琥珀は美しい。現存する琥珀で最古のモノは三億年前の時代を数える。
針葉樹・広葉樹などの樹木の樹液が化石になったものだ。のっしのっしと恐竜達が闊歩していた時代以前からも琥珀予備軍は存在していたハズだが、地殻変動に伴う火山活動などで三億前の琥珀が見つかる事が信じられない。
現在、私達が目にする宝石の琥珀は古くても8000万年前の樹液の化石だ。殆どが6500万年前。
さて、日本人との歴史を見ると約20000年前に遡ります。この頃は旧石器時代で装飾品として既に使われていた痕跡があります。
北海道の柏台遺跡から出土した琥珀がそれなんですが、穴が開いていて身に付けていたのでは。。と推測されています。
仕事柄、琥珀も扱っていますが特に、野性味あるゴツゴツ系を専門に扱っています。
人工的に造られるコハクも多く出回り本物を見分ける技術は必要ですが、美しい琥珀を紹介しましょう。
グリーンアンバーです。大変美しい琥珀でドミニカ産が特に美しい。
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琥珀の中に太陽のような結晶模様が見えるタイプ。しかも、ブルーアンバーと言って、紫外線を受けると青白く光る珍しい琥珀ですが、更に、虹色に光る仕入れ時に100個に1つ出会えるかどうかの逸品。
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そして非売品。あまちゃんで一躍有名になった久慈産の琥珀。10年前に久慈の知り合いから原石で譲ってもらいカットしてもらったコレクション。
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樹木の樹液が長い年月を経て、再び、地上に現れて人間が身に付けるというのは凄い事だと思うのですよ。
何度みても違う表情を見せる琥珀は不思議。
paikaji