大阪芸大ジャーナリズム研究会

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今年度最後のオープンキャンパス 9月8日(日)に開催

2024-08-24 00:00:00 | 告知記事

 9月8日(日)に大阪芸大でオープンキャンパスが開催されます。無料送迎バスが、名古屋、京都、新大阪、なんば、上本町、三ノ宮、岡山、高松から大学まで運行されます。参加には事前申し込みが必要です。<上村りさ>


(画像:大阪芸大公式HPから)
 オープンキャンパスでは、各学科が用意したプログラムに加え、進学説明会や個別相談、学生によるキャンパスツアーも行われます。また、アンケートに答えるとデザイン学科の学生がデザインしたクロッキー帳(芸クロ)をもらうことができます。
 
各学科の主なプログラムは次の通りです。(一部抜粋)
▽アートサイエンス学科 「プロジェクションマッピング体験」。
▽デザイン学科 「オリガミ建築体験」。
▽美術学科 「鉛筆デッサン『自画像』」。
▽写真学科 「コマーシャルフォト スタジオ体験」。
▽工芸学科 「世界に一つだけのオリジナルリングを作ろう!」。
▽建築学科 「建築デザインの視点で見るキャンパス見学ツアー」。
▽映像学科 「気ままなシナリオレッスン」。
▽キャラクター造形学科 「桑原智先生 特別講義『アニメーション演出の世界』」。
▽文芸学科 「小川光先生 特別講義『文芸学科入試対策講座』」。
▽放送学科 「テレビスタジオ体験『ようこそ!放送学科へ』」。
▽芸術計画学科 「谷悟先生 特別講義『プロデュースは如何にして展示されるのか』」。
▽舞台芸術学科 「演技演出・ミュージカルコースの特別教室〜『聞く、聴く、訊く』基礎の『き』は『きく』の『き』から〜」
▽初等芸術教育学科 「初等のピアノに挑戦!」
▽音楽学科 「音楽プロデュースって何?」
▽演奏学科 「体験レッスン」 ほか

全プログラムはこちら↓
https://open.osaka-geidai.ac.jp/pdf/ocprogram240908.pdf
 
 音楽学科の一部プログラム、演奏学科の体験レッスンの受講を希望する場合は、別途申し込みが必要です。来場申し込み完了後に届くメールを確認下さい。
 
 名古屋駅、京都駅、新大阪駅、なんば駅、大阪上本町駅、三ノ宮駅、岡山駅、高松駅、ゆめタウン高松から大学までの無料送迎バスも運行されます。事前の申し込みが必要です。
 
▽大学公式サイト=https://open.osaka-geidai.ac.jp/
 喜志駅から大学に向かう人は、無料のスクールバスがあります。予約は不要です。
▽大学公式サイト=https://www.osaka-geidai.ac.jp/guide/access


《大阪芸術大学オープンキャンパス2024》 
●開催日時=2024年9月8日(日)10:00~16:00。
●場所=大阪芸術大学 〒585―8555 大阪府南河内郡河南町東山469[地図]。
●アクセス=近鉄長野線「喜志」駅下車後、無料スクールバスで約15分。または、路線バス(金剛ふるさとバス)「 近つ飛鳥博物館前」行に乗車、「東山(芸大前)」で下車。
●公式サイト=https://open.osaka-geidai.ac.jp/
●主催=大阪芸術大学。
●問い合わせ=大阪芸術大学 入試課。
電話:0721―93―6583(月~金9:00~17:00/土曜日9:00~12:00)。


この際チェック!ハザードマップ 南河内の災害<水害・土砂災害編>

2024-08-18 10:50:35 | ニュース

 地震とともに私たちの身近で起きる自然災害は水害です。増水・浸水、はんらんだけでなく、崖崩れなどの土砂災害も引き起こします。大阪芸大周辺では、川や用水路があふれる可能性があります。キャンパスの南側沿いには急斜面があり、崖崩れの危険性も潜んでいます。いざというとき、どのように命を守るか、考えてみましょう。<取材班>

