Pandakingなgooブログ

パンダミックな
インフルエンサー

こうなるしかない進み方を、ただ、してる

2023-04-17 06:17:32 | 日記
この数年のロシアのニュースに抱く違和感について書きます。

ウクライナ侵攻でロシア・プーチンの野望(と書いてもはや差し支えあるまい)などで「プーチンが短気を起こすといけないから」などという理由を開戦当初から耳にするたびに「どんなりゆうよそれ」って感じてました。

世界には複数の核ミサイルを持ってる国がある。
その国全部の指導者が、ロシアに倣ったような傍若無人ぶりを見せる時に、そこの指導者が「奴は核ミサイルを撃つかもしれない」を世界が不安視し、撃たせないように手加減いっぱい配慮一杯に周囲の国家群が振る舞わなくちゃなんないのかと、私はそれを辟易としたんでしょうね。

表向きに、意図的なスピン込みで「そういう変な理由と知れたこと」事態をあてがった気がしてます。悪いもんは悪い、という欧米得意の問答無用を「この件については」ためらってるのにも意図を感じます。水面下でなにがしかのかけひきがあり、その妥協の産物のうちに「プーチンがやけを起こさないように」なる絶妙に気持ちの悪い「ナイスフレーズ」が誕生した経緯。

市井が知る由もないところで動議・発動され、その筋で「悪いことをしてる相手にも世界は配慮し続けてる」姿勢を見せとき続ける事自体に、メリットがあり、その先に「こっちのほうであるべきだ」という結末への誘導が周到に仕込まれてるのでしょう。
それともいきあたりばったりの妥協の産物?世界はまだそこ?

ウクライナに勝っても負けてもロシアは既に「兄弟国」を決定的に失ったし、自国防衛線もフィンランドの国境線分、以前に比較的手抜けた防衛ラインを強固にしつらえ直さなくてはならなくなった。ウクライナをどうこうとか言う前に、ロシア事態の国体が弱体しきってしまうのに2年とかからないほど、戦争は国の体力を奪う。ことさら自国民を大事にしない運用をするロシアは兵士も軍管理職も他国に類例のないほどの死亡率の高さ。死んだら頭数を足せばいいと言わんばかりの動員。あくまで戦争と称さないだけの、
  • どこまでも見栄っ張りなスタイル。
  • 減っていく人口。
  • 疲弊する経済と産業。
  • 世界からのつまはじき。
  • ロシア軍の他国内での野蛮行為の連続。
  • 支持しようのない国家の振る舞い
の連続が、「それが正直なありよう」とばかりに延々続けた。

戦争において練度高め設定で蓄積して来れた既存のベテラン軍人たちを死去させちゃうほどの素人運用。こんなに傍目にも下手さがわかる戦争実行者ははじめてみた気がする。

どれもこれもが「プーチン(ロシア)は核を撃てちゃうと言えちゃえる野蛮の国」にはなった。(ここに至るまでの経緯と、バックヤードは端折る。いまはそこにフォーカスしないで済む内容を詰めているところだから)

引き返せないほどの、取り返しのつかないほどの世界的地位の凋落をロシアは自ら率先実行した。
「ロシアは核を撃つぞ」と所有国がここまで落ちぶれきれる弱さでやってたことを自ら晒した。
核の所有者は相応なプロであるべきと示すノブレズオブリージュ的権威者のはずが、「ロシアにかかれば、こうでござい」の場にした。

ウクライナに対する世界の冷酷も感じる。早々にウクライナを救うこともできるくらいには世界には準備高があったのに、その心構えも完遂しなかったし、ウクライナに「出せるだけは出させる」の姿勢に終始してる。世界諸国は侵略される国に対してさえも「自国に影響のアルトコないとこ」を鑑み続けてるばかりに態度した。国連は早々に機能不順を晒される目に、みすみす遭わされたまま。

この戦争はある意味とても正直なものばかりで構成され、常時「最悪の事態」のカードを使えもしないくせに「ちらつかせ続ける愚」を徹頭徹尾、戦争当初から連呼させ続けさせてる。
世界に印象されるのはその強さより「こんな切り札ひとつだけで振る舞い続けるんだ」という憐憫に近い。ふたを開けたら軍隊も運用もひどかった。いきあたりばったりで体系的な知恵が感じ得ないほどの暴走めいたインチキに満ちていた。

否応のなさのうちに正体は出るものだけれど、ロシアは本当に「こうまでしかたった」戦争じゃなかったはずだよね?世界からすればかの国を勝たせたいと思わせる理由が理性面ではない。皆無。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