マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

ABCDEのまとめ①Bとは・・・

2013年03月20日 09時46分48秒 | ABCDEまとめ
本日は祝日なので時間は十分にある。そこで読者から要望の多いABCDEの解説をします。新しく「ABCDEまとめ」というカテゴリーをつくり、わからなくなったらそこを見てもらうような記事にするつもりです。

今回はまとめの第一回です。一番危険で、一番わかりにくいB組織、つまりシオニストと呼ばれるグループに焦点を当てます。
まず、多くの人が誤解しているのは米国ですね。「米国の圧力」、「外圧」、「米国の陰謀」、その他・・・これらをすべて同じ組織の陰謀と見るから世の中が見えなくなるし、世界はすでに終わってしまうような錯覚に陥ってしまう。
その原因はそれらの組織を動かしている支配者たちが表に出ず、エージェントを使い自分たちは裏支配に徹しているからであり、その支配者のグループを大きく分けてABCDEの五種類に分けたのが新しいマヨ理論、ABCDE理論である。
言うまでもなく米国もBDEの三つの派閥が入り込み、熾烈な諜報戦を演じている。それを知らないことには米国を理解することはできないし、もちろん世界の動きなど見えるわけがないのだ。一流の評論家ですら「米国は・・・」みたいな発言をするが、思わず教えてあげたいような衝動にかられることがある。
支配者の定義ですが、権益を持つ者としておきます。つまり、日本という国家を所有するのはもっぱらCであり、AはCとともにアジアでの権益を持っているということ。つまり、支配者は国家間の条約を結ぶ時、表に出る署名者ではなく、本物の条約に国家を代表してサインをする人である。つまり、「米国は・・・」というのは正しくなく、「米国の領主さまの一人、だれそれは・・・」でないと意味がないということになる。

さて、今回はB組織なのだが、いきなり古代に行ってしまうと大変長い論文を書くことになる。せっかちな人が多い中で、これでは誰も読む気をなくすだろう。そこで昔のことはすっ飛ばし、現代に直結するところから始めることにしよう。

まず、「謎の男、アルバートパイク(1809-1891)」から始めよう。イルミナティー最高幹部という彼がイタリア建国の父、ジョゼッペ・マッチーに送った書簡には「「世界を統一するために今後3回の世界大戦が必要だ」と書いてあり、「1回目はロシアを倒すために、2回目はドイツを倒すために。3回目はシオニストとイスラム教徒がお互いに滅し合い、いずれ世界の国々もこの戦争に巻き込まれ、それが最終戦争に結びつくだろう」と書かれていた。
「我々は、無政府主義者と無神論者を世に解き放ち、社会的大変動を引き起こす。」とも書いているが、彼らはコミュニストと自らを呼ぶ。つまり、イルミナティーは姿を変え、コミュニストとして世界革命を目指すことになるのだ。共産主義はその一つの形であり、すべてではない。彼らは正反合、極右・極左、原理主義という暴力装置で世界を揺さぶっている。

イルミナティーはヴァイスハウプトが作ったことになっているが、単に大学教授であった彼が自分の学生5人と作ったインチキ団体で、最初はたいした組織ではなく、その歴史はほぼ後付けである。
なぜイルミナティーが世界的な組織になったかといえば、たまたま都合が良かったからである。つまり、アメリカ新大陸に清教徒や新教徒が移住し、英国本国との利害が対立を生む。ヘッセン・カッセルは英国に大量の兵隊を貸し付け大もうけをしていたが、対する大陸のメーソン組織はフランクリンをフランスに派遣し、ヨーロッパ中のメーソンリーに支援を求めてくる。この為ヨーロッパの諸王たちはメーソンリーの内部を切り崩す必要に迫られる。
もともとヘッセンカッセル方伯フリードリッヒ2世は英国王ジョージ3世、オーストリア女帝マリアテレジア等と協調し、ハノーバーやプロシア、ザクセン、ヴュルテンブルグ、バイエルンなどを統一し、ドイツに反動的な千年王国の建設を夢見ていた。そのためフリーメーソンを弱体化させるための武器に選んだのがイルミナティーだったのである。
まずヘッセンはテンプル騎士団の団長、ブラウンシュヴァイク公を取り込み、これを乗っ取ると、腹心クニッゲ男爵にイルミナティーを乗っ取らせる。
ヘッセンはそのころ資金の運用を新興財閥ロスチャイルドに任せ、また、資金難にあったタクシスにロスチャイルドから融資させ、彼をヘッセン陣営に取り込む。そしてタクシスのオカルト術をイルミナティーに導入し、各地のフリーメーソンをオカルト組織へ変身させるようイルミナティーの工作員を潜入させる。

