帰り道の横断歩道。
信号待ちをしていると、右方向から大型トラックが目の前を通過。
若い男性運転手がニコニコ顔で電話をしながら、交差点に入っていった。
運輸会社の看板を背負いながら、危険なことをしているなぁと
その横顔をじっと見た。
ずっと一人で運転をする仕事は、孤独な側面もあるのだろう。
携帯電話で話しながら仕事ができたら、楽しいに違いない。
しかし、万一のことを考えて運転中の通話は控えていただきたいと思う。
そんなことを考えながら歩き出し、次の横断歩道。
信号が青になる。両側に待機する人・自転車が一斉に動き出す。
正面から、おじいさんが自転車で向かってきた。
この横断歩道にはサイドに自転車用の横断スペースがあるが、
そういうことはお構いなしにストライプ部分をズンズンと迫ってきた。
やっとこちらに気付いて、目を丸くするばかりか、
口まで丸くして驚いた顔をしていた。
さらに進み、やがて次の信号に差し掛かる。
ここには、秋の全国交通安全運動の、立て看板が置かれていた。
書かれているスローガンに「なるほど」と納得する。
(帰宅後)
交通安全運動について、ネット巡りをしてみることに。
期間は9月21日~30日。
秋の運動基本は、
・高齢者の交通事故防止
そして、
・夕暮れ時の歩行者と自転車乗用中の交通事故防止
・シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
各地により、
・飲酒運転の撲滅 ・めいわく駐車や放置自転車の追放
などが掲げられているようだ。
スローガンも各地によってさまざま。
「あぶないよ 昔とちがう からだと道路」(長野)
高齢者といえども意識の若い方々がたくさんいらっしゃる。
それを気付かせてくれるものだが、憤慨の声も聞こえてきそうだ。
でも、この標語、気に入ってしまった。
「ゆずろうよ みんなもいつかは 高齢者」(千葉)
この精神を忘れずにいれば、交通事故防止だけでなく、
優しい社会になることだろう。
こちらも、思わず口ずさんでしまうほどだ。
家族にこの交通安全運動の話をすると、TVでもその話題が放送されていたそうだ。
夜道に反射する服(?)が紹介されていたとか。
服の他に何かないのかを、調べてみた。
すると、交通安全用品として反射材を使った製品がたくさんあることがわかった。
例えば
安全用品・防犯パトロール用品~(株)ナカネ
キーホルダーや手に巻くタイプのものが手軽でよいのではないだろうか。
10日間という短い間ではあるが、この交通安全運動、ずいぶん力が入っていると思う。