 大阪芸大のある南河内郡河南町周辺には、一級河川の石川(河内長野市〜藤井寺市・柏原市)と、それに流れ込む梅川(河南町)、飛鳥川(太子町)などがあります。石川は藤井寺市と柏原市の市境(この地図でいうと上の方)で大和川に合流します。


(画像:国土地理院地図 https://maps.gsi.go.jp/globe/index_globe.html#4004/34.51199686/135.62316059/1/0/-90/0/&base=std&ls=std&disp=1&lcd= )

 この大和川水系はこれまでもはんらんの災害があった河川です。
 川があふれると、住宅が浸水します。上の階に避難しないと溺れる危険があります(平屋建ての場合は、押入れの天井を破って屋根に上がり助かった例があります)。また、街や田畑に流れ込む水に自動車や歩行者が流されたり、深みにはまったりして(泥水は水底が見えません)溺れる場合があります。

 また、葛城・金剛山系のふもとにある南河内は、山の斜面を流れてくる川や、ため池の決壊にも注意が必要です。
 ふもとは晴れていても、上流に降ったゲリラ豪雨で、せせらぎが一気に増水することがあります。上流のため池が決壊して、いきなり土石流が押し寄せることもあります。
 山がちで、雨が多い日本では、こうした水害や土砂災害は身近な災害といえます。

【関連サイト】
▽「大雨による救助要請で現場に向かうパトカー流される、警官2人と通報の男性連絡取れず…山形・新庄市」(読売新聞2024年7月26日)=https://www.yomiuri.co.jp/national/20240726-OYT1T50045/

▽「母、姉、弟の慰霊碑前にようやく立てた男子高校生 兵庫・佐用豪雨から6年」(産経新聞2016年7月28日)=https://www.sankei.com/article/20150728-MRPI4LBWTRJEVG7ECQNWF7MXK4/

▽「大阪府内の豪雨で鳥取池が決壊 死者・行方不明者51人」(阪南市サイト 1952年7月11日)=https://www.city.hannan.lg.jp/kakuka/syogai/syogai_s/bunkazai_shokai/bunkazai_arekore/1372842023285.html


▼近鉄大和川橋梁 増水で?橋脚が傾く(2018年)

 川のはんらん以外にも生活に影響を及ぼした事例があります。2018年4月25日に矢田駅(大阪市東住吉区)と河内天美駅(松原市)の間に架かる大和川橋梁(1923年=大正12年建設)の橋脚の一部が傾き、橋梁上の線路がゆがんで1日半にわたって運転を見合わせる事態が発生したのです。
 芸大生は、南海高野線などの振替輸送で大学に向かうことになりました。
 9本の橋脚のうち1本が、前年10月の台風21号の影響で川底が削られて傾き、さらに前日の増水で足元がえぐられた影響が原因とされました。

【関連サイト】
▽「近鉄南大阪線、1日半ぶり運転再開 橋梁トラブルで計25万7千人影響」(産経新聞2018年4月26日)=
https://www.sankei.com/article/20180426-B5YTB736GRI6TGFH3CYOUO7A4M/


▼ハザードマップを見てみよう

 では、大阪芸大周辺の災害発生の可能性を知らせる「ハザードマップ」を見てみましょう。
 ハザードマップは各自自治体がホームページに掲載しています。
 マップを見る前に、河南町、太子町、富田林市のカタチを見ておきましょう。大阪芸大は河南町の北西(地図でみると左上)の端にあります。近鉄喜志駅は富田林市の北東(右上)にあります。



(画像:国土地理院地図から)

▽河南町 崖崩れや梅川からの浸水に注意

 河南町のハザードマップを見ると、芸大生が多く住む一須賀あたりでは、梅川の増水による浸水と、芸大キャンパスの崖下の土砂災害に注意が必要であることがわかります。


(画像:河南町ハザードマップ<北西部分 一須賀付近> 河南町サイトから)

