日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるけど、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
ただし他称、宇宙人。

3センチ

2014-02-12 02:04:20 | 
昨日の夜に出向いたとき、北部屋の「睡(すい)」が見えなかった。

なにしろ、前日に、最近お気に入りの掃除機を持ち込んだため、音が違って驚いたのかとも考えて
「どうせ、棚の後ろにもぐってるんだろう」と、たかをくくっていた。
落ち着いたら出てくるさ、騒いだりしたら、よけいにおびえる。

今日になっても、姿が見えなかった。
「なんだよぉ、じぐなし(臆病者)だなぁ」
と、苦笑していた。
夜にもう一度行ったら、やはり出てきた気配が無い。
早矢(はや)と茶路(ちゃろ)だけが足にすりすり寄ってくる。
三姉妹一緒なのに、どうしたことか。
ほかにも居るのだが、それらはおとなしくて、静かに近寄ってくるだけで、お座りしてご飯を待っている。
部屋中の家具を移動してみたが、どこにも見当たらない。

もしかして、大型の掃除機を持ち込んだとき、もしくは持ち出したときに、ドアの隙間から出てしまったのか?
だとしたら、えらいこっちゃ!!
あの日は大雪だった。
一度も出た経験の無い子だから、くぐり戸から出てしまったら、戻れなくなる!!

後先考えず、着の身着のまま飛び出しました。
探しながら、以前、くろっぴが居なくなったときのことを思い出してつらくなった。
手袋もってくればよかった。懐中電灯はポケットにあって良かった。
茶色の小さい子に会ったけど、そっぽむかれた。
雪に膝をついて軒下も覗いた。空き家の辺りも探索した。
深夜に大声は出せない。
雪の町を小声で名前を呼びながら歩き回ること三時間。
なんで三時間か、というと、帰宅したとき、ストーブの延長が10秒で切れますよ~、ってチャイムが鳴ったから。

居そうな場所はすべて探した。そんなに遠くには行かない、はず。
なんだか「ぐったり」して、脱力して椅子に座って、のけぞった。
洋服ダンスの上に置いたストーブの空き箱が、斜めになっているのが目に入った。
でも、箱は大きくて、天井までの空きは3センチほどしかない。
座っていた椅子を踏み台代わりにして、斜めを直そうと指先で押した・・・・空き箱にしては、妙な重量感。
・・・・・もぐれる隙間じゃ無いよなぁ・・・・。
でも、いちおう。
ようやく箱を引き出して、ふたをあけたら。
居ましたよ。
掃除機の音に驚いて、無理やりもぐったはいいが、出られなくなっちゃったみたい。

あんた、ねぇ。声を出して、呼びなさいよ~~~^^;
つか、呼ばれたら返事してよ。
と声をかけたら、尻尾でお返事しています。そんなの、箱の中じゃ見えない、ってば。

箱から飛び出した睡は、すぐさまトイレに駆け込み。
あとは水を飲んで、カリカリをむさぼってます。

あーーーーーー。
たった3センチでも、可能性を考えないといけないんだなぁ。
考えなかった罰が当たって、三時間も薄着のまま雪の中をうろうろしてしまいました。
とほほ。

ま。無事でよかったです。

コメントを投稿