3月2日、大阪芸大キャンパスで、「大阪芸術大学体験入学2025」が開催され、高校生や保護者が、大阪芸大のカリキュラムを実際に体感。公開稽古などで在学生も参加しました。<神農 雄>
(画像:公式HPより)
3月2日、大阪芸大キャンパスで、「大阪芸術大学体験入学2025」が開催されました。このイベントでは、大阪芸大各学科で高校生向けの授業・実習が用意され、入学後に受けるカリキュラムを実際に体感することができます。
少し霧がかかった河南町のキャンパスには、制服や私服などを身に着けた高校生をはじめ、保護者や小さな子どもの姿も見られました。
15学科のうちの一つ、舞台芸術学科では、3月15日(土)と16日(日)に大阪・梅田で上演される、学外公演『真田風雲録』の公開稽古を実施しました。
芸術劇場の客席には、30人ほどの高校生が舞台芸術学科生の演技を鑑賞。激しい動きが特徴の歌唱ダンスシーン、時折入る演出の教授による指導などを、真剣な面持ちで見ていました。
(写真:演出担当の教授から指導を受ける舞台芸術学科生たち)
この舞台で真田幸村を演じる舞台芸術学科3年生の荒木勇哉さんは、「芸大では、演技を目指す人、スタッフを目指す人、美術を目指す人、みんなそれぞれの分野を磨いています。まだまだ成長段階ですが、今日の公開稽古で、私たちが舞台に対して持っているエネルギーを、少しは高校生に伝えられたと思う」と安堵した様子でした。
「芸大に興味を持って来てくれている高校生の前で中途半端なことはできないので、気を引き締めて舞台に立ちました」と話した、飛猿佐助役の髙野皓平さん(同)。「後半はより重要なシーンも出てくるので、台本を読み込んで稽古に向き合いたい」と本番への意気込みを続けました。
お霧役の野中理名さん(同)は、入学するまで全く別のことを学んでいたといいます。「長らく剣道をやっていたので、今までの経験と舞台の内容がつながり、いい機会だと思っています。入学してから楽しい日々です」と答えました。
元々は、音楽ライブの音響に興味があったという西川愛乃さん(同)。「今は、演劇などの音響に携わっていて、勉強になっています。私はワイヤレスマイクをキャストに着けるのが仕事で、養生や汗対策など、細かいところも工夫しています。もう翌日の稽古の準備も出来ています」とコメントしました。
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