河南町サイト ハザードマップ
https://www.town.kanan.osaka.jp/material/files/group/3/93240092.pdf

河南町地域版土砂災害ハザードマップ<東山地区>
https://www.town.kanan.osaka.jp/material/files/group/3/higashiyamahm.pdf

河南町サイト ため池ハザードマップ
https://www.town.kanan.osaka.jp/soshiki/sogoseisakubu/kikikanrishitsu/gyomuannai/1/3/1/1219.html


▽太子町 石川と梅川の流域で浸水に注意

 太子町のハザードマップを見ると、石川と梅川の増水による浸水に注意が必要であることがわかります。山の斜面にあるため池が決壊した場合には、下流に水が流れ込むことにも注意が必要です。


(画像:太子町ハザードマップ<部分> 町サイトから)

太子町サイト 太子・葉室地区ハザードマップ
https://www.town.taishi.osaka.jp/material/files/group/3/HM_P13-14_map1_ForWeb.pdf

太子町サイト ため池ハザードマップ
https://www.town.taishi.osaka.jp/busyo/machidukurisuisinbu/kankyounourinka/kouti/1558410989002.html


▽富田林市 石川流域での浸水、粟ケ池の決壊も注意、

 富田林市のハザードマップを見ると、石川の増水による浸水に注意が必要であることがわかります。粟ケ池が決壊した場合も、喜志駅方向に水が流れてくる可能性が指摘されています。


(画像:富田林市洪水・土砂災害ハザードマップ<部分> サイトから)

富田林市サイト 洪水・土砂災害ハザードマップ
https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/7/32388.html

富田林市サイト ため池ハザードマップ
https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/34/56319.html


▼どんな災害のパターンがあるかを知っておこう


 あなたのふるさとで、旅行先で、就職先で…。これからの人生、どんな災害と出会うかわかりません。地震、津波、水害、土砂災害だけでなく、台風、竜巻、火山の噴火に直面するかもしれません。
 あなたの愛する人を、そしてあなた自身の命をまもるために、いざというときどんな行動が必要か? そのシミュレーションは大切です。
 そのためには、さまざまな災害を知っておくことが必要です。

▽気象予報士が振り返る「平成の災害」⑥1999年-2008年(日本気象協会tenki.jp 2019年)=https://tenki.jp/suppl/tenkijp_labo/2019/04/22/29019.html

▽「災害列島 命を守る情報サイト」(NHK)=https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/

▽「ハザードマップポータルサイト」(国土交通省)=https://disaportal.gsi.go.jp/

▽「NHK全国ハザードマップ」(NHK)=https://www.nhk.or.jp/campaign/w-hazardmap/


この際チェック!ハザードマップ 南河内の災害<地震編>

2024-08-16 17:35:09 | ニュース

 2024年8月8日に宮崎県で震度6弱の揺れを観測した、マグニチュード7.1の地震で、気象庁は南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震が発生する可能性がふだんと比べて高まっているとして、注意を呼びかける「臨時情報」を出しました。
 地震の発生から1週間たった8月15日、この呼びかけを終了しましたが、南海トラフ巨大地震が起きる確率は今後30年以内に70パーセントから80パーセントとされ、いつ大規模地震が起きてもおかしくないといわれています。
 いざというとき命を守るために、私たちが学び暮らす大阪南河内の地震被害の可能性をちょっとおさらいしておきましょう。<取材班>

▼海の底で起きることが多い<海溝型の地震>
 
 南海トラフ巨大地震などは、海のプレートと陸のプレートの間や、海のプレート内部で起きる「海溝型」の地震に分類されます。
 下の分布図は、南海トラフ巨大地震発生に<あるモデル>を設定して大阪府内の揺れの予測を地図に当てはめたものです。

