期せずしてバトルの渦中に・・・

2009-10-18 22:08:34 | 現在進行形の甲府暮らし
夜9時ごろ、コンビニの前を珍しくチャリで通りすぎていると
地元の高校生?と思しき、若い男の子が何人もたむろしていました・・・・

ここにも生きがいのない人たちが・・・・

大人(なのに)のバレエ・・・レッスンに行くと、こんな田舎でも
これほどまでに”生きがい”を求める人たちで溢れている・・・という
事実に驚かされます。日本がそれだけ豊かな社会になったということですね?

大人のバレエ教室は、孤独と生きる無意味さにさい悩まされる主婦やOLの、ある意味中世の教会みたいな、ありがたいところなのです。

実は、わたしが選んだ先生が最も嫌う教え方のスタイルが、『大人のバレエ』スタイルなのです。つまり先生は大人のバレエをやる人たちは、ただ真似して終わりに終始しているのだと信じています・・・。

その先生は、盲従型・・・先生に習う限り絶対服従・・・水も飲ませない。
でも先生のやり方で得るものもあるのです・・・そういう先生が言うには大人のバレエを『なんて無責任な!』

一方の大人のバレエ専門の先生は『一生続けるバレエ』が標語・・・とにかく先生は人に囲まれています・・教祖って感じですね・・・

実は日本女性ならすべからくバレエをすべき!というくらいバレエはカラダに良いのです。
姿勢は良くなる、内股が治る、骨盤関係の不具合がなくなる、重心が正しい位置に来て、腰痛や肩こりが無くなる、
生理痛が軽くなる・・O脚が治るなど数え切れないメリットがあります…今日なんて妊娠しやすくなる、なんて言われました…それはいわばバレエの副次的効果・・・・・・生きがいがない女性に生きがいを与え、一緒に頑張っていくことは、やっぱりそれはそれで、素晴らしい活動です・・・だから飲み会もあるんですが・・・

一方でバレエのバレエたるところ、なぜそういった副次効果があるか?ってところ、真髄といったら良いでしょうか?
は実際には趣味程度では達成できません。毎日毎日しっかり自分に向き合って感じて体得できる奥義なのです・・・それを教える先生は生徒には特別な思い入れがあります・・・ただなぞるだけのバレエではなく、”マジ”のバレエです。(なぞるだけでも効果があるのがすごいっていうのは別として)

マジのバレエのややこしいところは、真髄である軸ができていたからって、けっして、素人目にキレイだとは限らないってことです・・・
でも軸ができていればいつかはきれいになるが、軸ができていなければけっしてキレイになることはない・・・軸がなければ絶対にその上はないのです。

だからこそ軸が重要なのです。小手先の業でなく一番重要なところをはずさないこと・・・

でもそういったことは趣味程度の時間を割くのでは到達できない。だから大人を
教えることが長い先生は次第に諦めていきます・・・大人からバレエを愛するようになった人に対して、総合的なまとまりを期待したほうが早いと諦め、基礎は外にでも、まじめな先生にはそれが邪道に感じられます。基礎ができていて、伸びしろを期待するか…見た目重視か?そういうところになるのですが・・・・

わたしは知らずに、真っ向から対決中の2人の先生のクラスを同時受講することにしてしまったよう・・

2人が和解することがあれば、それが本当は一番いいのでしょうけれど・・・・・

子供を教えているかぎり、シンプルだった苦悶は大人という技量に限界がある
素材が来たとたん複雑に…

もしかして、日本の食材を前にしたフレンチのフェフも同じような心境だったかもしれません・・・・・・・


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2 Comments

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はじめまして (テトラ)
2009-10-20 00:43:54
はじめまして。
テトラと申します。
半年前の記事でしたが、熊本的価値観に感銘を受けましたのでコメントいたします。


私も熊本生まれで、高校まで熊本で過ごし、就職で大阪に来て、もう二十年近くなりました。

高校は谷八さんと違い、ごく普通レベルの実業校を卒業し、今は大阪のとある官庁に勤務しています。


私も強烈な熊本の偏差値管理教育を受けたクチですが、

ごく平均的な学校に通ったものとして、今思うことは、良く言えば開き直りでしたかね…。

就職校でしたから、受験がなく、リアルに少しでもいい条件の仕事を、って感覚でしたね、

就職というのも一概に成績順ではなく、ホテルマンなら容姿、先輩の実績も影響します。


当時の自分としては、家の事情もあり、堅い安定した仕事が第一で、官庁か警官志望でした。


官庁ならば、学校の成績や内申は関係ないですし熊本から逃げ出して、ゼロからスタートしたい思いがありました。


当たり前ですが、熊本の高校なんて大阪では誰も関心もない。
今までの部署には、大阪の超進学校や旧帝大出身の人も多々いましたが、仕事をする中で学歴や能力的なもので対応しきれなかった経験は、今のところありません。


これが熊本なら、多分一生、変なコンプレックスを背負って生きていたことだろうと思います。


大阪ではどうですかね?
対照的な放任平等教育で学力含め違う意味で考えさせられます。


谷八さんのブログを拝見して思いましたが、男性への痛烈な批判を含め笑知的な文章ですよね…。やっぱ熊高だなと個人的に思いました笑


長文失礼いたしました。ではまた。
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どうもです~ (OsakaHensyu 05)
2009-10-28 09:39:09
わたしにとって大阪は心のふるさと、ですね! 先日大阪に帰って、おばちゃん手段が、コムズガーデンの無料休憩エリアで、おみかん食べており、あまりにいいにおい。それを言うと『持って行き!』だって。 強くてたくましく優しい女性たちです♪
放任教育はたぶん、弱い人にはつらいでしょうね… 自己主張で苦手な人は声の大きい人にのされてしまうみたい。(伸されるって熊本弁?) 
山梨に来て思うのは、熊本や九州全体みたいな『田舎だし…』っていう思いがないことです。同じ田舎どころか、こっちのほうがよっぽど田舎なのにね(笑)
人のメンタリティとは不思議なもの・・・ 結局思ったとおりの人になるってことですね!
ということは、良い自己イメージを持つのが大事で、ある意味大阪は肯定的な自我を持っているのが強みかな?と思います。
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