ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

弁護士のくず、ゲイネタの回

2006-05-19 00:43:17 | Weblog
今日5/19(木)放送のTBSドラマ「弁護士のくず」
ひょんなことでチャンネル合わせたら、これは!と最後まで確認することになった。

今日のお話は「痴漢!女性専用車両の秘密」という題で沢村一樹ふんする
食品会社の若き取締役が電車で痴漢の容疑で逮捕。
絶対に無実だ自分はそんなことをする訳がないと認めない。

しかし、守ってくれるはずの奥さんは夫婦不仲が原因なのか犯人は主人だろう
などと言い出す始末。

事件をきっかけに夫婦は離婚、妻の父が経営する会社も解雇となってしまう。
結婚したのに夫婦の営みがないのだという。

そう、彼はゲイだったのだ。
女性に痴漢などするはずがない訳だ。

裁判の過程ですべてを失った彼は友達のところに世話になるという。
そう、その友達という男が5年来本当に愛してきた恋人だった。

仮面を被り続けた自分に問題があるのだと裁判中にゲイをカミングアウトし、
本当に守るべきものは何かを話すのであった・・・。

女性が金儲けのためのでっち上げ事件であったことが発覚してたので、
別に最後にカミングアウトしなくても良かったんですけどね。

出世のため、社長からの結婚話、当時の彼には断るなんて考えは思いもよらなかった・・
(そういうものだと思ってたのでしょうね、実際に結婚して間違いに気づいたのでしょう。
しかし社長の娘さんとしてはヤケクソにもなりますわな)

仕事やそれに関係した人間関係は失ったけれど、一番大切なものが残った。
必死に隠してきた自分のこと、大切な彼のことを話すシーンはしんみり。

そんな展開の話でした。

沢村一樹の相手役の男性、なんかいそーな感じのおしゃれな人で可愛かったです。
誰だったっけ?二人でいるときの雰囲気が良かったな。

俺は彼の「止まり木」でいられればそれでいいんだ、
俺なんかと一緒になっては彼の仕事に迷惑がかかる・・
結婚している彼氏を持つものの慎ましい悲哀?をにじませるシーンも。

裁判後の彼らの様子を弁護士男女が話すラスト、
「二人嬉しそうに寄り添って帰っていって、あれだけあからさまにされると
何でもなく見えてきた、
元のような立場の仕事には戻れないだろうけど二人でいられることが幸せでしょうね」
だって・・

俺がもし東京に住んでいて、満員電車で痴漢扱いされたら?って考えてた
ことがあったので、そのまんまのストーリーで関心もって見た。

相手の女性がこの人痴漢です!って言って来られたら無実を証明するのは
なかなか難しいですよね。
俺なら「ゲイだからありえない!」って主張するのかなあって。

でも変な展開で「ゲイ=変態性欲」とされちゃったら、ややこしいことにされちゃうかも・・
そんなことも考えてました。

結構ゲイカップルを肯定的に描くストーリー展開に、こんな物語が普通に出てきだしたか、
ふーんって思って見たよ。

自分の旦那はゲイかもしれない!?そんな目線で見ちゃう視聴者もいるのでしょうけど。

コメント
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