(大阪府サイト「第4回南海トラフ巨大地震災害対策等検討部会 検討資料」2013年10月30日から
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/2473/5_shiryou_3.pdf


  揺れは、地震発生の場所がちょっとずれたり、規模が少し違うだけで変わってきますのであくまで目安ですが、南河内はおおむね「震度6弱から6強」の地域です。
 建物の強度や、その場所の地盤(たとえば、山の硬い地盤か、ため池を埋め立てた地盤かなど)によっても、揺れ方や被害は違ってきます。阪神淡路大震災のときは、細い道を挟んで一方の建物は倒壊、もう一方は無事と言うことがありました。

▼浅いところで起きる<直下型の地震>
 
 こうした海底周辺で起きるタイプの地震以外に、比較的浅い地中にある活断層による地震があります。
 下の地図を見てください。大阪は実はこの活断層に取り囲まれています。
 大阪平野を取り囲む山々は、地震を引き起こす可能性があるのです。また大阪平野の真ん中を南北に走る上町断層帯も直下型地震を引き起こす可能性が高いと指摘されています。

 いずれの地震も南河内への影響は大きく、揺れの想定は震度6弱から震度6強。局地的に震度7の想定もあります。


(画像:「大阪府の断層帯」赤い文字・線が断層帯。政府の地震調査研究推進本部サイトから)

【関連サイト】
大阪府の地震活動の特徴(政府 地震調査研究推進本部サイト)
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_kinki/p27_osaka/

 まず河南町の形を覚えておきましょう(大怪獣ガメラ=1965年大映=が大空を飛ぶ姿を、下から見た時の形に似ています)。北西の突端に、大阪芸大のある東山地区があります。


▼河南町で地震にあったら 大阪芸大も「避難場所」や「避難所」
 
 河南町で地震にあったら、あなたはどう行動しますか?
 大阪府自然災害総合防災対策検討(地震被害想定)報告書(2007年3月)をもとに、河南町は100メートルメッシュで、地震のタイプ別の「ゆれやすさマップ」を作成しています。
 詳しいメッシュ図は、サイトを開いてみてください。
 直下型地震の場合は、震度6弱から震度6強。局地的に震度7が予想された地区もあるのがわかります。



(画像上:上町断層、生駒断層が動いた場合の、河南町の揺れやすさマップ。上町断層がこの想定で動いた場合は、大阪芸大キャンパス付近に赤い「震度7」のメッシュが表示されている。)


(画像上:震度6弱から震度7の体感や被害 河南町サイトから)

【関連サイト】
「河南町 地震揺れやすさマップ」(河南町公式サイト)=https://www.town.kanan.osaka.jp/soshiki/sogoseisakubu/kikikanrishitsu/gyomuannai/1/3/4/1/1244.html

 とりあえず住民が集まる「避難場所(指定緊急避難場所)」には、『大阪芸術大学グラウンド』をはじめ26か所が指定されています。
 また、一定期間滞在する「避難所(指定避難所)」に、『大阪芸術大学総合体育館第1アリーナ』のほか、小中学校や老人集会所、公民館が指定されています。

 余震が続いて、下宿アパートが危険と感じたら、まずはこうした「避難場所」や「避難所」に行って身の安全を確保したうえで、情報収集をしたり、友人の安否を確かめ合ったりして、その後の行動を考えてみましょう。


(画像上:左は一旦身を寄せる「避難場所」。右は一定期間滞在することのできる「避難所」のピクトグラム)

【関連サイト】
「河南町 緊急時の避難場所一覧」(河南町公式サイト)=https://www.town.kanan.osaka.jp/soshiki/sogoseisakubu/kikikanrishitsu/gyomuannai/1/3/3/5004.html


