しばらく前に、もっち@師匠のところにタイガーズの話題があって。
あのあと、ショップで探しました、でも、CDがほとんど出ていないんですね。
やっとこ一枚、探し当てて購入しましたよ。
レコード、聴いたなぁ、と、なつかしく。
大昔のこと。
高校時代、まだネットとかいう言葉も知らず、携帯なんか存在もしてなかった、本当に大昔のこと。
レコードショップで、あれやこれや、聴いてました。視聴、っていう、ただで聴ける、あれ。
レコード、って、知ってますか?
黒くて丸くて平たくて、真ん中に穴が開いてるんだよ。
その頃全盛期だった、ザ・タイガースの「花の首飾り」。
実は、日ごろは洋楽しか聴かなかった。
知ってるかな?コルトレーンとか、モンクとか。
家族に、誰も邦楽を聴く人が居なかった、だけなんですけども。
小さい叔父が大学時代に聴いていたレコード盤を、たくさん自宅に置いていった、わけでして。
たまたまの環境のせいです。
タイガースを選んだのは、たまたま、だったのだが。
歌詞に、花の首飾りをなんとかで作ってる、みたいなのがあって。
自分たちの作る花の首飾りは、そこらのつめ草の花で、なんだけど、歌詞の花でなら、どんな感じのものなんだろう?
編みこむのかしら、それとも、茎に穴を開けて通すのかしら、とか。
仕上がりはどんな感じなのかな、とか。
そんなことを考えてました。
不思議、不思議。
そうしたら、後ろから声をかけてきた人が居ました。
ふりかえったら、同級のT君。肌が浅黒く、精悍な感じの男の子ですが、あまり話したことは無い。
今で言ったら「醤油顔」?
『その曲、好きなのか?』
今、何を考えて聴いていたのか、がバレた気がして、急にひどく恥ずかしくなって、頬が紅潮してきたのをさとられないようにうつむいて
「うん・・・」
とだけ、とりあえず、応えた。
思ってもみなかった「遭遇」に、心臓がバクバクしてた。
彼は、そのまま黙って離れていった。
少ししたら、戻ってきて。
『ほれ。』
と、あたしの手に紙袋を押し付けて、そのまますたすたと店を出て行ってしまった。
あたしは、何がなんだかわからず、きょとん、として後姿を見送った。
下宿に戻って紙袋を開けてみたら、レコードが一枚。「花の首飾り」。
えっとぉ。
当時、下宿にある電化製品といえば、アイロン(制服にかけるため)と、電気コタツと、トランジスタラジオのみ。
家に戻らないと、せっかくのレコードも聴けないのでした。
というか。
なに?どうして、ろくに知らないあたしにくれたの?どういうこと?????
下宿生活をしていると、仲間同士で「きんつば」とか「おせんべい」とか「りんご」なんかをもらったりあげたり、してましたけど。
レコードなんていう高級品には、とんと縁がなく。
お中元やお歳暮の時期でもないし、なんなんだろ?
どうしたらいいものか、判断がつきませんでした。
誰にも相談するようなことでもないし。
不思議で不思議で不思議すぎて。
きっと、あとから何かしらの言葉とかなにか、あるんだろう、と思ってました。
でも、すぐ「聴いてみたか?」とか言われたら、困る(だって、聴けてないから)なぁ、とは思ってたけど。
長期休暇でなければ、自宅にはもどれませんでした。時代、ですね。
なーーーーーんも、ありませんでした。それはもう、見事なほどに。
教室で声をかけるでもなく、何をどうする、でもなく。
たま~~~に、目で追ってみるのですが、こちらを見もしないもので、こっちも声をかけるタイミングをつかめず。
そうそう毎度毎度、目で探すのも気が引けて。
卒業のときにも、何一つ変化なく。
卒業して以来○十年、あきれるほど、なーーんにも、ありません。
もしかして、白昼夢だったのかも、しれません。
手元には、一枚のレコード、あるんですけど、ね。
そして、なぜかわからないけど、あのときの彼のコートの襟元に、「カッコイイ」マフラーが巻かれてたこと、覚えています。
なんだか、思い出していたら、ふんわりと、暖かい優しい気持ちになるのです。
考えてみれば、物をいただいてて、お礼もしていないのですよね。
何か、しなければいけなかったのでしょうか?
どうしたらよかったのかなぁ??
いただいたものを突っ返すというのも、なんだか傷つけるような感じで、いけないような気もするし。
イマドキの子どもだったら、こんなとき、どうするのだろう?
いくら考えても、あたしにはわかりませんでした。
筋金入りの「ほんじなし(モノ知らず)」だったものですから。(今でも、そうですけど(-_-;)
あたしの「不思議箱」には、『男の子って、よくワカラナイ』という項目が追加されましたっけよ。
世の中は、不思議に満ちている、ものです。
あたしだけ???
あのあと、ショップで探しました、でも、CDがほとんど出ていないんですね。
やっとこ一枚、探し当てて購入しましたよ。
レコード、聴いたなぁ、と、なつかしく。
大昔のこと。
高校時代、まだネットとかいう言葉も知らず、携帯なんか存在もしてなかった、本当に大昔のこと。
レコードショップで、あれやこれや、聴いてました。視聴、っていう、ただで聴ける、あれ。
レコード、って、知ってますか?