Bの始まりはヘッセンというDの頭目の一人がフリーメーソンにイルミナティーというオカルト工作員を潜入させたことで生まれたということ。そしてイルミナティーはコミュニストと名を変え、世界中へ革命と戦争を生み出すことになる。ここで注意してほしいのは、世の中のロスチャイルドの陰謀と呼ばれるほとんどの裏にヘッセンがいると言うこと。そしてイルミナティーはタクシスのオカルト部門であり、根っこはヘッセンだということ。タクシスとはオーストリア皇帝の専属郵便会社を作った貴族で、世界中の情報を握ると言われ諜報を得意とする。トウーレ協会とはそもそもタクシスそのものである。
で、当初の計画としてBはあくまでDがフリーメーソンの内部撹乱に送り込んだ刺客だったわけで、アメリカの南北戦争まではまさにD側の思い通りに動いていた。しかし、南北戦争の結果、南部の敗退は奴隷貿易や麻薬取引を主としていた東インド会社の株主にとって良い話ではなく、その恨みが現在までつながっている。そして思いのほかBが突出し、それを生み出したD側を圧倒しつつある点、まさにうれしい誤算といえるかもしれない。
東インド会社というのはいわゆる貿易会社で、アジアでイエズス会と鋭く対立するのであるが、ジェノバ・キャボットが裏で動き、さらにその裏にはエジンバラ公だとか、イタリア王サヴォイアなどが登場してくる。つまり、BはDと同様、巨大な資金をバックに持っているのである。

さて、シオニストというのは第三次大戦のために用意された一大プロジェクトであり、イスラエル建国のためにルーズベルト、チャーチル、スターリン以下、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディー、ジョンソン、ブッシュなど、すべてDとBが主導で準備されてきたものであり、基本的にD、Bの書いた絵の通りである。

で、Bの予定表だが、すべて順調に進んでいるかといえば、そうでもなく、彼らの策謀をEはすべて承知している。ただし、Eの中心は米国を中心とした大企業なのであり、兵器産業もその中心に位置する。兵器の開発と産業の振興は車の両輪のようなもので、戦争はEにとっても痛しかゆし・・・・の面がある。まあ、基本的にはEが優勢な中で、たまにBの暴走を見て見ぬふりをするというのが現状なのではないか。
例えば、E側は日中の衝突は避けたいと思っているが、日中のどちらかが挑発行為をし、突発的な衝突が起きたとすると、E側も躊躇することなくボタンを押すだろう。もちろん北朝鮮も同様で、E側は絶えず北に対し、つまりBと日本のCの一部に警告を与え続けている。その警告に反した行為があった場合の結果は悲惨なものになるだろう。

一部のブログに国連やCFR、RIIAがイルミナティーの組織のように書いてあるものがある。太田龍さんの三百人委員会も同じような理解である。が、それはちょっと認識が違う。あくまで世界機関であり、各派閥が同席し世界の方針を話し合う場所だと理解するべきである。逆に言うなら世界が平和であろうとするなら、それらが正常に機能することが必要だと言うことです。

さて、書き出したものの、皆さんにご理解いただくのは至難の業である。言うまでもなく私の力不足が原因である。
まだまだ書かねばならないことはいっぱいあるが、こちらの頭の整理が出来ていないのだ。
また時間のある時に書きます。