▼怖いのは揺れだけじゃない 建物倒壊、火災、土砂災害、ため池決壊、津波

 地震で恐怖を感じるのは大きな揺れです。
 そして、揺れることで住宅やビルの倒壊が起きる場合もあります。家具が倒れてきたり、梁などが落ちてくると圧死するなどの危険があります。
 建物に閉じ込められたところに、火災や津波が押し寄せるとたちまち命の危険にさらされます。
 また、これまでの地震では、揺れて崖崩れや地滑りが発生するなど、土砂災害も発生しています。
 沿岸や河口付近は津波の危険性があるのはもちろんですが、南河内などの内陸では、ため池が決壊したり、川の流れが塞がってたまった堰き止め湖が決壊したりする危険性もあります。
 大地の揺れでさまざまな現象が引き起こされ、人の命が奪われる可能性がありますます。

【関連サイト】
▽「『中村君はまだ中にいる』 阪神淡路大震災 灘区六甲町の火災」(僕たちの阪神大震災ノート)=http://1995kobe.d.dooo.jp/photo17.html

▽「西宮仁川百合野町の地すべり現場~阪神淡路大震災」(サンテレビ)=https://youtu.be/41AZdcSYhgI?si=exAZfjtMIjV30blO

▽「生活を助ける『ため池』が東日本大震災で決壊」(FNNプライムオンライン)=https://www.fnn.jp/articles/-/143351


▼いざというとき助け合える仲間を

 阪神・淡路大震災のとき、高台の硬い地盤にあった神戸大学 (六甲台地区)の建物はほとんど無事で、多くの学生や市民が身を寄せました。
 学生たち(とりわけ下宿生)は、大学で友人と情報を交換して、引き続き学内の避難所に留まったり、丈夫なマンションの友人宅に集まったり、友人や自分の実家に避難したりしました。
 災害時の学生たちは、避難だけでなく、倒壊下宿からの救出など、学科やゼミの仲間とのつながりに大いに助けられました。
 連絡方法が途絶する災害時。いざというときは、遠くの肉親より、近くの人の力が命を救ったのです。

【関連サイト】阪神・淡路大震災の大学生の体験(神戸大学ニュースネット)
▽「研究室から神戸の街を見ると何本も煙が立ち上っていた 里田明美さん(当時・自然科学研究科修士)の証言」=https://x.gd/YXg0i

▽「落研の後輩の安否確認をして… 落語家・桂吉弥さん(当時・教育学部5年)の証言」=https://x.gd/vtmZ1


◼️地震のタイプ別 大阪南河内はいずれも震度6弱以上

 今回の南海トラフ地震の「臨時情報」を機会に、大阪芸大周辺の南河内にはどのような自然災害があるか、地元自治体や政府の公表しているハザードマップをチェックしてみましょう。

 これらの予測は、あくまでモデルを設定しての値です。モデルと違った地点で地震が発生した場合は、場所によってはこの予想より大きな被害が出ることも考えられます。


□南海トラフ巨大地震で「震度6弱」のエリア

 大阪府では、内閣府が2012年8月に公表した南海トラフ巨大地震による震度分布、液状化可能性等を踏まえ、地盤条件を大阪府独自に作成したものに置き換えて検討しました。
 下記の大阪府のマップを見てください。右下の矢印のところに、(ガメラの形の)河南町があります。
 この想定を見る限り、河南町や富田林市など南河内地区は、山間部を除いてほぼ「震度6弱から6強」のエリアと予想されています。
 震度6弱は、「立っているのが困難な揺れ」で、屋内では、「固定していない家具の大半が移動する」という状況になります。木造家屋は、瓦が落ち、倒れるものも出てきます。窓ガラスの落下など、危険な状態が身の回りに起きます。


(画像上:南海トラフ巨大地震の震度分布の予測。大阪府と内閣府で震度想定は違う 大阪府サイト「第4回南海トラフ巨大地震災害対策等検討部会 検討資料」2013年10月30日から)
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/2473/5_shiryou_3.pdf


