「約束?」
なんのことだろうか? けど実際、この場所が何なのか実際謎だし、その約束――とかがこの場所と……この場所に沢山の世界の『船』をため込んでるのに関係があるのかもしれない。
『私は最後のあいさつに行こう。あの存在も解放させないといけない』
そういって『彼』は消えていった。色々と気になる発言があった。どうやらソードコアが彼の研究対象ではなかった事もそうだ。ソードコアはG-01を大幅に強化してくれたはず。今はその進化を発揮することは出来ないけど、これからを考えたらソードコアになったのは間違いなくありがたいことだと思う。
「彼の最後を見に行きますか。研究成果も気になりますからね」
そんなことをいってアイのホログラムが消えていく。私も彼が何をするのか気になるから外の様子を確かめる事にする。それに……だ。私はソードコアの前にこの船のシステムを全て受け継いでる。なので道を開くのも簡単だった。この中心まで来るのにかなり苦労したが、全ての権限があるのなら煩わしいセキュリティーなんて関係ない。
システムで自在な道を作って、その扉を外郭である円盤状の所に繋げる。そして円盤を回転させて全ての入り口を直結することで、最短で外への道を開いた。
『行きましょう』
私は勇者たちをG-01で抱えて外にでた。そこには大量の目玉たちがまたいた。けど攻撃的ではない。寧ろなんか歓喜してる? どうしてそう思ったのか……というと彼らの目玉がゲーミング的に光ってるからだ。だからそれは歓喜――を現してるのかなって……そう思ったのだ。
華々しくて目が痛い。てか目玉たちを生産してるのはこの円盤だから今や主は私はではないのか? どうみても私以上の待遇ですけど? いや、別に目玉の待遇の差? に不満はない。だって別にほめそやされたい訳じゃないし? だからまあいいよ。てかこんなのメタリファーだって迷惑じゃない? こんな事をして喜ぶ奴ではないだろう。
とうのメタリファーは全くもって目玉を気にしてはないけど……
「ありがとう。感謝する。さあ受け取ってくれ」
ホログラムの彼。その彼の合図で円盤から何かが射出される。それは小さな瓶? 何なのかはわからない。それをメタリファーが受け止める。メタリファーもわかってたんだろう。たってメタリファーに触れるのは大変な事だ。なにせメタリファーは時空間を操れる。
そんなメタリファーに当たったという事は彼が受け入れてたということ。きっと彼とメタリファーの間で交わされた契約なんだろう。それがさっきの瓶。いやあの瓶に入ってた何か……だよね。
それをメタリファーは受け入れている。私達は何が起きるのかを見守るよ。
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