秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

もう一つのオセラータス

2020-10-03 14:12:50 | ゴナトデス
自分自身に出されていた長きに渡る宿題の一つがようやく終わるかもしれません。

クジャクイロワケヤモリ(Gonatodes ocellatus)の雄とされる個体に二つのカラーパターンが
あるとされていましたがこの個体の親は朱色の頭部を持つ個体です。私のところでは産まれた
数に対して雄の発生率がやや低かったのですが画像の個体は若い雄で成長とともに頭部は黄色に
黒い編み目が入るタイプになります。朱色のタイプは成長するにつれて喉が朱くなり始めやがて
頭部までその色が廻ります。そして画像のタイプは最初喉の部分に網目模様が入り始め頭部に
模様が廻り黄色く染まり始めます。いまのところ私ははっきりと言えるのはここまででこれが
ニシアフリカトカゲモドキやソメワケササクレヤモリに見られるバンド模様とストライプ模様の
違いのようなものなのかわかりません。以前にオセラータスのワイルドが入荷した時は全ての
雄個体が朱色の頭部でしたから生息地によって模様の偏りがみられるのかもしれません。取り
敢えずは今後多くの例を見ていかないといけないようですね。

せっかくですから。

2020-05-10 13:46:44 | ゴナトデス
クジャクイロワケヤモリの雄に見られるカラーパターンは2タイプあります。

画像の頭部が黄色で黒い斑が入るタイプと濃いオレンジ色で斑の入らないタイプです。
見た目はずいぶんと違うのですが同一種とされています。個人レベルではありますが
現在検証中です。はっきりとわかったときにはこちらで綴りたいと思います。
しかし雄はこの体色ですから植物と合わないわ訳はありませんね。更に良い点として
趾下薄板が無く壁に張り付きませんから壁面が糞まみれになることも無く飼育できます。

本日も

2020-05-10 13:21:39 | ゴナトデス
この時期になると毎日何らかの種が誕生しています。本日はクジャクイロワケヤモリ
(Gonatodes ocellatus)が孵化しました。全長は約40ミリ。

名前の由来は雄の背中に2個から4個ある目玉模様です。雌は画像の幼体がそのまま大きく
なったような地味な色合いをしています。大型のイロワケヤモリのなかでは(とはいっても親で
8センチから10センチの小型種ですけど・・・)飼育しやすい種ですし成熟した雄の体色は見事
です。このグループが今ひとつ一般的にならないのはヒルヤモリのような食性でないからかも
しれません。ですから私は今日も餌昆虫を繁殖させるのです。