皮下注射で、白血球の低下を防ぐもの、を打ちに行ったのです。
抗がん剤の後のお約束、みたいなもんです。
毎日毎日、飽きずに暑い。
救急搬送された人も多い、と、院内で少し聞いたり。
なにしろ、入院生活が長いもので、どこかの階で同室だった方が、あちこちに「お知り合い」として存在するのだ。
今まで猫としか話さなかった生活が、いっきに知り合いが増えた、かっこうになっている。
看護師さんたちは患者のことは一切話さないけど、患者たちは違う。
知ってる顔をみつけると「しばらく~!元気だった~??」と、小走りに寄ってくる。
あぁ、生きて元気でらっしゃる、と、家族のように嬉しくなる。
元同室だった方、今まで体調が悪すぎて手術まで進めなかったのが、今日、手術すると決まった、という嬉しいお知らせも。
Nさん、良かったね、手術できると、あとは回復へまっしぐら、だからね^^♪
などと、教えてくださった方と一緒に喜んでたら、そちらが呼ばれて、じゃぁまた三週間後ね、と。
・・・・冷静に考えると、変な別れ方だ^^;;
しかし。同室の彼女、もう二ヶ月以上、待ってたんだな。。。。つらかっただろな。。。。(涙)
帰り道。
今年って、蝉の声、聞きました?とパパさんに尋ねてみた。
ん・・・・と、ちょっと考えて、「じゃ、帰り道は裏を通ってみる?」という提案。
うんうん、と思わず声が大きくなる。
裏道は、俗に言う、バイパス道路というか、農道。
少しだが、山よりに通っていて、車通りも少ないし、ほんの少しだが涼しいのだ。
この「ほんの少し」が、けっこう大事なのだよね^^
おぉ。
蝉の声、響いてくる!!
風の渡る音、葉ずれの響き。
空気も爽やか、青い匂いがする。
冷房を切って、窓を開け放つと、ひんやりとした空気が流れ込んでくる。
ねぇ、降りて良い?
良いですよ~^^
パパさんのお許しをもらったので、おっこらしょ、と、車外に出て周囲をゆっくり眺めます。
コンパクトカメラ、葉ずれや蝉の声を撮りたくて録画モードで回してました。
パパさんが、なにやら話しかけるので、つい返事したりして。
手頃な七夕飾りに出来そうな笹竹が、数本生えてまして。
七夕の頃は来れなかったし、今更持ってっても、竹が可哀想だよね、って話でしたが。
まぁ、紫陽花は六月の花と思ってたのに。もう八月なのに、いっぱい咲いてますよ。
花の季節は、けっこう長い。
さきの花たちは枯れかかっていても、次々、新しいものが咲き誇ってくる。
トンボさん、めっけ♪
ちょっと遠かった。切り取ったけど、ピント、甘いなぁ。。。^^;;
んでね、帰宅して、少し眠ってから、画像処理を始めたのですよ。
ふと、いつもなら処理中に手をつけない録画モードの画像を、ヘッドフォンつけて聞いてみました。
えぇ、蝉の声が入っているのか、確認したかった、から、なのでしたが。
ど・びっくり。
・・・・なに?この声!
聞き慣れたパパさんの声に返しているのは・・・
・・・・あたしの。自分自身の声でした。
なにしろ、肺を切除したあと、呼吸がままならず、なかなか声が出せなくなって。
一生懸命発声の練習、しましたよ。
最初はえっらいダミ声で。
はい、風邪を引いたあとの、あの「声が出ない状態」をご想像いただければ、と思いますが。
あんなのの、もうすこし短く、途切れ途切れ、を考えていただければ、だいたい当たるかな?と。
声が、思うように言葉として出るまでに、やや三ヶ月かかりました。
好きな音楽に合わせて、出そうと意識する。
そればっかり、やってました。声質なんか考えてる余裕、無かったですもん。
思う音が出る。
それを、つなぐ。
繋がった音が、言葉として羅列されている、のが理解できる。
他人に、自分の思う言葉が通じた時は、心底嬉しかった。
でも、自分の耳で自分の声を聞いていた、つもりが、機械を通した音と落差がある、ことに、今の今まで気づかなかった。
確かに、今までの声は出ていない、のは知ってました。
でも、もう少し、元からの声に近い気が、勝手にしてました。
元からの声、知ってますよ、カラオケとか昔行きましたもん。
録音した音声も、解ってました。
でも。
まったく「違う声」に、なってるなんて、知らなかった。
どんな声・・・・
うん。
単純な感想として言えば。
聞いたら、(わたしなら)瞬間的にぐーで殴りたくなる声、でした。
なんというか、その、「女が嫌いな、女の声」?
