功名が辻「出世脱落」。
やっと一城の主となると信じていた一豊だが、
期待を裏切られて帰ってくる。
迎えた千代の巧みなこと。ああ、できやしないよ。あんな対応。
今日のツボは、一豊の母・法秀尼。
最初は一豊に、好きなように言いたいことを吐き出させ、
愚痴が原因で解脱したいと言っていたことに対し、
非常に厳しかった。
愚痴から離れるためには死ぬしかない、と親が子に迫るというのは
あの時代だからこそだが、深い言葉だと思った。
差し出した父の太刀を鞘から抜いた母を止めた千代。
千代もまた、一豊が逝くなら先にあちらでお迎えしなくては、と
刃物を手にする(けなげ~)。
もちろん一豊がやめさせて丸く収まるのだが、
この三人のシーンは迫力があった。