□大阪府は直下型の地震もいろいろ予想されている

 大阪府に被害を及ぼす地震は、こうした太平洋側沖合で発生する地震(南海トラフ地震など)のほかに、主に陸域の浅いところで発生する直下型の地震(中央構造線や上町断層帯、生駒断層帯などで発生)もあります。大阪湾の海底にも活断層が確認されています。
 
▽上町断層帯の震度予想

 上町断層帯は豊中から堺や岸和田まで大阪府を縦断していることがわかっています。南河内を含む大阪府南部も大きな揺れが予想されます。
 上町断層帯地震の今後30年以内の発生は、2〜3%の確率と推定されています。我が国の主な活断層の中では高い確率のグループに属しています。
 南河内の平野部は、予想マップを見るかぎり震度6弱前後の揺れが予想されています。



(画像上:上町断層帯の震度予想。いろいろな想定・解析があるが、いずれも南河内の平野部は「震度6弱」以上のエリアだ。 政府 地震調査研究推進本部サイトから)
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f080_uemachi/


▽生駒断層帯の震度予想

 生駒断層帯は、大阪府の枚方市から羽曳野市までほぼ南北に延びる全長約38kmの断層帯です。
 南河内は、予想マップを見ると震度6弱・6強前後の揺れが予想されています。


(画像上:生駒断層帯の震度予想 想マップを見ると震度6弱・6強前後の揺れが予想ている。政府 地震調査研究推進本部サイトから)
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f077_ikoma/


▽中央構造線断層帯の震度予想

 中央構造線断層帯は、南河内のすぐ東側の奈良県境にある金剛山地の東縁から、和歌山県境の和泉山脈の南縁、淡路島、四国北部を横断し、伊予灘、九州の別府湾を経て由布院に達する長大な断層帯です。
 南河内は、予想マップを見ると震度6弱・6強前後の揺れが予想されています。


(画像上:金剛山地の奈良県側である、香芝市から五條市付近までの区間の「金剛山地東縁区間」で中央構造線断層帯が動いた場合の震度予想。南河内でも震度6弱・6強前後の揺れが予想されている。 政府 地震調査研究推進本部サイトから)
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/rs_chuokozosen/


(画像上:和泉山脈南縁のうち、奈良県五條市から和歌山県紀の川市付近までの区間の「五条谷区間」で中央構造線断層帯が動いた場合の震度予想。南河内では震度6弱・6強前後の揺れが予想されている。 政府 地震調査研究推進本部サイトから)
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/rs_chuokozosen/


 ちなみに、政府 地震調査研究推進本部が公表している全国の活断層の一覧は、下記サイトを参照してください。判明して分析されているだけでこれだけの数です。
 こうしてみると、地震国・日本に住んでいる限り、地震に対する備えは、マストだといえそうです。

【関連サイト】
「全国の内陸の活断層」(政府 地震調査研究推進本部サイト)=https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/


9月まで府内各地で開催中 キャラクター造形学科「グループ展」

2024-08-14 18:57:17 | ニュース

 大阪芸大キャラクター造形学科の6つのグループ展が、9月まで大阪府内各地のギャラリーで開催されています。同学科の「プレゼンテーション」の講座を受講する3年生と4年生が6つのグループに分かれ、テーマを決めて、ギャラリーの手配から広報、運営まで、展覧会を自らの手で行うというものです。<神農 雄、狭間 翼>

【動画ニュース】↓ここをクリック 

 このうち、「現実と架空の民族衣装展」は、8月13日から大阪市福島の「STUDIO COOTE GALLERY」で開催されました。
 会場には、4人のメンバーそれぞれが創作した、オリジナルの民族衣装のイラスト13点が展示されました。
 各自の心の中に持っている領域を国と位置付け、「自分ならどんな民族衣装を作るだろう」と、自分の心の国に問いかけ、生まれた自分だけの民族衣装のイラストです。 

 虹色金閣寺さん(アニメーションコース3年)は、古風なものと自然に魅力を感じているといい、今回の作品にもその2つの要素が表現されています。
 紫を基調とした袴のような衣装に、大きな帯が特徴です。

