今日は江戸時代の僧侶、円空の足跡を辿る旅。
円空は確かに存在していた修行僧ではあるのですがその正確な記録が殆ど無いのがホントのところ。でも、円空は膨大な仏像を彫り残しています。
円空仏と言われる一刀彫りの野趣溢れる仏像。
修行僧ですから己に過酷な修業を課すわけです。生涯で３０万体の仏像を彫り上げる荒行。丁寧に彫る訳にはいきかせんからげんのうとノミで一気に削り出す一刀彫りを採用するわけです。
愛知県、岐阜県に多くの円空仏が現存していて、それは日本各地に残っています。円空は岐阜県羽島市とも郡上市美並の生まれともいわれ、とにかくその素性すら恐らく分からない、江戸時代に生きた修行僧ではあるのです。
その円空が厳しい修業をしたとされる岐阜県郡上の高賀山界隈には円空の痕跡が多く残っています。今回はその細い線を辿る旅。
まずは円空由来の六社巡り。高賀六社巡りです。
どこから回るかでしたが、工事で通行止めやら何やらで予定の順路を辿れずでしたが、まずは星宮神社に行って来ました。
ここは予定では最後に訪れたかった神社。。
粥川渓谷が眼前に迫る名刹。
この星宮神社は九州に多い本州では珍しい神社。星を司る神社。その後神仏習合で本尊は虚空菩薩になりましたが、宇宙を既に見据えていたとは驚きの神社なんです。。
さ、飛騨地方はあいにくの雨ですが明日も一気に巡ります。
では。
paikaji
