先週の日曜日に明治村へ行った。ここは犬山市の中の広大な地域を名鉄という一企業が歴史博物館として開発したもので、はっきり言ってとても採算がとれるような代物ではない。道楽にしてもここまでやるか?ってレベルである。まあ、我々見学者にとってはこんな素晴らしい遊び場所はないのである。(調べると財団法人なんだね)
名鉄はともかくとして、国鉄、西鉄、近鉄、西武、阪急、阪神、南海・・・これらはプロ野球の球団を持った電鉄会社である。彼ら電鉄会社はまず莫大な資金を投入し、路線となる土地とその周辺の地所を買い占め、鉄道を敷き、駅を作り、駅のまわりに住宅や工業団地を誘致する。その鉄道の輸送力を利用し、企業は原料の輸送、製品の出荷、さらには労働者の足となり、いわば日本株式会社のインフラとして大きな役割を果たしたのであり、まさに国策産業だった。
なぜこんな当たり前のことを今述べるのかというと、アメリカの歴史を研究している段階で、アメリカの発展の原点がペンシルベニアにあり、その鉄道産業から世界帝国が生まれて行くことがわかったからである。
ペンシルベニアはアメリカの州として一番最初に成立したところである。そして何よりクエーカー教の聖地でもある。
ペンシルベニアが出来た理由は英国の宗教政策によるもので、ウイリアム・ペンというクエーカー教徒が国教会側からの新教弾圧を受け、彼の親がチャールズ2世に貸した大金の証書をかたに領地として手に入れ、集団で移民したである。彼らクエーカー教徒は自由・平等・博愛を謳いペンシルベニアを自由発祥の地とした。
クエーカー教徒は異教徒であるため、英国内では政府の要職に就くことはできず、したがっていわゆる中産階級の手工業者や商人が多く、さらに他教徒との婚姻は認められないため一種独特の団結感を有していたようだ。
ペンシルベニアでの産業の発展と、いわゆるE派閥の成立と大きな関連があるので詳しくはまたの機会にするが、園田氏の記事から引用するなら「米国では、クエーカーが切り開いたペンシルべニア州を中心に巨大な鉄道網が登場し、その莫大な投資額ゆえに金融機関と密接に結びつき、金融資本の形成に決定的影響を及ぼした。」(最新日本政財界地図16 鉄道業と欧米日エスタブリッシュメントから)とある。
セシル・ローズ、後にローズ資金として有名になるが、実はボーア戦争という最悪の侵略戦争を仕掛けた貴族がいた。この南アフリカで行われた植民地戦争は英国の威信をかけた戦いとなり、この為にロシアとの戦いに日本を巻き込むことになった。
この戦争に勝利したローズは表向きはロスチャイルド家の融資を受けたように言われるが、そんなレベルの話ではなくRIIAやCFRの設立に至る世界通貨調整カルテルの立役者になったのである。
ローズはペンシルベニアで鉄鋼、鉄道、造船などへ莫大な投資を行い、結果、カーネギー、ロイズ、バークリーなどのクエーカー財閥を生み出した。そしてその後、例のロックフェラーやモルガンが登場し、デュポンなどもこのころかな・・・?これらがEの実態なのである。前に取り上げたボストンのキャボットもEだが、いわゆるアメリカの所有者の一人なのである。
まあ、そんなアメリカの話ではなく、今日は日本の話だった。要は、鉄道は莫大な投資を必要とし、インフラさえ整えば投資額をはるかに上回る回収が可能な重要な産業だったわけだ。現在は自動車や航空機に押され、花形産業の地位を譲ってしまったが、蓄積した富の一部が明治村などにその一端を見ることができる。
つまり、明治維新をしかけたのは薩長を裏から操ったマセソン商会、つまりDだったわけだが、日本の扉を開けたのはペルー提督を代表とするEである。E側はペンシルベニアの成功をお手本に、鉄道と製鉄を中心とした富国強兵策を日本に導入したのだろう。当然それらはクエーカー人脈が活躍したはずである。
プロ野球が鉄道企業を中心に始まったのは偶然ではなく、鉄道産業育英の一環としてアメリカに教わったと見るべきだろう。