あまだるくて、胸くそ悪い、声。
道理でパパさんが、たまに、意味も無くむかついた顔をすると思ったよ。
うえ。
しばらく、他人様との会話は避けようと思いました。
治す方向で、頑張ります。。。。(げっそり)
もうすぐお盆なのだが、コロナの影響で来客は無いと思う。
助かった~、と、罰当たりなことを考えてしまう。
人生、何があるか、本当にわからんもんだなぁ。。。。とほほほ。
抗がん剤の後のお約束、みたいなもんです。
毎日毎日、飽きずに暑い。
救急搬送された人も多い、と、院内で少し聞いたり。
なにしろ、入院生活が長いもので、どこかの階で同室だった方が、あちこちに「お知り合い」として存在するのだ。
今まで猫としか話さなかった生活が、いっきに知り合いが増えた、かっこうになっている。
看護師さんたちは患者のことは一切話さないけど、患者たちは違う。
知ってる顔をみつけると「しばらく~!元気だった~??」と、小走りに寄ってくる。
あぁ、生きて元気でらっしゃる、と、家族のように嬉しくなる。
元同室だった方、今まで体調が悪すぎて手術まで進めなかったのが、今日、手術すると決まった、という嬉しいお知らせも。
Nさん、良かったね、手術できると、あとは回復へまっしぐら、だからね^^♪
などと、教えてくださった方と一緒に喜んでたら、そちらが呼ばれて、じゃぁまた三週間後ね、と。
・・・・冷静に考えると、変な別れ方だ^^;;
しかし。同室の彼女、もう二ヶ月以上、待ってたんだな。。。。つらかっただろな。。。。(涙)
帰り道。
今年って、蝉の声、聞きました?とパパさんに尋ねてみた。
ん・・・・と、ちょっと考えて、「じゃ、帰り道は裏を通ってみる?」という提案。
うんうん、と思わず声が大きくなる。
裏道は、俗に言う、バイパス道路というか、農道。
少しだが、山よりに通っていて、車通りも少ないし、ほんの少しだが涼しいのだ。
この「ほんの少し」が、けっこう大事なのだよね^^
おぉ。
蝉の声、響いてくる!!
風の渡る音、葉ずれの響き。
空気も爽やか、青い匂いがする。
冷房を切って、窓を開け放つと、ひんやりとした空気が流れ込んでくる。
ねぇ、降りて良い?
良いですよ~^^
パパさんのお許しをもらったので、おっこらしょ、と、車外に出て周囲をゆっくり眺めます。
コンパクトカメラ、葉ずれや蝉の声を撮りたくて録画モードで回してました。
パパさんが、なにやら話しかけるので、つい返事したりして。
手頃な七夕飾りに出来そうな笹竹が、数本生えてまして。
七夕の頃は来れなかったし、今更持ってっても、竹が可哀想だよね、って話でしたが。
まぁ、紫陽花は六月の花と思ってたのに。もう八月なのに、いっぱい咲いてますよ。
花の季節は、けっこう長い。
さきの花たちは枯れかかっていても、次々、新しいものが咲き誇ってくる。
トンボさん、めっけ♪
ちょっと遠かった。切り取ったけど、ピント、甘いなぁ。。。^^;;
んでね、帰宅して、少し眠ってから、画像処理を始めたのですよ。
ふと、いつもなら処理中に手をつけない録画モードの画像を、ヘッドフォンつけて聞いてみました。
えぇ、蝉の声が入っているのか、確認したかった、から、なのでしたが。
ど・びっくり。
・・・・なに?この声!
