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本当のことが忖度に負け越すことの意味

2023-04-17 12:46:49 | 日記
コペルニクスの天動説は彼が死んでから発表されてる。経験なキリスト教の牧師であるコペルニクスは宇宙への情熱を宗教上から発端を得ていたようで、「神の意志を忖度する目的で星星を観察するうちに、次第に教会が信じてるプトレマイオス天文学では説明できないデータが集まってくるようになったという。彼が発表をためらったのは天動説を地動説が覆しかねなさに大いに躊躇したからではないかという(引用元:「日本SF誕生」豊田有恒:著より)。

当時の世の常識としてたオーソドックスは維持されるべく「実際のデータ由来の方を封印してしまう」はすでに起こってたのであり、生真面目に、真摯に正確であるほどに、今自分が信奉する世界を台無しにしかねなさは、全くの想定外の事柄。

本当のこと、にでくわすごとに、ないことにしたり、隠蔽を試みるのは今で言えば国家組織側だったり、改ざんと再教育で都合のいい有り様に変貌させてからの導入などという小手先の塩梅は、どのみち長期的な洗練のうちでは不具合の温床でしかなく、長持ちしようのない着想なのだ。

ChatGPTやAIが惨めな細正直で放題の情報を内包し、選別できる技量を発揮したとき、最も先にその正確さに危惧を覚えたのは旧共産圏の自称大国たちの政府側だった。

そもそもなんだけれど、正確が都合が悪い、なる組織運用は、どのみち先がない。
自分たちが改ざんの浸透を測ったところで、自分たち以外は「正確さ」一本で周囲一斉の合意のうちにあり、その俎上(そじょう)で世界は動いている。無論そうである、正確だから。
そこをむざむざ「正確のほうが良くない」としたコミュニティとは齟齬がある。しかも基本線上で、だ。
合意しなければならないときに、無用な調整が毎回伴う存在と、世界はコネクトし続けるのをためらっていくのは自明のことです。

コペルニクスの正確さが、その宇宙の摂理に通ずる正当だったのを、信仰というモノサシを優先したばかりに世に出るのを遅らせている。この「周囲に忖度する」なる人工的な配慮は、とても人間らしいとともに、愚鈍さにも結びつく滑稽が随伴していますね。

ロシアでは自国内の死亡者数を正確に把握したがる軍部と、隠匿したがる政府側とで葛藤があると暴露記事中に記載があったとか。どれだけの組織が機能不全になってて、どこからは再編成が必要で、どこには増配していかねばまずいか、など、正確さが担保されてない組織で、「うちは強いぜ大丈夫!」の一点張りでは立ち行かないのは当然の話しだろう。

人への忖度が実相を歪めて隠匿までためらわせないのは、人としては矮小なことです。

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