マンゴーとパパイヤ

2011-07-08 20:15:13 | インポート

最近、コンビニのローソンで野菜や果物まで扱っているのに気がついて注意して見てみると、野菜はカレーやシチューの具に使えるもの、麺類の具に使えるものが中心のようだ。カップめんやレトルト食品ではわびしすぎるという人向けなのだろうか。スーパーまで行けば、卵や肉や、魚も手に入るのだが、買い忘れた時や、ちょこっと作りたいときにはこれでよいのだろう。

果物はこれが面白い。日本産の季節の果物はあまりないが、輸入解禁になった南国の果物が並んでいる。ちょっと前に西友でドリアンが1個1980円で売られていたのにはびっくりしたものだった。以前は1個8千円以上していた記憶が残っている。ローソンに並んでいたのはアップルマンゴーとパパイアですぞ。

ちょっと前までは高級品で、スーパーやコンビニで扱っているようなフルーツではなかったのが、子供のころのバナナ同様、安っぽいフルーツと化しているのだ。今お値段が高いのは本来なら夏はこれというくらいおなじみだったはずの西瓜だ。トマトも調理用なら缶詰で十分だが、生食用は高い。これは要するに食品の輸入自由化で、まるでアメリカのスーパー並みの食材が並んでいるのだ。

その代わり、本当に食べたいものは自分で作らないと食べられなくなっていくのではないか、心配なところである。フライドポテトではなくて、ジャガイモの煮ころがしのほうを食べたいのだが、いまやどちらが簡単に手に入るかといえば栄養の偏ったフライドポテトになってきている。

目新しい変わった食材は楽しいけれど、このままでいくのはなんとなく怖さを感じずにいられないおばはん世代なのだ。まあ、西瓜の高い地域に住んでいる以上、マンゴーやパパイアもいいけれど、何か変な気がしている。