聞き慣れたパパさんの声に返しているのは・・・
・・・・あたしの。自分自身の声でした。
なにしろ、肺を切除したあと、呼吸がままならず、なかなか声が出せなくなって。
一生懸命発声の練習、しましたよ。
最初はえっらいダミ声で。
はい、風邪を引いたあとの、あの「声が出ない状態」をご想像いただければ、と思いますが。
あんなのの、もうすこし短く、途切れ途切れ、を考えていただければ、だいたい当たるかな?と。
声が、思うように言葉として出るまでに、やや三ヶ月かかりました。
好きな音楽に合わせて、出そうと意識する。
そればっかり、やってました。声質なんか考えてる余裕、無かったですもん。
思う音が出る。
それを、つなぐ。
繋がった音が、言葉として羅列されている、のが理解できる。
他人に、自分の思う言葉が通じた時は、心底嬉しかった。
でも、自分の耳で自分の声を聞いていた、つもりが、機械を通した音と落差がある、ことに、今の今まで気づかなかった。
確かに、今までの声は出ていない、のは知ってました。
でも、もう少し、元からの声に近い気が、勝手にしてました。
元からの声、知ってますよ、カラオケとか昔行きましたもん。
録音した音声も、解ってました。
でも。
まったく「違う声」に、なってるなんて、知らなかった。
どんな声・・・・
うん。
単純な感想として言えば。
聞いたら、(わたしなら)瞬間的にぐーで殴りたくなる声、でした。
なんというか、その、「女が嫌いな、女の声」?
あまだるくて、胸くそ悪い、声。
道理でパパさんが、たまに、意味も無くむかついた顔をすると思ったよ。
うえ。
しばらく、他人様との会話は避けようと思いました。
治す方向で、頑張ります。。。。(げっそり)
もうすぐお盆なのだが、コロナの影響で来客は無いと思う。
助かった~、と、罰当たりなことを考えてしまう。
人生、何があるか、本当にわからんもんだなぁ。。。。とほほほ。
こちらはヒグラシから、ミンミンゼミ、ツクツクボウシに替わってきました。
蝉ってあんまり好きな人いないけど、私は好きかも。だって夏の訪れを知らせてくれますもんね。
体調はいかがですか?
自分の声って、録音されてるの聞いて「私の声、大好き!」って人、まずそんなにいませんよ(笑)
私もなんか「何だこの声」っていつも思いますよ。
>・・・・なに?この声!
一瞬、なんかヤバい他の世界の声が入ってるのかと思って背筋がゾヨゾヨ!!
それにしてもデジカメで撮る写真てやっぱりキレイですよねー。
iPhoneも良い仕事すると思うけど、
やっぱりデジカメには劣っちゃうなー。
ものすごく良くなってる感じ伝わってきます(^^)b
山ってさ、紫陽花はまだまだ咲いてるしウグイスは鳴いてるし、なんというのかな、里みたいにチマチマしてない。
自分の声はキモい。大嫌い。アレなんでだろ?
声を職業にする人たちってすごいわ。
今日も良い一日でありますように(^^)/
今までには、無かったことで、最初戸惑いましたが、最近では
素直に甘えることに、しています^^;えへへ。
そういう一点を切り取った、だけでも、病気になって、悪いことばかりでもなかったかな、って思えるのです。
ちょっとご都合主義か?とも思いますが、ま、いいこととしてます^^♪
>一瞬、なんかヤバい他の世界の声が入ってるのかと思って背筋がゾヨゾヨ!!
ぎゃーーーー!!!
こっちまで、背筋がゾヨゾヨゾヨ!!!
考えてませんでした、申し訳なかったです、平身低頭、ごめんごめんごめん!!!です^^;;(大汗)
え?ご自分の声って、やっぱ、イヤですか??
皆様そうなのかなぁ・・・・??
うえぇぇぇぇ!!!だった、のですよ。
あたしは、昔々(小学校入学前から)声楽をかじってまして。
プッチーニの蝶々夫人を独唱、今でもできる、ってのが、ずっと気持ちの支えで。
そして、いつも発声練習とか欠かさず頑張ってました、陰で。
人様に聞かせるためなのではなく、自分の誇りとして、ソプラノの音域を守り続けてました。
今、高音域、全く出ません。練習は、しています、休まずに。
まだ無理だ、でも、きっと出る。
それを信じて、休まずにたゆまずに、声を取り戻します。
フリちゃん、ずっしり感、幸せの重みですね^^♪いいなぁ。
もしか春先の毛が少し残ってる(若い頃みたいに毛繕いできない、もしくはさぼってる)かも?
スリッカーブラシ、軽くかぁ~~~るく、なでる程度に、やってみたら喜んでくれるかも?
にゃんちゃんによってはラバーブラシの方が好きとか、人間用のシャンプーブラシがお気に入りって子もいるから、試してみたら楽しいかも?^^
意外と、しっかり「とれる」のが、人間がゴム手をはめて、すりすり、したげること。
でも、痛がる子も居るから、様子を見つつだね~~。
と、お休み中に、なんとかふれあえて、楽しめるアイデアを。いかがでしょう??