そんなことを考えながら一日かけて明治村を一周した。帝国ホテル本館や、川崎銀行の本店、聖イグナチオ教会、その他多くの明治の建築物をこの目で見て、今の弁当箱のような味気ない建造物と違い、日本が一流国家を目指していた迫力というか、意気を感じざるを得ない。明治が良い時代だったかは私にはわからないが、突然世界の脅威に直面し、国民がひとつになって頑張った時代だった事は間違いないだろう。
一億の民がひとつになると怖いと思うと同時に、ここまでやれるのだと感動もするのである。
・・・やれやれ、明治村へ行くだけで色々と考えてしまうのだが・・・で、今日もよい天気なので日泰寺にでも散歩に行くことにするか・・・WKI「覚王山日泰寺 (かくおうざん にったいじ) は、愛知県名古屋市千種区にある超宗派の寺院である。 タイ王国から寄贈された仏舎利(釈迦の遺骨)を安置するために、創建された。「覚王」とは、釈迦の別名。また「日泰」とは、日本とタイ王国を表している。」
どの宗派にも属していない日本で唯一の超宗派の寺院で、八切氏によれば、名古屋の人はけちだから、お寺に金を取られるのは「もったいない」から自分たちで墓地を作ろうと考えた・・・みたいな話だったが、実は我が家のお墓もここにある。それが、結構高額な管理料を取るのだよ。まったく「もったいない」のだ。
名鉄はともかくとして、国鉄、西鉄、近鉄、西武、阪急、阪神、南海・・・これらはプロ野球の球団を持った電鉄会社である。彼ら電鉄会社はまず莫大な資金を投入し、路線となる土地とその周辺の地所を買い占め、鉄道を敷き、駅を作り、駅のまわりに住宅や工業団地を誘致する。その鉄道の輸送力を利用し、企業は原料の輸送、製品の出荷、さらには労働者の足となり、いわば日本株式会社のインフラとして大きな役割を果たしたのであり、まさに国策産業だった。
なぜこんな当たり前のことを今述べるのかというと、アメリカの歴史を研究している段階で、アメリカの発展の原点がペンシルベニアにあり、その鉄道産業から世界帝国が生まれて行くことがわかったからである。
ペンシルベニアはアメリカの州として一番最初に成立したところである。そして何よりクエーカー教の聖地でもある。
ペンシルベニアが出来た理由は英国の宗教政策によるもので、ウイリアム・ペンというクエーカー教徒が国教会側からの新教弾圧を受け、彼の親がチャールズ2世に貸した大金の証書をかたに領地として手に入れ、集団で移民したである。彼らクエーカー教徒は自由・平等・博愛を謳いペンシルベニアを自由発祥の地とした。
クエーカー教徒は異教徒であるため、英国内では政府の要職に就くことはできず、したがっていわゆる中産階級の手工業者や商人が多く、さらに他教徒との婚姻は認められないため一種独特の団結感を有していたようだ。
ペンシルベニアでの産業の発展と、いわゆるE派閥の成立と大きな関連があるので詳しくはまたの機会にするが、園田氏の記事から引用するなら「米国では、クエーカーが切り開いたペンシルべニア州を中心に巨大な鉄道網が登場し、その莫大な投資額ゆえに金融機関と密接に結びつき、金融資本の形成に決定的影響を及ぼした。」(最新日本政財界地図16 鉄道業と欧米日エスタブリッシュメントから)とある。
セシル・ローズ、後にローズ資金として有名になるが、実はボーア戦争という最悪の侵略戦争を仕掛けた貴族がいた。この南アフリカで行われた植民地戦争は英国の威信をかけた戦いとなり、この為にロシアとの戦いに日本を巻き込むことになった。
この戦争に勝利したローズは表向きはロスチャイルド家の融資を受けたように言われるが、そんなレベルの話ではなくRIIAやCFRの設立に至る世界通貨調整カルテルの立役者になったのである。
ローズはペンシルベニアで鉄鋼、鉄道、造船などへ莫大な投資を行い、結果、カーネギー、ロイズ、バークリーなどのクエーカー財閥を生み出した。そしてその後、例のロックフェラーやモルガンが登場し、デュポンなどもこのころかな・・・?これらがEの実態なのである。前に取り上げたボストンのキャボットもEだが、いわゆるアメリカの所有者の一人なのである。
