昨日某所で話題になったのは、やはり原発のこと、原子力利用のこと、実際に今事故の現場で働いている方々の問題。聞けば聞くほど憂鬱になる話ばかり。
結局思うのは、あの地震や津波さえなかったら、事故さえ起こらなかったら、というところにいってしまう。 でも、事実今、これは現実の問題で実はごく身近な地域にもホットスポットが存在するし、知らず知らずのうちに誰もが危険にさらされているわけだ。なんと言うすごい時代だろう。
で、見えてくるのは世の中を否応なく動かしていく「利権」という非常に恐ろしい問題。政治も宗教も、実は経済を無視できない現実。いやはや自分の今の状況の原因だって実はそれが原因なのだが、世の中を真に動かしているものは実はお金、経済なのだということをよくよく考えないと事の周辺をうろうろして終わってしまうのだろう。
経済自体は善でも悪でもない。これは人間の社会を成り立たせるために欠かすことのできない活動だ。ただ、他のすべてのものと一緒で使い方で善にも悪にもなりうる。人を生かすことも殺すこともできるのだ。ところで、 もしあるところに隠された利権があって、長年ある一人の人物の存在を利用して既得権益を手に入れていた人たちがいたとしたら、利用され、その存在を隠され、生活保護などに落とされているその人間はいつまでも沈黙していなければならないのだろうか? 利権の怖さはすぐそばにもあるのだ。
信仰は経済とまったく無縁のものではない、どちらも人間の社会の問題なのだから。しかし、それをどうしたら正しい形に持っていけるのかは個人の力だけではどうにもならないのも事実だ。間違えてはいけない、人間は曲がることもあるのである。