そうそう、先日お邪魔した島根県益田のお店の向かいの神社、豊田神社さんが境内に神仏習合殿を創建しているんですが、訪れたその日、なんと棟上げのタイミングでした。こりゃあ~いいぞ、と言うことで「餅撒きもあるんじゃないの?」と行方を伺っていたら。。
夕方5時から餅撒きと言うことで、生涯初めての棟上げ式に参加。
厳かに氏子さん達による神事が進みます。

棟上げの飾り破魔矢。

近くの幼稚園の園児が今か今かと騒いでいます。

お待たせ致しました、「さ~撒きますから争わないようにね~」と。

保育園の先生方も「皆で分け合うんだよ~」と始まる前はお淑やかですが。。
いざ、始まると。。

てんやわんやの大騒ぎ。こっちこっち!と保母さんが子供そっちのけ。。顔面に餅が当たりふらつきながらも人が掴んでいる餅を引き抜く迫力。。女性のバーゲンでの活躍ぶりを垣間見た気がしました。
めでたいのですが、何だかスゴいものを見てしまった感満載の棟上げ初体験でした。
さて、この神仏習合というのは明治維新後急速に進んだ統廃合です。それぞれ経営が立ち行かなくなるのを防ぐために政府が音頭をとって神社とお寺の機能を持たせる政策です。
お寺は檀家がいてお墓という商品があります。神社には神が祀られていてお賽銭という自動販売機があります(現代風に分かり易く表現してます、お気にさわった方、ごめんなさい)。経営統合して長く地元に残り、心の支えを保つ為に行った明治維新後の神仏習合。
今、この平成の世にそのような習合殿を創建するんですからこの豊田神社の凄さが分かるのです。
伊勢神宮より古い歴史を持つ豊田神社。あるんですよ。そんな神社が。
日本は奥が深いんです。
では、
paikaji