 もちむぎさん(ゲームコース3年)は、色鮮やかな韓服や琉球衣装にインスパイアされたといいます。
 「あの夏の花束」は、少女のワンピースのまわりに大きなひまわりの花が描かれた明るい作品。衣装の色鮮やかさを引き立たせるため、実在する風景写真を加工した背景を使用。影にもこだわり、少女をリアルに、身近に感じさせる工夫をしたといいます。

(写真下:「現実と架空の民族衣装展」が開かれている「STUDIO COOTE GALLERY」 大阪市福島区福島で 2024年8月14日12時30分)

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 一方、8月14日から大阪北区中崎のギャラリー「イロリムラ」で始まった「ある天使の分岐展」では、メンバー6人の15点が展示されました。
 参加メンバーは、今年4月のグループ分けの段階では、挑戦したいと考えていたテーマが全く異なっていたといいます。メンバーそれぞれが表現したい「もしもの世界観」の人生の分岐点を、「天使」をキービジュアルとして統一し、作品制作を行ったということです。

 宮本悠一さん(フィギュアアーツコース3年)の作品「天使の眺め」は、夜の公園のベンチで周りを見渡しながら一休みする人を、天使に置き換えたといいます。天使にとっての公園のベンチは、高層ビルのクレーン車のてっぺんと想像し、筆を進めました。

 カタヤマ ヨシトさん(漫画コース4年)の作品「さようなら」は、デートでの別れ際を描いています。「また会おうね、また遊ぼうね。」と明るい笑顔でほほ笑むその姿も、天使に見えます。

 るくあさん(漫画コース3年)の「失ったのは」は、電源を入れると背景にLEDがともり、聖堂の天使が立体的に柔らかく浮かび上がる仕組みになっています。

(写真下:「ある天使の分岐展」を開催中のギャラリー「イロリムラ」 大阪市北区中崎で 2024年8月14日14時30分すぎ撮影)

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 「現実と架空の民族衣装展」は8月18日(日)まで、「ある天使の分岐展」は19日(月)までそれぞれ開催されました。

 このあと、「国獣祭展」が8月26日(月)~31日(土)まで、大阪中央区久太郎町のコンセントカフェで、「服くらい自由に着たい展」が9月4日(水)~7日(土)まで、東大阪市今米の「Gallery kirittai」で開催されます。
 キャラクター造形学科「グループ展」の合同のサイトのURLは、http://groupten.web.fc2.com。休廊日などは各自で確認してください。

【関連記事】=今年もキャラ造グループ展 7月から9月まで6会場で(2024年07月29日)https://blog.goo.ne.jp/oua_journal/e/74cb7713d3d13b07edda723f01c40f87


プロムナードコンサート 8月に東京、大阪、名古屋で4公演

2024-08-06 23:29:46 | 告知記事

「大阪芸術大学プロムナードコンサート」が、今年度も有観客で開催されます。8月18日(日)、22日(木)、26日(月)、27日(火)に、東京、大阪、名古屋の3都市で4公演。<森下菜穂>


(画像:大阪芸大公式ホームページより)

毎年、各地を巡り、大阪芸大が総力をあげ開催する演奏会「プロムナードコンサート」が、今年も有観客で開催されます。大阪ではポップスとオーケストラを分けた2公演が行われ、東京と名古屋でも開催されます。
 オーケストラステージは、指揮に大友直人教授が、ヴァイオリンは川井郁子教授、ソプラノに小林沙羅准教授、ピアノは今川裕代教授が出演し「Gホルスト/『惑星』作品32」組曲より「木星」などを演奏します。
 ポップスステージは、大阪芸大演奏学科ポピュラー音楽コースと、大阪芸大短大部メディア・芸術学科ポピュラー音楽コースの学生が演奏します。
 8月18日(日)の東京公演、22日(木)の大阪公演、26日(月)の名古屋公演を放送学科教授の馬場典子さんが、8月27日(火)の大阪公演は演奏学科教授の森川美穂さんが司会を担当します。 