まあ、そんなアメリカの話ではなく、今日は日本の話だった。要は、鉄道は莫大な投資を必要とし、インフラさえ整えば投資額をはるかに上回る回収が可能な重要な産業だったわけだ。現在は自動車や航空機に押され、花形産業の地位を譲ってしまったが、蓄積した富の一部が明治村などにその一端を見ることができる。
つまり、明治維新をしかけたのは薩長を裏から操ったマセソン商会、つまりDだったわけだが、日本の扉を開けたのはペルー提督を代表とするEである。E側はペンシルベニアの成功をお手本に、鉄道と製鉄を中心とした富国強兵策を日本に導入したのだろう。当然それらはクエーカー人脈が活躍したはずである。
プロ野球が鉄道企業を中心に始まったのは偶然ではなく、鉄道産業育英の一環としてアメリカに教わったと見るべきだろう。
そんなことを考えながら一日かけて明治村を一周した。帝国ホテル本館や、川崎銀行の本店、聖イグナチオ教会、その他多くの明治の建築物をこの目で見て、今の弁当箱のような味気ない建造物と違い、日本が一流国家を目指していた迫力というか、意気を感じざるを得ない。明治が良い時代だったかは私にはわからないが、突然世界の脅威に直面し、国民がひとつになって頑張った時代だった事は間違いないだろう。
一億の民がひとつになると怖いと思うと同時に、ここまでやれるのだと感動もするのである。
・・・やれやれ、明治村へ行くだけで色々と考えてしまうのだが・・・で、今日もよい天気なので日泰寺にでも散歩に行くことにするか・・・WKI「覚王山日泰寺 (かくおうざん にったいじ) は、愛知県名古屋市千種区にある超宗派の寺院である。 タイ王国から寄贈された仏舎利(釈迦の遺骨)を安置するために、創建された。「覚王」とは、釈迦の別名。また「日泰」とは、日本とタイ王国を表している。」
どの宗派にも属していない日本で唯一の超宗派の寺院で、八切氏によれば、名古屋の人はけちだから、お寺に金を取られるのは「もったいない」から自分たちで墓地を作ろうと考えた・・・みたいな話だったが、実は我が家のお墓もここにある。それが、結構高額な管理料を取るのだよ。まったく「もったいない」のだ。
確か記憶が間違っていなければ、名鉄は台風で寸断された時に、一気に複線化して復興したとか。そしてそれが小説になったとか。
その時の社長が日経に回顧録を書いていて、印象に残っています。何でも、分断化された拠点で乗客の安全やら施設の保全やらで活躍した人たちが、実は平常時の人事評価が低かったという。
乱世の雄は平時では評価されないということに気が付いて、それから以降人事評価のやり方を替えたとか。
米帝については、鉄道産業の次が石油のロックフェラーでしたっけか? 禁酒法でアルコール燃料の車を排除したという。
いずれにしても日本の良い時代だったわけです。
ロックフェラーは鉄道を利用して富豪になったわけで、このことで、彼はEの一員ではあっても筆頭にはなれないということですかね・・・。
禁酒法はまだ考察出来ていません。
新緑の季節に走った尾張パークウェイはキレイだったなぁと懐かしく思い出されました~^^
私はクエーカーと言えば、クエーカー家具で岐阜県の清見で家具を作られていた人を、これまた思い出しました。
その後北海道に移られましたが・・・。
覚王山近くに娘夫婦が住んでいて、坂の下にある老舗のJazzライブハウスのマスターにはお世話になっているので、時たま演奏を聴きにお邪魔してますよ。
日泰寺でお葬式をするとお金が一番掛かると噂ですが!?・・・
JAZZ]ライブハウスとは素敵ですね、また場所を教えてください。
日泰寺で葬式?基本料金が1千万とか・・・!噂ですから知りませんけども。
このクエーカーってwikiで見ると「光の子」とかなんとか自称していてメーソンと関係ありそうですね。
クエーカーの平和主義は相手よりすごい武器を持つことで成り立っているわけで、まさに皮肉なのでしょう。
私の居留地では、4局しかありませんが、もしあの5局を、マヨ理論に例えるならば、当て嵌めることは可能でしょうか?
つまり、ある程度の色分けは出来るという事か・・・?
今後の課題にしておいて下さい。
まぁ日本の近代史にはこの教徒はワケありですね。