日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるけど、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
ただし他称、宇宙人。

悲しいこと続き

2015-02-08 23:54:34 | 非日常
我が家の山守の息子が、昨日の午後に亡くなった。

緊急に、ガンで入院して、この一週間、何度か見舞いに行ったけど、面会謝絶で会えなくて。
他県の病院だったもので「遠くから来たんですけど」とか「家族とは違うけど、親戚みたいなもんです」とか
いろいろ、かなりしつこく食い下がったけど、聞いてもらえなかった。

ちょうど一ヶ月前に、彼が我が家に立ち寄ったときには、「飲める?」「うん、飲める♪」
ていうんで、お酒を持たせてやったばかりだった、というのに。
なんだか「あれ?」って思うような、影があったのは確かだが。
そのときは、深くは考えなかった。

急展開で、あっけにとられてる。
喪主が母親、って、ひどいんではないか?
かわいそうすぎて、言葉が無い。
嫁もとってなかったのに。一人息子なのに。
あれやこれや、頭の中がこんがらかって、何を考えてるのか自分でもよくわからなくなってしまった。

今日の夜になって、少し落ち着いてきたけど、まだこれから、いろいろ続く。


子供の頃。
山に行くと、いつも、山守の子供たちを集めて、親分、やってた。
あたしよりも年下だったもんで、蛇を捕まえた時は
「家に行って、なんか、入れ物を持ってきて!」と命令したっけ。
走っていったよ、転びそうになりながら、あぜ道を、どんどん。
あたしは、蛇の頭を足でおさえながら「早く~~~~!!」と叫んで
彼を余計に焦らせたっけ。

池で魚釣りもやったよね。
彼(彼ら)は、『女にあごで使われること』を、どう思っていたんだろうか。
と、今頃になって、ふと思う。

数年前の山の飲み会で、携帯番号を教えてもらって。
ずっと、そのまんまほったらかしていたら、「俺にも電話してよ~」って、言われたっけ。

かけてあげればよかった。
小さい頃からの仲良しなのに、大人になると、なんとなく疎遠になってしまうんだよな。

というのも。
もっと若い頃、友達のお見合いに、「心細いから、ついてきて」って言われて、素直についていったことがあって。
そうしたら、お相手の方から
『年頃の女性を連れてきてたのは、どういう意味でしょう?』
と、後から仲人さんに聞かれた。
そっか。男性に、あんまり親しそうにするのは、いけないんだな、と、そのとき思った。
こっちが「何も無い」から、といって、ほかの人からは、どう見えているのか、を
少しは考えないといけないんだな、と。

そんなことがあってから、あたしは、男の人には必要ないかぎり、親しくしないことにしていた。
でも。
携帯、かけてあげればよかった。かけたらよかった。
はなすことなんか、いくらだって作れたのに。

まだ、混乱中。

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