落語研究寄席の会のお笑いライブ「五月芸漫『UFO襲来』」が、5月23日と24日の2日間にわたって行われました。この春入部したばかりの1年生部員も含め、落語、コンビ漫才、フリップ芸やコントを披露。最後は大喜利で、会場はおおいに盛り上がりました。<前田美空、太田豊>
大阪芸大落語研究寄席の会は5月23日と24日の放課後、13号館208教室でお笑いライブ「五月芸漫『UFO襲来』」を行いました。
田舎家おまめさんの落語から始まり、リングリン、メ論者、社会道徳、プリン御殿、アリストテレス、いみわからんらがコンビ漫才を披露。少年∀、トロッコセブン、森左近、やまだひらいたらがフリップ芸やコントを行いました。
最後に大喜利コーナー。在籍メンバーでのライブの大喜利は初めてとあって、来場者と部員とが一体になって、会場は盛り上がりました。
(写真:大喜利で盛り上がるステージ。2022年5月23日、13号館208教室で)
今回のステージを「UFO襲来」と名付けた理由は、新しく入った1年生の実力が未知数だから、と山本部長が明かしてくれました。
イロモノの一番手をまかされたのは、今回のライブの題名にぴったりの1年生コンビ「リングリン」(放送学科1年生、大西さんと池田さん)。ネタ見せの2日前に大西さんから「ネタを変えたい」との申し出があり急きょ内容を変えることになり、2人で頑張って修正したということです。
終了後「先輩方によかったと言ってもらえたのでうれしかった。初めての舞台でしたが、達成感がありました」と満足そうでした。
(写真:漫才を行うリングリン)
アリストテレスの黒闇(くろの)さん(放送学科4年生)は、開演30分前に11号館のバス乗り場に繰り出し、「バスを待つ時間にちょっと笑っていきませんか?」と熱心に呼び込みを行いました。会場には、興味をそそられ見に来たという人の姿も。
黒闇さんは「コロナの影響で(これまで)漫才などの披露ができなかったのですが、今回は多くの人に来てもらえてよかったです。6月にも(ライブを)行うので見に来てほしい」と話してくれました。
(写真:アリストテレスの漫才)
昨年10月に行われた公演では来場者は3人ほどだったということですが、23日の公演では、教室には約30人の観客が訪れました。
部長の山本さん(文芸学科3年生)は、「今後は舞台セットなどにも力を入れて、学外の会場で収益を得られるようにしていきたい」と、意気込みを語りました。
了