マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

ネットの責任とは・・・・

2012年01月09日 07時57分38秒 | ひとりごと
ネットで商売をしている人は多い。私の知り合いっていうか、お客さんにも呉服や寝具、あるいはコーヒ豆を売っている人がいる。
しかし彼らが日頃からいかに努力しているか知っているので自分は絶対にネットで商売をしようとは思わない。ただ、本当に限られた方だけにコーヒー豆をお分けしているだけである。要は、根が無精なためネット販売まで手を広げる気はないのだ。
ましてやこのブログは自由に自分の意見を垂れ流す身勝手なブログである。商売は不特定多数に八方美人で対応しなければならないのに、たとえばとてもたくさん買ってくれるお客さんからコメントが来て「そんなことを言うならもう二度と買わないぞ・・・」などと言われたら困ってしまうだろ?
やはり商売と趣味とは別のものである。意見は立派なことばかり言っていても商売のやり方は無茶苦茶という人は大勢いる。逆にちゃらんぽらんな人でも商品だけは立派という人もいる。私は基本的に「儲けることは罪悪である」というおおよそ商売人としてはあってはならない思想の持ち主である。だから何をやっても儲からないのだ。

カフェのコーヒーは現在180円である。みんなが安すぎる、もっとせめて200円にしたらどうかと言ってくれる。しかし私は「いや、あの偉大なドトールさんでも200円でやってるじゃん、私などがドトールと同じ値段では恐れ多いではないか」と断固値上げを拒否している。
昨年の3月ごろ、コーヒーの生豆が大幅に値上がりした。低くても3割、大きいものは5割ほどの値上がりだった。また、うどん屋の方も毎年小麦粉が値上がりしている、そしてネギなどはこのところ倍近くになっている。でもでも、消費税値上げ反対を叫ぶ私がそう簡単に値上げを出来ないではないか。そこでずーっと我慢して価格を据え置いている。儲かるわけないよね。

えーっと、何の話だっけ・・・。そうそう、自分が儲からないという話じゃなくて、ブログでいいことばかり言って、それを信じている読者に物を売り付けるのは邪道だということ。逆に、物売りに政治向きの話はご法度ということ。

どうしてこんなことを言うかというと、最近有名になった播磨屋というせんべいやさん。この播磨屋という店がとんでもない右翼だったのだな。まあ、勝手だけどね・・・。右翼だからもう二度と買わないって人が出てもかまわないというスタンスなんだろうけど、凄い会社だね。

もうひとつ、飯山先生が取り上げていた「新時代へのなんたら・・・」というサイト。これもややこしいよね。会員制なんだから外部がとやかく言う必要はないが、飯山さんも会員です・・・という名文を大々的に打ち出している点が問題だろう。飯山先生が強い口調で批判するのは、自分の名前が不当に利用されていたからだろう。

以前、私がイベリコ豚を紹介し、とても嫌な思いをしたことがある。ある読者からメールで、イベリコ豚の取り扱いをしていてとても苦労している・・・みたいな話で、ぜひ力になってもらえないかとのメールだった。馬鹿な私は軽い気持ちでイベリコ豚を取り寄せ、ブログにその特集をした。実際のところ、豚自体は今まで見たこともない不思議な肉だった。つまり、結構おいしかったのだ。
何人かの読者が興味を持ちそれを購入したみたいである。そこまでは問題はなく、イベリコ豚自体はおいしいし、価格も安いわけではないが格別の問題はなかった。
問題はそこからで、購入した人にいわゆるマルチ商法もどきへのお誘いが来たのだ。そしてさらに問題だったのは、このメール主はまゆみさんのブログ読者を中心にしていたのだった。
まゆみさんが怒るのは当然で、私のブログは趣味の世界であり、いざとなればやめればいいが、まゆみさんのブログは彼女の仕事場なのである。私のブログとは違い、他人がそれを勝手に利用してはいけないのだ。
いまさらこの問題を蒸し返す必要はないのでこれぐらいにしておくが、ネットの怖さを思い知らされた出来事だった。
昨日の話ではないが、食べログ問題は非常に怖い問題を含む。国債の格付け一つで一国の首相の首が飛ぶように、ミュシュランの星が一つ減るだけでシェフが自殺することさえあるのだ。結局のところ、あふれかえる情報の大半はせいぜい参考にする程度で、あとは自分で判断せよということであろう。

昨日、やや暖かかったので女房のトレーニングを兼ね散歩に出かけた。30分ほど歩くと日泰寺という大きな寺院がある。その参道は最近とても整備され、結構人出が多いのだ。
久しぶりだったので、英国屋さん(紅茶屋カレーで有名)が新装されていたり、コメダの新店舗が出来ていたり・・・驚くばかり。参道の入り口にはスタバもあるでよー。

その参道に昔ながらの串カツ屋さんがある。よくこの界隈を歩いているが、何故かそこには入ったことがなかった。中の見えないすりガラスを開け店に入るのには少々勇気がいるが、でも開けてびっくり。店内は満員だったのだ。とりあえず「串カツ定食」を注文した。600円である。大もりのご飯に串カツ(味噌あじ)5本、キャベツとマカロニサラダ添え。そして赤出汁の味噌汁。うーん、安くてうみゃー。久しぶりに大満足だった。

年末から正月にかけて結構ぜいたくな食事をしてきた。年末はカフェとうどん屋の店員たちと忘年会で中華料理のフルコース。正月は家族会でホテルの中華三昧。女房の実家へ行ってホテルの和食会席。どれもおひとり様一万円コースである。それでも串カツの600円が一番うまかったぞい。満足感というのは不思議なものである。

自他共に私はB級グルメを自認している。つまり、安くておいしいのが一番である。本当ならその店を大々的に紹介したいのだが、多くのお客が押し寄せ、店がパンクするとかえってまずいのでやめておこう。つまり、今後も自分がそこの店を利用しようと思うのならネットに報告しないほうがよいということだな。