退院してきた日直後

庭猫たちは、どこかに行ってしまったよ、と聞いていました。

大雪もあったし、とんでもなく寒い日々も続いていたし。
ノラさんは、そうそう簡単には、新しい餌係りに慣れようはずもなく。
それも、世話していただくのに、入院前から入念に打ち合わせしたものでもなくて。
一匹一匹の特徴も名前も知らずにいきなり世話を頼まれたって、しかも人づてに、なんて、こまっちゃうよね、わかるよ。
あたしだったら、断ってるかも、な案件だもの。
直接会うこともできない、コロナ騒ぎ真っ最中の頼まれごと、餌代だけ渡されたって、中に立つ人も困るよね。
でも、あのとき手術になるなんて予測もしてなかったし（甘かったなぁ・・・）。
頼んだの、手術のあとでベッドに点滴やらなんやらで、くくりつけられてる真っ最中だったし。。。


雪の残る庭先に出て、ふと裏の道路の方向に何か動いたのに気づく。

あ。
こっそり、こっちをうかがってるの、くろくろではないか！

五匹居た野良子猫の中で、一番の臆病者の女の子。
みんなが頑張ってご飯食べてる時、うろうろ、後ろの方で「食べたい、でも怖い！」って困ってた、子。

くろくろ～！

声をあげたら、ひょっ！と、かたまって、じーーーっと見て。
すごい勢いで走り込んできましたよ。

どっかん、とわたしの足にぶっつかって。ずいずいずい、って押してきて。
押しすぎて通り抜けて、そしたら、お尻で押してきて。

この子って、ホントは甘えん坊だったんだね。
もしかして、優しいお方に、可愛がってもらえてたのかも？毛並みもきれいだし、痩せてない。
というか、あたしのこと、よく忘れずにいてくれたね、ありがと＾＾

いろんな思いが、ぐるぐるぐる。

パウチを出したら、遠慮もなんもなく、バクバクはぐはぐ、食べてくれました。
よかった。。。。。。

嬉しかったので、記事にしてみました。えへ。

明日はまた、検査です。
どんな結果が出るのか内心ビクビクですけど、行かなくちゃ。