その間に、一段でも二段でも進むという「不思議な」現象が起きている。
その秘密のひとつが、この研究会では、メンバー間で電子会議室をうまく使っていることがあげられる。研修センターが運営する電子会議室があり、そこに積極的に情報や資料を出し、提案などもなされ、さまざまな意見交換が行われているからである。
電子会議室については、10年以上前、藤沢市の電子会議室を調査し、本を出そうと、ずいぶんと原稿を書いた。当時、たくさんの電子会議室が開設されたが、大半は落書き程度で終わってしまったが、藤沢では、政策提案まで議論が深まっていた。障碍者が外出できるような地図づくりを藤沢では電子会議室がきっかけで作ったが、その成功の秘密をずいぶんと調べたものである。結局、このシステムを運営している人たちが、本を書いたので、私自身が本にすることは止めたが、興味深い内容だった。
当時、電子会議室は、市民参加型の政策形成システムの新しいツールになると考えたが、10年以上たった今日では、だいぶ色あせてしまったようだ。
今回の研究会で、電子会議室が有効に機能しているが、そこに成功のヒントを見つけることができるだろう。
①メンバー間の顔が見えるということである。電子会議室と顔が見える関係というのは、矛盾しているように見えるが、電子会議室のような会議方法は、誤解が生じやすいのはいうまでもない。相対ならば、厳しい物言いでも目が笑っていれば、その思いが伝わるが、文字だけでは、まさに文字面だけで判断されるからである。信頼・連携というソーシャルキャピタルが、この電子会議室では、より必要とされる。この研究会では、月1回の会議や頻繁に開かれる懇親会が、ソーシャルキャピタルを醸成しているのだろう。
②事務局の力量である。藤沢でもそうであるが、電子会議室は運営の事務局次第である。この研究会では、担当のUさんやCさんが、まめに進捗をフォローし、投げかけを行っているが、それがこの電子会議室の敷居を低くしている要因だろう。そして、なによりもお二人の持ち味(キャラ)が、ソーシャルキャピタルを醸し出す要因になっているのであるが、これは当のご本人たちは、気が付いていないであろう。
ちなみに、研究会におけるTさんとCさんの掛け合いは秀逸で、研究会の楽しみの一つであるが、これは言葉をいくら尽くしても、皆さんにお伝えできないのが、残念である。
1年間の検討期間のなので、半分を折り返したところであるが、進捗は極めて順調のようだ。月1回の研究会では、研究日の間で足踏みしてしまうことが多いが、この研究会では、その間に、一段でも二段でも進むという「不思議な」現象が起きている。
その秘密のひとつが、この研究会では、メンバー間で電子会議室をうまく使っていることがあげられる。研修センターが運営する電子会議室があり、そこに積極的に情報や資料を出し、提案などもなされ、さまざまな意見交換が行われているからである。
電子会議室については、10年以上前、藤沢市の電子会議室を調査し、本を出そうと、ずいぶんと原稿を書いた。当時、たくさんの電子会議室が開設されたが、大半は落書き程度で終わってしまったが、藤沢では、政策提案まで議論が深まっていた。障碍者が外出できるような地図づくりを藤沢では電子会議室がきっかけで作ったが、その成功の秘密をずいぶんと調べたものである。結局、このシステムを運営している人たちが、本を書いたので、私自身が本にすることは止めたが、興味深い内容だった。
当時、電子会議室は、市民参加型の政策形成システムの新しいツールになると考えたが、10年以上たった今日では、だいぶ色あせてしまったようだ。
今回の研究会で、電子会議室が有効に機能しているが、そこに成功のヒントを見つけることができるだろう。
①メンバー間の顔が見えるということである。電子会議室と顔が見える関係というのは、矛盾しているように見えるが、電子会議室のような会議方法は、誤解が生じやすいのはいうまでもない。相対ならば、厳しい物言いでも目が笑っていれば、その思いが伝わるが、文字だけでは、まさに文字面だけで判断されるからである。信頼・連携というソーシャルキャピタルが、この電子会議室では、より必要とされる。この研究会では、月1回の会議や頻繁に開かれる懇親会が、ソーシャルキャピタルを醸成しているのだろう。
②事務局の力量である。藤沢でもそうであるが、電子会議室は運営の事務局次第である。この研究会では、担当のUさんやCさんが、まめに進捗をフォローし、投げかけを行っているが、それがこの電子会議室の敷居を低くしている要因だろう。そして、なによりもお二人の持ち味(キャラ)が、ソーシャルキャピタルを醸し出す要因になっているのであるが、これは当のご本人たちは、気が付いていないであろう。
ちなみに、研究会におけるTさんとCさんの掛け合いは秀逸で、研究会の楽しみの一つであるが、これは言葉をいくら尽くしても、皆さんにお伝えできないのが、残念である。