黒くて丸くて平たくて、真ん中に穴が開いてるんだよ。
その頃全盛期だった、ザ・タイガースの「花の首飾り」。
実は、日ごろは洋楽しか聴かなかった。
知ってるかな?コルトレーンとか、モンクとか。
家族に、誰も邦楽を聴く人が居なかった、だけなんですけども。
小さい叔父が大学時代に聴いていたレコード盤を、たくさん自宅に置いていった、わけでして。
たまたまの環境のせいです。
タイガースを選んだのは、たまたま、だったのだが。
歌詞に、花の首飾りをなんとかで作ってる、みたいなのがあって。
自分たちの作る花の首飾りは、そこらのつめ草の花で、なんだけど、歌詞の花でなら、どんな感じのものなんだろう?
編みこむのかしら、それとも、茎に穴を開けて通すのかしら、とか。
仕上がりはどんな感じなのかな、とか。
そんなことを考えてました。
不思議、不思議。
そうしたら、後ろから声をかけてきた人が居ました。
ふりかえったら、同級のT君。肌が浅黒く、精悍な感じの男の子ですが、あまり話したことは無い。
今で言ったら「醤油顔」?
『その曲、好きなのか?』
今、何を考えて聴いていたのか、がバレた気がして、急にひどく恥ずかしくなって、頬が紅潮してきたのをさとられないようにうつむいて
「うん・・・」
とだけ、とりあえず、応えた。
思ってもみなかった「遭遇」に、心臓がバクバクしてた。
彼は、そのまま黙って離れていった。
少ししたら、戻ってきて。
『ほれ。』
と、あたしの手に紙袋を押し付けて、そのまますたすたと店を出て行ってしまった。
あたしは、何がなんだかわからず、きょとん、として後姿を見送った。
下宿に戻って紙袋を開けてみたら、レコードが一枚。「花の首飾り」。
えっとぉ。
当時、下宿にある電化製品といえば、アイロン(制服にかけるため)と、電気コタツと、トランジスタラジオのみ。
家に戻らないと、せっかくのレコードも聴けないのでした。
というか。
なに?どうして、ろくに知らないあたしにくれたの?どういうこと?????
下宿生活をしていると、仲間同士で「きんつば」とか「おせんべい」とか「りんご」なんかをもらったりあげたり、してましたけど。
レコードなんていう高級品には、とんと縁がなく。
お中元やお歳暮の時期でもないし、なんなんだろ?
どうしたらいいものか、判断がつきませんでした。
誰にも相談するようなことでもないし。
不思議で不思議で不思議すぎて。
きっと、あとから何かしらの言葉とかなにか、あるんだろう、と思ってました。
でも、すぐ「聴いてみたか?」とか言われたら、困る(だって、聴けてないから)なぁ、とは思ってたけど。
長期休暇でなければ、自宅にはもどれませんでした。時代、ですね。
なーーーーーんも、ありませんでした。それはもう、見事なほどに。
教室で声をかけるでもなく、何をどうする、でもなく。
たま~~~に、目で追ってみるのですが、こちらを見もしないもので、こっちも声をかけるタイミングをつかめず。
そうそう毎度毎度、目で探すのも気が引けて。
卒業のときにも、何一つ変化なく。
卒業して以来○十年、あきれるほど、なーーんにも、ありません。
もしかして、白昼夢だったのかも、しれません。
手元には、一枚のレコード、あるんですけど、ね。
そして、なぜかわからないけど、あのときの彼のコートの襟元に、「カッコイイ」マフラーが巻かれてたこと、覚えています。
なんだか、思い出していたら、ふんわりと、暖かい優しい気持ちになるのです。
考えてみれば、物をいただいてて、お礼もしていないのですよね。
何か、しなければいけなかったのでしょうか?
どうしたらよかったのかなぁ??
いただいたものを突っ返すというのも、なんだか傷つけるような感じで、いけないような気もするし。
イマドキの子どもだったら、こんなとき、どうするのだろう?
いくら考えても、あたしにはわかりませんでした。
筋金入りの「ほんじなし(モノ知らず)」だったものですから。(今でも、そうですけど(-_-;)
あたしの「不思議箱」には、『男の子って、よくワカラナイ』という項目が追加されましたっけよ。
世の中は、不思議に満ちている、ものです。
あたしだけ???
当時は、元々は男子校だったところに女子が少し入った、という感じで
女子全員が「男扱い」みたいでした。(;・∀・)
隣のクラスなんか、女子ゼロだったし。(;´▽`lllA``)
なんとなく、みんなから敬遠されてるというか、疎外感ありまくりでしたよ^^;
なので、どうやって口をきくのか、すら、考え込むほどだったです。
進学校だったもので、色っぽい話題には出会ったこともありません。(聞いてなかっただけかもしれませんが)
もし、なんらかの行動があれば、何かが変わってたかも、ですね(;´▽`lllA``)
(言われても、気づかない可能性のほうが高いですが(T^T) )
なんせ、いまだに「女子力ゼロ」ですから、あたし(-_-;)
でも、思い出すことができる、ということは、ありがたいことだと思っています^^
そのことだけにでも、感謝、感謝♪
って聞けたら一番わかりやすいのでしょうが。
彼もザ・タイガースが好きで
思わぬところでotikomiさんが視聴している姿を見かけて嬉しくなって・・・とか
でもなんとも思っていない人にプレゼントはないかなぁ。
なんとも初々しいお二人ですなw
お互いに思っていることを伝えられず
レコードだけが残りましたかぁ( ´ー`)
でも彼がぶっきらぼうに言った『ほれ』って言葉
ワタシにも温かく聞こえましたよ