UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第三話Part2

2024-07-21 18:19:58 | 日記
 一体何が起こってるのか? あの日……悪魔が暴れて、それが終息した日から段々と話題も落ち着いて行ってた。界隈では今でも活発に議論がされてるが、一般的には落ち着いてきてたんだ。なにせ毎日何かの話題が上がってる。ニュースとはいつでもどこにでもあるんだ。なにせ世界は広いから。
 
 たった一つの場所で起きたことがいつまでも話題の最前線にある……なんてことはない。それでもあの出来事は持った方だろう。なにせ賞味一か月くらいは色々とテレビでもネットでも語られてた。特集を組む局、インフルエンサーも多かった。草陰草案とかアンゴラ氏には何度も何度もオファーがあったらしい。それに桶狭間忠国へも。
 それに映像ではそこまで活躍してなかったミカン氏とかにもそんな話は来てたらしい。そして最後まで配信してた大川左之助たちのチャンネルにはさばききれないほどのコメントが来てた。あの配信のアーカイブにもそうだし、あれから上げた動画、配信するたびにあの時のコメントがきてた。
 けど不用意に大川左之助たちはそれに触れないようにしてた。最初にそういう声明の動画を出して、後は全スルーである。そこは流石、対応の仕方をわかってる感じだった。一番の当事者で、そして一番ネットに近い彼らが黙ってたし、草陰草案はそもそもが既にVIPみたいな感じで、さらに周囲の警護は厚くなったし、彼女もしゃべらない。アンゴラ氏達も口裏を合わせたようにだんまりだった。
 なので話題も徐々に下火にはなっていってた。このまま「あんなこともあったよね」とか言われるときも来るかもしれない……とか当事者たちは思ってた。でも一度晒された力は、もう深い深い場所にいることはできなくなってたみたいだ。
 
 せっかく下火になってたところにそれは起こった。ある日、それは観測された。アメリカのニューヨーク州のある公園でだ。そこで遊んでた子供だった。元気に走り回ってたその子は突然立ち止まって自身の手を見てた。どうしたのだろうか? と友達が声をかけた。次の瞬間だ。
 その子は炎に包まれた。けど燃え尽きたわけじゃなかった。彼は体中から炎を出すことが出来るようになったんだ。そのせいでその公園は消失した。けど奇跡的に被害者はいなかった。けどその子は泣き叫びながら炎を出しながら歩き続けた。消防隊が無理矢理ホースの水をかけることで気絶させることが出来たが、その映像は沢山ネット上に上がってる。
 さらにそれだけじゃない。至る所で、力の目覚め……それは起きていた。世界は……いや、人類は新たなステージに入ったんだと語るお偉い人がいたとかいなかったとか。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 28

2024-07-21 18:13:23 | 日記
 私はこの船のセキュリティであった蜘蛛たちを得た。まあ実際蜘蛛である必要性はない。私は勉強も兼ねて蜘蛛を別の生き物に変えてみる。G-01の中に色々な生き物の情報があったし、私はとりあえず蜘蛛じゃなくて鳥にしてみた。小さくてかわいい雀の画像を拝借して、ここのセキュリティの存在へと置換させる。すると私の周りに白い雀がパタパタと出てきた。
 
 うんうん、私のビジュアル的には黒い蜘蛛よりも白い鳥でしょう。そして私は手を前に出していうよ。
 
「いってきて」
 
 すると私の周囲から一斉にたくさんの雀が翼をバサバサと羽ばたかせて飛び出していく。彼らに新たな役目を与えておいた。私の目的の記録デバイス。それを見つけさせるのだ。私がいちいち進むより効率いいでしょう。
 セキュリティを通して、いろいろな場所もハッキングしまくれるしね。でもどうやら一応更に強いセキュリティ部分……完全に分離してそうな場所を見つけてるからきっとそこだとは思う。
 無理やりこじ開けても良いんだけど、それをやってしまうと最悪中のデータを消去されるという恐れがね……ある。最終手段だけど、それをやられても困る。まあ実際、この船のデータがどれだけ有益かなんてのはわかんないし、実際G-01はかなり進んだテクノロジーで作られたロボットだから、この船の技術水準的には得られるものは少ないだろうって予測はしてる。
 
 それよりもアイとかが知りたいのはきっとこの船の記録なんだろう。なんでこんなところで難破することになってしまったのか。いくつかのデータが有れば、もしかしたらメタリファーがなんでこんなに船を集めてるのか……それがわかるかもしれない。あと、私達をなんでここに呼んだのか? とかね。
 
「もしかしたらメタリファーは私達もここのコレクションに加える気? って可能性も」
 
 私はそんなふうに考えてブルッと震えた。流石にないと思いたい。だってここには船……というか飛行機的な、何やら人というか生命体を乗せて移動する形状のものしか……いや待てよ。
 
「G-01だって私という生命体を乗せてるじゃん」
 
 私はとんでもない事実に気づいてしまったかもしれない。