大阪芸大ジャーナリズム研究会

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大阪芸大ジャナ研、広島で夏合宿 今後の活動方針固める

2023-08-31 23:59:59 | 活動紹介

 8月29日から31日にかけて、大阪芸大ジャーナリズム研究会は広島で2023年度夏合宿を行い、総会で今後の活動方針を定めました。また今年5月に開催されたG7広島サミットをテーマに、平和とメディアの関係を改めて考え、広島の報道関係者とも交流しました。<善家碧唯>


(写真:祈りの泉と原爆資料館本館 2023年8月29日午前、広島市中区)


取材やアップロードの円滑化を討議

 大阪芸大ジャーナリズム研究会(ジャナ研)は、前期の活動を振り返り、後期の活動方針を定める総会を今回は広島市で実施しました。
 取材や編集、出稿、アップロードの流れをさらにスムーズにするにはどうするかを検討。取材分担を明確にすることも話し合いました。
 また、学園祭終了後に幹部を交代する方針を固めました。
 9月には、映像取材研修と取材・出稿研修を行うことも正式に決めました。

メディア関係者との交流も

 ジャナ研は、5月に開催されたG7広島サミットのドキュメンタリー番組への関心から今回の広島での合宿を決め、放送学科住田ゼミと合同で実施しました。原爆資料館を訪れ「被爆の実相とはなにか」を考え、在広島のメディア関係者との交流も行いました。
 地元テレビ局では、ドキュメンタリー番組を制作したプロデューサーらと質疑応答を行い、メディアの報道姿勢やZ世代の平和への関心などについて話し合いました。
 また、広島出身の地元局関係者からは被爆地・広島への思いを聞き、在広島報道機関の記者から日頃の取材活動についての説明を受けました。
 地元新聞社では、広島出身で大阪芸大OBのカメラマンから被爆直後の社の報道活動の様子を聞いたほか、日頃の撮影でのリサーチの大切さと、ポジション探しの苦労などを聞きました。

 大阪では触れる機会の少ない、広島で活動するジャーナリストの思いや、広島発のメッセージを直接聞くことができる貴重な機会となりました。


(写真:慰霊碑を訪れたジャナ研部員ら 2023年8月30日午前、広島市中区)

《1日目》
午前
・原爆資料館見学
午後
・広島出身の地元局関係者と国際会議場で懇談
・地元局ドキュメンタリー番組プロデューサーらとディスカッション
・運営会議


(写真:後期の活動方針を討議する部員 2023年8月31日午前、広島市中区)

《2日目》
午前
・平和記念公園で慰霊碑をめぐる
午後
・地元新聞社でカメラマンと懇談
・爆心地や広島中央放送局のモニュメントなど平和記念公園周辺の慰霊碑をめぐる
・運営会議

《3日目》
午前
・総会 今後の方針と11月の幹部交代を決定
・昼食 在広島報道機関の記者と懇談


120点がスカイキャンパスに 美術研究会アート・ラボが展覧会

2023-08-28 20:17:14 | ニュース

 約70人の120点の作品を一堂に集めた美術研究会アート・ラボの展覧会『アートってなんかええやん知らんけど!!』が、あべのハルカス24階の大阪芸大スカイキャンパスで、8月27日(日)から9月10日(日)まで開催されています。月曜日休館。入場は18時30分まで。最終日の入場は15時30分まで。入場無料。<小畠綾花>

(写真:美術研究会アート・ラボの展覧会『アートってなんかええやん知らんけど!!』が開催されているあべのハルカス24階の大阪芸大スカイキャンパス 2023年8月27日 午後撮影)

(写真:約70人の作家の作品120点が展示されている『アートってなんかええやん知らんけど!!』会場 2023年8月27日 午後撮影 大阪芸大スカイキャンパスで)

 この展覧会は、美術研究会アート・ラボが年に2回開催する学外展覧会の1つで、美術学科や写真学科など、幅広い学科に所属する約70人の作家(部員)の作品が120点が展示されています。人物を描いたデジタル作品や会場のスカイキャンパスから見える景色を活かした作品など、多くの種類のアート作品が楽しめる展覧会です。

(写真:人物を描いた美術学科3年生天海といさんのデジタル作品「静寂の中で」)

(写真:あべのハルカス24階からの景色をとりこんだ放送学科1年生の山本せなさん作品「清掃員」)