もう知ってるか、あは、笑って許して~~^^;;えへへ。
これ読んで、しばらく泣いちゃいました。うれし泣きというか、感動というか。
わっかんないだろーなー、と思いつつ。
実は抗がん剤やってても、良くなってるものかどうか、の確証が持てなくて。
点滴痕に、ただれが出てまして、なかなか治らず。心細く情けなく。
もう、あと1クールなのに、止めたくなってました。。。。と、泣き言をば言ってみる。本音。
でも、傍目に良くなってる感があるのなら、きっと、大丈夫!!
まだ時々思いがけずふらついたりするので、不安ばかりなのですけれども、先を見て行く勇気、もらえました。
ありがとです。ありがとです。ほんとうに。
山、いいよね~~~、心が、自分が野生動物だった頃に戻れる。
さまざまな音のシャワーの中、耳を澄ませ、空気を、まるで粒のように味わえるもの。
え?うさぎさんも、自分の声ってキモい、って感じること、あるんですか??
ひょーーーー、なんか新鮮な驚き。
いや、好きな声ってのも、出せるんだと思いますよ、きっと。
声の、いろんな面白さを知れば、自分の声が好きになる。うん。
ちなみに、あたしの声(元々の、ね)を音域下げて男性用に発声すると、息子の声と同じになります。
大発見、でした。
息子とあたしは、声帯の形が同じなのだなぁ、と、ささやかな感動を覚えた日を、今でも覚えています^^
なんて、要らない情報でした^^;;てへへへへ。
生きて聞こえるのは幸せ
関係ないけど、最近オリンピックで流れる桑田佳祐の歌を彩女さんの応援かとして歌っている(笑)
あたし、欲張りだから、もう一声、って、思ってしまう^^;;
気長に、やってみるわね^^
生きてるうちに、戻ればいいな、くらいの。
手の甲に、抗がん剤に負けたただれができてるの。
昨日の診療ではね、発生した直後なら、手の打ち様があったんだけど、ここまで悪化すると
もう、時間をかけて気長に薬塗って、治るのを待つしか無い、って。
もし、このまま薬に負けて、手の甲に穴が開いたとか手を片方切り落とす、なんてことになったら、て、怖いことまで考えてしまって、自分が嫌いになっちゃう。。。(TT)
サザン!!オリンピック見てないから知らなかった^^;;
何の曲がかかってるの?
ありがと、すごく嬉しいわ、元気出る~~~!!!
ご主人のやさしさが感じられました。
かく言う私も、主人が三か月の入院後、自宅に帰る前に
「桜でも見て帰る?」って聞いたら「ああ、そうだね」との返事があったので、
市内で有名な桜を見に行きました。
見てからの帰り道、「ありがとう♪」と主人が言うので
喜んでくれたと、私も嬉しく思ったことがありました。
自然の中の花や虫たちは、入院生活とは無縁のものですもんね。
otikomiさんも連れて行ってもらえて良かったですね!(^^)!
声はぼちぼちと練習していって下さいね。
私も自分の声を聞いたことがありますが、
自分の嫌いな声でした~(>_<)💦
旦那様、嬉しかっただろうなぁ。。。。
男の方は、あんまり心持ちを表現なさらないみたいですけどね、きっと、上を向いて、涙をこらえ、声が震えるのを押さえて、の
「ありがとう♪」という短い言葉だったのではないかな、と推察^^
奥様の優しさを、あらためてありがたく心に刻んだのだと。
あたしも、うっかり、嬉しすぎて泣きそうだったもの。内緒ですけど。
本当にね、入院していると、身近に、いろいろな方々が見えてしまって。
生きて健康を保つって、決して楽なものではない、って、身にしみてしまいますもの、ね。。。
ベッドのままレントゲン、とか、何日も点滴続き、とか、食事制限とか、院内では当たり前のことで。
越後美人さんと一緒の桜見物、どんなにか、どんなにか嬉しかったことか。
風邪くらいしか経験が無いと、解らないんですよね、しかたないことなのですが、あたしも、そうでしたから^^;;
父も母も看取っても、患者の気持ちが、今一歩理解できていなかった、と、今、思います。
声は、ま、なるようにしかならんでしょうけど、気持ちで、なんとか^^;;えへへへ。
越後美人さんも、ご自分の気に入った声ではなかった、と。。。
けっこう多いのですね。。。メモメモ。
なんか、ね、好きとか嫌い以前に、「別物」みたいで受け入れられない、って方が強い、のかも、ね^^;;
面白いことだ、と、思えました。^^