日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるけど、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
ただし他称、宇宙人。

十一月になりましたね

2014-11-01 23:13:02 | 思い出
最近、子猫のせいで物置にしょっちゅう出入りしていると、いろんな「日ごろ忘れているものたち」と遭遇する。
しまいこんだ物たちは、さまざまな思い出を一緒にまとって、じっとうつむいているようだ。
忘れられた寂しさや、うらみつらみなんてものがあるのだろうか。

三味線は糸をはずしたままだし、ピアノは音が出ない鍵盤が一個ある。調律も、母が倒れて以来、やっていない。
調律師さんは、調律が終わるとサービスで何曲か弾いてくれて。
横の丸テーブルでお茶しながら、それを聴いているのが、けっこう好きだった。
もう、遠い遠い時間。

もっと遠くなったのが、ギター。
アコースティックギターは、糸をゆるめたまんまだけど、まだ音が出る。
エレキは、どうだろうか。アンプが見えない。どこかにやったっけか。

昔々。女の子だけでバンドを組んでいた。授業が終わると仲間の一人のマンションに集まって練習した。
そのうちに、マンションの持ち主の子が落第して。
誰も気にしていなかったのだが、なんとなくカリキュラムが合わなくなって、集まるチャンスが減って
いつの間にか自然消滅したかっこうになってしまった。
今だったら珍しくも無い女子バンド。
当時は、誰もいなかった。「はんちけ(阻害者)」だった、あたしたち。
卒業以来一度も会っていない。みんな元気だろうか。と、寒くなってくると決まって(たまに)思う。

こんなことを書くと、モッキンバードでシャンソンをはじくような「こっぱずかしさ」がある。
場違いな生き様をさらしているのだな、と、苦笑い。

学生時代は考えもしなかった。
ま、そんなもんなんだろうが。

コメントを投稿