うれしいな・・・、今日は土曜日なのに祝日。つまり今日はお休みなのだ。サラリーマンにとっては一日損した気分かもしれないが、私は大喜び、久しぶりに連休だ。しめしめ・・・。今日は久しぶりに読書でもしようかな。で、何の祝日?建国記念日ではなく建国記念の日です。「の」が入ると意味がちょっと変わる。日本語って面白い。
皆さんはTBSドラマ「運命の人」を見ているだろうか。
このドラマの元となる西山事件とは、沖縄返還交渉時に米国と密約が交わされ、その密約の国家機密文章を毎日新聞の西山記者が手に入れ、国会で当時の野党である横路議員が密約の存在を暴露したことに始まるのだ。
当時の私は政治にはまったく興味のない大学生時代だったが、私の母は多いに怒り、毎日新聞を断り、中日新聞に切り替えた覚えがある。何を怒ったのかははっきりしている。つまり、外交機密文書を手に入れるために外務省女性職員に近づき、「ひそかに情を通じ、これを利用して」手に入れた手段が卑劣だったと報道(週刊新潮が中心)されたからである。
まさに「報道の自由」がどこかへ飛び、「取材のためなら何をしても良いか?」の議論に摩り替えられたのだ。毎日新聞はこのことで世間から非難の嵐を受け、経営不振に陥り現在に至っている。また、国家機密を暴くことは違法なことだとはっきり裁判所が認めたのである。西山記者が世間に問うたのは密約の中身であり、国民の知る権利だったはずなのだが・・・・。
つい最近、岡田副首相は密約の存在を認め、西山記者に詫びたいと記者会見で発言した。今さらではあるが、佐藤首相にノーベル平和賞を渡したいが為、国民の知る権利はこのとき死んだのである。黙祷・・・・・。
まあ、その事件の顛末はwikiなどにも詳しく論じてあるので、ここで論じる必要はない。問題は、ドラマでも重要な役割を果たしている上司の政治部部長が実は三宅久之で、ライバル会社の政治記者がナベツネだったことである。別に調べる気はなかったんだけど、、ナベツネさんがドラマの内容が気に入らず山崎豊子に取材協力した西山記者を非難していると聞いたからである。でも、どう考えてもやぶ蛇じゃないか?
この事件、ナベツネ(朝日新聞の記者)、三宅(毎日政治部長)、後藤田、福田、角栄、大平、中曽根・・・などなど、当時の実力者が顔をそろえ、いまさらながら西山記者の起こした事件の波紋の大きさが偲ばれるのである。
さて、このことで私が思ったのは、なぜナベツネや三宅がマスコミ界でいつでも威張っていられるのかの理由である。若いころ二人とも正義感の強い記者魂にあふれた国民の知る権利の代理人だったはずである。それがどうして・・・・?
要は、毒まんじゅうを食らったんだろね。とてもおいしかったってか?
皆さんはTBSドラマ「運命の人」を見ているだろうか。
このドラマの元となる西山事件とは、沖縄返還交渉時に米国と密約が交わされ、その密約の国家機密文章を毎日新聞の西山記者が手に入れ、国会で当時の野党である横路議員が密約の存在を暴露したことに始まるのだ。
当時の私は政治にはまったく興味のない大学生時代だったが、私の母は多いに怒り、毎日新聞を断り、中日新聞に切り替えた覚えがある。何を怒ったのかははっきりしている。つまり、外交機密文書を手に入れるために外務省女性職員に近づき、「ひそかに情を通じ、これを利用して」手に入れた手段が卑劣だったと報道(週刊新潮が中心)されたからである。
まさに「報道の自由」がどこかへ飛び、「取材のためなら何をしても良いか?」の議論に摩り替えられたのだ。毎日新聞はこのことで世間から非難の嵐を受け、経営不振に陥り現在に至っている。また、国家機密を暴くことは違法なことだとはっきり裁判所が認めたのである。西山記者が世間に問うたのは密約の中身であり、国民の知る権利だったはずなのだが・・・・。
つい最近、岡田副首相は密約の存在を認め、西山記者に詫びたいと記者会見で発言した。今さらではあるが、佐藤首相にノーベル平和賞を渡したいが為、国民の知る権利はこのとき死んだのである。黙祷・・・・・。
まあ、その事件の顛末はwikiなどにも詳しく論じてあるので、ここで論じる必要はない。問題は、ドラマでも重要な役割を果たしている上司の政治部部長が実は三宅久之で、ライバル会社の政治記者がナベツネだったことである。別に調べる気はなかったんだけど、、ナベツネさんがドラマの内容が気に入らず山崎豊子に取材協力した西山記者を非難していると聞いたからである。でも、どう考えてもやぶ蛇じゃないか?
この事件、ナベツネ(朝日新聞の記者)、三宅(毎日政治部長)、後藤田、福田、角栄、大平、中曽根・・・などなど、当時の実力者が顔をそろえ、いまさらながら西山記者の起こした事件の波紋の大きさが偲ばれるのである。
さて、このことで私が思ったのは、なぜナベツネや三宅がマスコミ界でいつでも威張っていられるのかの理由である。若いころ二人とも正義感の強い記者魂にあふれた国民の知る権利の代理人だったはずである。それがどうして・・・・?
要は、毒まんじゅうを食らったんだろね。とてもおいしかったってか?