 部長の塚本悠都来さん(美術学科3年)は、「幅広い学科から約70人という大人数の作家が集っているため、作品の幅広さが見どころです。なので、『なんかええやん!しらんけど』と思える作品が1つは見つかるとうれしいです」と期待しています。

 会場にはおもしろい仕掛けがあります。入場者は受付でアンケートとシールを2枚もらいます。自分が『なんかええやん!知らんけど』と思った作品のそばにある台紙にシールを貼って投票するしくみです。

(写真:入場者は受付で受け取ったシールを作品のそばにある台紙に貼って投票する)

 フロアにはソファも置いてあり、ゆっくり座って、作品や窓の外に広がる大阪平野の景色を同時に楽しむことができます。

「お待たせしました♡」という題の和風メイド服を着た少女を描いたデジタルアートは、キャラクター造形学科3年生の黒蜜きなこさんの作品。

「服の柄にこだわり、画像からテクスチャーを探したりして時間をかけて調整したので、そこが見どころです。構図は、完成作品になるまで何回も描き直して、制作期間3週間のうち、1週間を下書きの時間にかけたので、苦労しました。」と自身の作品について語りました。

(写真:キャラクター造形学科3年生の黒蜜きなこさんのデジタルアート作品「お待たせしました♡」)

 

 会場の設営について、アート・ラボ部長の志鼠さん(美術学科3年)は「普段はセミナールームとして利用されることが多い場所なので、そこを学生のサークル団体が展示の会場としてどう使用するかを考えるのは難しかった」と話します。

「作品を並べるのにも、この作品とこの作品は隣同士だと良さをつぶしちゃうよね、などを考えて並べています。今回は今年入部した1年生に展覧会を経験した学生がいて、助けてもらいながらセッティングしました」と完成した会場の様子に満足そうでした。

 作品のセッティングに携わった美術学科1年生の廣瀨諒人さんは「作家によって作品の大きさや形がさまざまなので、どう間隔をあけて見ばえが良くなるか、みんなと話しながら並べました」と苦労を話してくれました。

 来場者の大学生は、「どの作品も表現力があって素晴らしい。特に(24階の窓の)外の風景と一体化した作品が印象的だった」と話していました。

《美術研究会アート・ラボ 「アートってなんかええやん知らんけど!!」》
●日時=2023年8月27日(日)~9月10日(日)、月曜日休館。入場は18:30まで。最終日の入場は15:30まで。
●場所=大阪芸術大学スカイキャンパス(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス24階、電話06-6654―5557)[地図]。
●アクセス=近鉄南大阪線「大阪阿部野橋」駅から徒歩4分。JR・大阪メトロ「天王寺」駅から徒歩4分。阪堺上町線「天王寺駅前」駅から徒歩5分。
●会場サイト= https://www.osaka-geidai.ac.jp/guide/access?tab=skycampus
●作家=taira_fujishima、天海とい、須マ、竹場千尋、ヨCムラ、打猿、Tatsuki Yamamoto、濱右圭、月乃、橋口夏実、藤森あかり、ぽめら!、(ァィァィ)、平尾実優、KIMKIWOOK、Ara、志鼠、境谷良幸、山本愛佳、たけうち、メオ、シジカシダハナ、廣瀨諒人、葛葉、島民、江藤遥名子、えんてんか、ルノア、のり太。、文月アズサ、土谷コウタ、植田ひなた、Nanami、土方、伊藤こころ、貴羅、青Ni才。、開発コード:、鈴江龍雅、仄、ぽん、木下莉彩、丸川なつき、寺田咲、山本せな、おちゃっけ。、しろたのに子、シミズ、星揺つき、ムラベリン、大元翔未、しにかけ、塚本 悠都来、ねこつよし、ぽん、清水 香糸、隋莫酒、上野 恵子、安澄、Noah、越野勇、ほりえしほ、片西 七海、むらたれい、しの太郎、kotaro、立方体ハルト、能間真、ilo酉鶏、大西晴樹、倉田。
●入場料=無料。
●主催=大阪芸術大学 美術研究会アート・ラボ(X〈旧Twitter〉= @ouaartlab、Instagram= @ouaartlab) 。

 


国際的アート見本市「art stage OSAKA 2023」高校生対象の見学ツアー 9月2日(土)開催

2023-08-19 20:31:27 | 告知記事

 大阪を舞台にしたアートイベント「art stage OSAKA 2023」で、高校生の見学ツアーが開催されます。「アートで見る未来社会」がテーマで、作品の購入もできる展覧会です。9月2日(土)に大阪市北区のグランキューブ大阪で行われます。<小畠綾花>


