スタッフの堀内です。
新規コースが始まって1週間がたち、教室から生徒さんたちの楽しいお声が聞こえる毎日です。
今、教室には新たな機器のデモ機が来ています。
ScanSnap(スキャンスナップ) SV600 という最新式スキャナーです。
今までアナログの書類等をデータ化するためのスキャナーは、スキャナー単体か、下の画像のようなプリンターの複合機を使いました。
その他には、大量の用紙を短時間にスキャンするための「ドキュメントスキャナ」もありました。
私はこれを使って、本を一冊データ化しました。(その時の私のブログ記事はこちら)
今回の最新スキャナーは、今までの用紙1枚の薄さでなければ綺麗にスキャン出来ないという不都合を解消するものです。
まず、本などを見開きの状態のままマットの上において、スキャンさせます。
音もなく光の帯が上から下まで通り過ぎるのはわずか1、2秒、この間は本を動かさないように。
その際、なるべく本をしっかり開けておくために、指などで紙面を押さえた状態でも大丈夫です!
指を置く場所は、写真の上などではなくなるべく単色の部分が良いみたいです。
スキャンが終わると、このように取り込んだことがPCのソフト上に表示されます。
赤い点線が取り込み画面なので、このままでは下に置いたマットも本の曲りも指も表示されたままです。
この赤い点線部分をドラッグさせて、本のページ端に合わせます。
そして、この状態で「補正を実行」させると、曲がった部分も中央の閉じこまれた部分も、
ゆがみがしっかりと補正された1枚のデータになります。
この後、押さえていた指の部分を範囲選択することで周囲の色と同じに塗りつぶされるポイントレタッチ機能で、
そこに指があったのがわからないほどになります。
簡単、そして綺麗です!!
大学図書館や各種の文書館では、破損が心配な貴重文書を、このような非接触タイプのオーバーヘッド方式で既にデータ化し続けています。
それが個人でもこのように手軽に使え、今までガラス面に置くのは無理だった、汚れやすい原稿、
例えばクレヨンや鉛筆、パステルなどの画材で書かれた絵、などもスキャン出来ます。
ドキュメントスキャナには通せない厚みのある原稿も30㎜まで大丈夫です。
A3サイズの大きさまで対応できますので、
多くのスキャナでは今まで対応できなかったサイン色紙や懐かしのレコードジャケットもOK!
さらに、書類ではなくても折り紙を張り付けたような美術作品やカンバスに描かれ額装された油彩画、
立体的なものは側面・前面・背面・上面・底面と多方面からスキャンすることで、イメージがつかめるかもしれません。
最大10枚の名刺などをランダムに配置してスキャンを実行すると、
名刺の輪郭を検出し、それぞれを1枚の原稿として取り込む機能もあるそうです。
これ、いろいろなことに使えそう!!
来週は、今までのスキャナーでは上手くスキャン出来なかったような物を生徒さんにお持ちいただいて、使ってみることにしました。
来週まで教室に置いてあるそうなので、是非皆さん使ってみましょう♪