8月18日(日)に東京・Bunkamuraオーチャードホールでオーケストラ&ポップス公演。
8月22日(木)は大坂・フェスティバルホールでオーケストラ公演が、27日(火)はZepp Nambaでポップス公演。
8月26日(月)に名古屋・愛知県芸術劇場でオーケストラ&ポップス公演。

 前売り券がチケットぴあ、ローソンチケットで1500円、当日券は2000円です。
在学生や教職員、関係者はWEB申込限定で全公演が無料で鑑賞できます。詳しくは公式ホームページを確認してください。

(画像:公式ホームページより)

<大阪芸大プロムナードコンサート2024>
●開催日時・会場=
8月18日(日)東京公演(オーケストラ&ポップス)
 Bunkamura17:00開演[16:30開場]
8月22日(水)大阪公演(オーケストラ)
 フェスティバルホール  18:30開演[17:30開場]
8月26日(月)名古屋公演(オーケストラ&ポップス)
 愛知県芸術劇場大ホール 18:00開演[17:00開場]
8月27日(火)大阪公演(ポップス)
 Zepp Namba 18:30開演[17:30開場]


●出演者と演目=
オーケストラステージ 
▽出演
大友直人(指揮)、川井郁子(ヴァイオリン)、熊本マリ(ピアノ)、仲道祐子(ピアノ)、小林沙羅(ソプラノ)、マーク・パンサー(ソングライター)
大阪芸術大学管弦楽団・大阪芸術大学混声合唱団
▽演目
•V.モンティ/チャルダッシュ
•G.ガーシュイン/ピアノ協奏曲へ長調より
•F.ブーランク/2台のピアノのための協奏曲ニ短調FP.61より
•バッハ、グノー/アヴェ・マリア
•G.ホルスト/組曲『惑星』作品32より「木星」
•globeメドレー
(DEPARTURES •Can’tStop Fallin’in Love•Love again)
▼ポップスステージ
▽出演 
マーク・パンサー
大阪芸術大学演奏学科ポピュラー音楽コース
大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科ポピュラー音楽コース
※やむを得ない事情により、出演者、曲目等が変更になる場合があります。
●アクセス=
▽Bunkamakuraオーチャードホール:東京東横線・田園都市線・東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」A2出口より徒歩5分[地図]
▽フェスティバルホール:京阪中之島線「渡辺橋」駅下車12番出口直結、Osaka Metro四つ橋線「肥後橋」駅下車4番出口直結、JR「大阪」駅桜橋口より徒歩11分、Osaka Metro御堂筋線・京阪「淀屋橋」駅下車7番出口より徒歩5分、JR東西線「北新地」駅下車11-5番出口より徒歩8分[地図]
▽愛知県芸術劇場:地下鉄東山線または名城線「栄駅」から徒歩3分、名古屋鉄道瀬戸線「栄町駅」から徒歩2分[地図]
▽Zepp namba:南海電鉄、地下鉄御堂筋線または四ツ橋線「なんば駅」より徒歩12分、地下鉄堺筋線「恵美須町駅」1-B番出入口より徒歩10分、地下鉄御堂筋線・四ツ橋線「大国町駅」1番出入口より徒歩7分[地図]

●チケット=前売1500円、当日2000円。
●プレイガイド=チケットぴあ【Pコード 240-912】、ローソンチケット【Lコード 52651】。
●主催=学校法人塚本学院 大阪芸術大学グループ。
●後援=大阪府・大阪市・愛知県・名古屋市。
●マネジメント=大阪アートエージェンシー。
●公式サイト=https://www.osaka-geidai.ac.jp/whatsnew/promunade2023。
●予約・問い合わせ=大阪アートエージェンシー 電話06-6372-4583(平日9:00~17:00)、メール info@o-art-agency.com。