秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

カルシウムのダスティングについて

2020-04-12 21:30:32 | ソメワケササクレヤモリ
この種の飼育にあたりカルシウムの使用は欠かすことができません。

炭酸カルシウムは比較的安価で入手も容易です。使い過ぎても過剰症になりづらいことは事実です。
ただし、この種がカルシウムを要求することに関しては他の種の比ではありません。
特に雌は産卵のたびに蓄積したカルシウムを持って行かれます。よって私は吸収しやすい水溶性の
カルシウムを使用することを推奨しています。乳酸カルシウムやグルコン酸カルシウム等がそれに
当たります。
炭酸カルシウムと交互に使用するのも良いでしょう。私はカルシウムのダスティングについては
毎回行っています。ビタミン剤は週1回程度でこの時は炭酸カルシウムに混ぜたものをコオロギに
付着させて使用します。
産卵直後の雌にしっかりと摂らせたいときはコオロギのサイズを下げます。仮に1匹のコオロギで
足りる個体として半分サイズのコオロギ2匹にダスティングして与えれば付着する面積はより大きく
なりますから多くのカルシウムを摂取させることが出来ます。経済的とはいえませんが個体の事を
考えた場合有効であるのは間違いありません。
質問等は私にメールを送っていただいても可です。
メールはこちら massam@jeans.ocn.ne.jp

床材について

2020-04-12 12:53:34 | ソメワケササクレヤモリ
イベントやメールでよく聞かれることの一つが床材は何を使っています?
という質問です。

私が使用しているのは商品名カルシウムサンドで市販されているものやパウダー状の
サンゴ砂です。主成分は炭酸カルシウムと考えて良さそうです。私が常々言っていることの
一つが見返りのある床材を使えということ。普段からカルシウムを浴びていればクル病の
予防になります。これに鳥用の塩土を砕いて少量蒔いたり大粒の赤玉土(大粒の方が
回収しやすい為)を混ぜてみたりするのも良いでしょう。誤食による問題は今のところ
出ていません。
私が使用を薦めないのは砂漠の砂で市販されているものです。なぜならソメワケは
砂漠にいませんから。砂からの恩恵はほぼ無いと思います。見てくれはそれなりに良い
かもしれませんが私にとって扱いづらいマテリアルです。
因みにこの飼育法でソメワケを再開して10年近くなりますがクル病は全く出していません。
もちろん給餌の際カルシウムのダスティングを入念にやっている事も大切です。
25年くらい前に初めてこの種を飼育しましたがその時はクル病で本当に痛い目に遭わされ
ました。この点だけは何とかクリア出来たと考えています。