(画像:「art stage OSAKA 2023」公式HP)

 本展は「アートで見る未来社会」をテーマに、駐日大使・領事と連携し、アジア10カ国のアーティストの作品を展示する「World Art Osaka」、日本を拠点に活躍する現代アーティストの作品を展示する「Japanese Contemporary」、そしてコミュニティと熱狂を共有する NFT作品を展示する「New Media」の3つのセクションで構成されています。

 また、作品の購入もすることができ、現代美術の「いま」を体感できます。

 大阪芸大ブースでは、卒業後も作家として活躍の場を広げる若手アーティストの作品が展示されています。ツアーでは、先生や学生、高校生が垣根を越えて作家として触れ合いながら、様々なギャラリーのたくさんの作品に出会うことができます。

 事前申込制で、入場料は無料。定員になり次第締め切りです。

《「art stage OSAKA 2023」特別プログラム高校生見学ツアー》
●開催日時=2023年9月2日(土)。①11時~12時(集合時間/10時30分)。②14時~15時(集合時間/13時30分)。
※申し込み時にいずれかの時間を選択。
●会場=グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)〒530―0005 大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51[地図]。
●申込締切=8月29日(定員になり次第締め切り)。
●定員=30名。※上記①〜②、各15名ずつ(5名1組で各セクションを見学)。
●申込方法=氏名・高校名・学年・連絡先(メールアドレス・電話番号)・参加希望時間をメール本文に明記の上、アートステージ大阪 高校生見学ツアー事務局メールアドレス( info@earth-comms.co.jp )まで送信。※複数名での申し込みも可能。受付完了後、メールに送付されたデジタルチケット(PDF)を当日持参。
●公式HP= https://www.artstageosaka.com/
●問合せ=080−5358−0948(担当:大塚)。
●企画=大阪芸術大学。


芸大生が考案 「双六」が楽しめるアウトドア用テーブル

2023-08-19 18:20:59 | ニュース

 アウトドア用のテーブルで双六(すごろく)ができる!屋外活動をより楽しめるよう工夫したテーブルを、大阪芸大デザイン学科福武ゼミの平下尚樹さんが考案しました。商品化のため、クラウドファンディングサイトで支援を募っています。<大坪千成、森下菜穂>

(写真:平下尚樹さんが考案したテーブルの外観。テーブルの上半分がスゴロクになっている。2023年8月18日撮影。)

 

 今回考案、制作されたのは、テーブルと「双六(すごろく)」遊びを掛け合わせて作られた「OUTDOOR SUGOROKU」です。2021年に大阪芸大デザイン学科福武ゼミの平下尚樹さんが考案し、指導教員の福武徹教授とともにデザインしました。

(写真:テーブルを組み立てる平下尚樹さん。2023年8月18日撮影。)

(写真:テーブルと福武徹教授。2023年8月18日撮影。)

 

 このテーブルは、キャンプ場に来ているのに多くの人が思わずスマホを触ってしまう、という現状を解決しようと考えたことがきっかけでした。アウトドアの雰囲気を崩さずに、大人と子どもが一緒に楽しめるものにしたといいます。

 

 このテーブルは天板の半分がすごろくになっていて、サイコロで出た数だけ駒を進めて「虫を見つける」、「全員で乾杯する」といった、アウトドアならではのお題で遊びながらゴールを目指すことができます。

 ルーレットを取り外して盤面を裏返すと、通常のテーブルの天板として使うこともできます。鉄部分の天板は耐熱塗装が施され、鍋などの熱い物を置くことができるなど、実用性も考えられた製品です。

(写真:テーブルに描かれたスゴロクのマス。2023年8月18日撮影。)

(写真:スゴロクの面を裏返し、普通のテーブルとして使うこともできる。2023年8月18日撮影。)

 

 このテーブルを使って、記者も実際に遊んでみました。

まずは自分のコマを決め、ゲームで使用する通貨となる「小石」を10個探します。小石を先に集めた人からルーレットを回して、ゲームスタート。

出た数は5。止まったマスには「モノマネをする」と書かれています。

(写真:小石を集めてスゴロクを始める。2023年8月18日撮影。)

 記者は大型犬のものまねを披露。思わず、テーブルを囲む3人が笑顔に。その後もマスのお題に合わせて、全員で乾杯したり、動画を撮ったりしながらゴールを目指しました。

(写真:お題のモノマネをする記者(画面左)。2023年8月18日撮影。)

 

 「大人と子どもが一緒に遊べることがこだわりです」という平下さん。制作に協力してくれた企業との連携に時間をかけたといいます。

 

40年間、消防車やゴミ収集車などの特殊車両の製作を手がける企業「873Works」(=本社・大阪 八尾市=)と試作を3回ほど繰り返し、約1年半かけて作り上げたというこのテーブル。企業の金属加工の技術や経験と、学生のアイデアが一体化した商品です。

(写真:組み立てられた脚部。製作した柳田製作所が立ち上げたキャンプブランド「キャンプ873(やなさん)」のロゴが入っている。2023年8月18日撮影。)

 

 福武教授は出来栄えに「思っていたより本格的で、良い机になった」と笑顔。スマホ対策を兼ねてアウトドアならではのものを作りたいというアイデアに、「良い着眼点を持っていると思いました」と評しています。

 

 平下さんは、「キャンプにこのテーブルを持って行って、自然の中でワーっと遊んでほしい」と期待しています。

 

このテーブルは、クラウドファンディングサイト「Makuake」(URL: https://www.makuake.com/project/outdoor_sugoroku/)で、9月4日まで支援したり、応援購入したりすることができます。

 


今年度最後のオープンキャンパス 9月3日(日)に開催

2023-08-14 19:01:47 | 告知記事

 9月3日(日)に大阪芸大でオープンキャンパスが開催されます。無料送迎バスが、名古屋、京都、新大阪、南海岸和田、南海堺東、三ノ宮、和歌山、岡山、徳島、高松から大学まで運行されます。参加には事前申し込みが必要です。<森下菜穂>


(画像:大阪芸大公式HPから)

 オープンキャンパスでは、各学科が用意したプログラムに加え、進学説明会や個別相談、学生によるキャンパスツアーも行われます。また、アンケートに答えるとデザイン学科の学生がデザインしたクロッキー帳(芸クロ)をもらうことができます。

各学科では以下のプログラムが実施されます。
▽アートサイエンス学科「プロジェクションマッピング体験」。
▽美術学科「鉛筆デッサン」。
▽デザイン学科「日用品のデザイン体験」。
▽工芸学科「吹きガラスでオリジナルコップ制作」。
▽写真学科「水中映像&先端映像&VRドーム」。
▽建築学科、「デザインの視点で見るキャンパス見学」。
▽映像学科「特撮模擬撮影見学」。
▽キャラクター造形学科「ZBrush体験」。
▽文芸学科「活版印刷による名刺作成」。
▽放送学科「テレビスタジオ体験」。
▽芸術計画学科「地下スタジオ施設見学」。
▽舞台芸術学科「舞台芸術学科の『観せる授業』」。
▽音楽学科「『耳で視る』See By Your Eyeの世界」。
▽演奏学科「DAWグループ体験授業」。
▽初等芸術教育学科「初等のダンスに挑戦!」。


 音楽学科の一部プログラム、演奏学科の体験レッスンの受講を希望する場合は、事前申し込みが必要です。来場申し込み完了後に届く返信メールを確認下さい。

 名古屋駅、京都駅、新大阪・南海岸和田・南海堺東駅、三宮駅、和歌山駅、岡山駅、徳島駅、高松駅から大学までの無料送迎バスも運行されます。事前の申し込みが必要です。

▽大学公式サイト=https://open.osaka-geidai.ac.jp/

 喜志駅から大学に向かう人は、無料のスクールバスがあります。予約は不要です。

▽大学公式サイト=https://www.osaka-geidai.ac.jp/guide/access

《大阪芸術大学オープンキャンパス2023》 
●開催日時=2023年9月3日(日)10:00~16:00。
●場所=大阪芸術大学 〒585―8555 大阪府南河内郡河南町東山46-9[地図]。
●アクセス=近鉄長野線「喜志」駅下車後、スクールバスで約15分。または、金剛バス 近つ飛鳥博物館行「東山(芸大前)」下車。
●公式サイト=https://open.osaka-geidai.ac.jp/
●主催=大阪芸術大学。
●問い合わせ=大阪芸術大学 入試課。
電話:0721―93―6583(月~金9:00~17:00/土曜日9:00~12:00)。