ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

LGBTの研修を受けた行政の皆さんの感想から

2019-02-25 00:05:44 | Weblog
性的マイノリティの講演依頼を受け、あちこちで研修をさせていただく機会があります。

行政の職員研修でLGBTを取り上げてくださる自治体も増えてきました。
教職員研修の機会もあれば、PTAでの研修もあります。

どれもまずは一番に分かっていてもらいたい方々になりますね。

以下は行政向けで話をしたときの感想です。



・誰もが生きやすい職場環境づくりが大事だと思った

・行政として何ができるのかじっくり考えていかないとと考えることになった

・性的マイノリティへの見方や考え方が変わりました。

・見た目で判断できないということは考えてもないことだった。

・身近にLGBTの方がいる可能性が非常に高い認識をもっていなかった。

・日本人の良さである和を以て貴しを実践するためには中庸の人をいかに理解に導き動かすかということが考えさせられた。

・家族の方も悩んだと思いますが、本人も相当悩んだと思いました。

・今まで深く考えてきませんでしたが、自分の子に置き換えて考えると大事な問題であることがより認識できました。

・差別や誤解が生まれないような周知・PRができないかと考えた

・ある程度の知識があるつもりだったが、もっと理解を深める必要があると思った。

・実体験に基づく話はとても心に刺さり今まで性的マイノリティについて正直なところ他人事のように感じていた自分に気づくことができた。難しい問題だが少し通津社会が変わっていけるようもっと理解を深めたい

・社会の認識を変える必要がある。まず役所から!!

・カミングアウトできず悩んでいる人が多いのだと驚いた

・自分とは違うと思い込み理解ができていなかった。これからはニュースなどを見たとき講師の話が思い出されると思う。

・今まであまり考えてこなかった課題であり非常に勉強になった。周りにも正しい知識を伝えたい。

・もし自分が当事者であればカミングアウトはできないなと考えた。

・違いを認めることは頭で分かっていたし、受け入れることはできると考えていたが実際に話を聞くとショックが大きかった。自分の中に壁があったのだなと感じ衝撃的だった。

・テレビや新聞でしか見聞きしていなかったので驚いた。本人の気持ちや考え方など聞かないと分からないことでした。

・あいまいな理解のままでいたことが良く分かった。自分の日常を振り返ると、性的マイノリティの方はいないこと前提で、まったく配慮できていなかった。

・冗談でいっていたことが、当事者にとっては相当に傷つけることになるなと気が付いた。




声を上げにくいだけで相当数の市民に同性愛や性別違和の当事者がいます。
役所の職員さんたちが性的マイノリティの事にも意識的になっていただけることはとても力強いことです。

講演毎に自分からの感想アンケートを参加の皆さんにお願いしていまして、いつもいろいろな感想やご意見を書いていただいています。

上記を読むと、ずいぶんと伝わっているものもあるようで安心します。

中にはグサッとくるものも書かれてあって泣きたくなることもありますが、参加の皆さんの時間を奪って話をさせていただいているものとして、伝え方を振り返えって厳しい試行錯誤を繰り返し務めているつもりです。

いろいろな反応も直接きますから、人前で話す講師には大変な精神力が必要です。

明るく楽しい話とはしていないので、LGBTの話が愉しめるものだろうと思っている方には大きく裏切るものになるかもしれません。

一度の講演で伝えられることは限られていますし、意識変化につなげていくことは簡単ではありませんが、少しでもきっかけとなればと思いながら頑張ってみています。

LGBTが知られるようになり、社会の状況も変わりつつあるように見えますが
地方の中で自分が実際に話している皆さんは、初めてこの話を聞く考える方が大半でようやく真面目に考えてもらうスタートの入り口に来てもらえたのかなという感じです。

まだまだこれから。
負けずに頑張らなきゃいけない。

研修の機会をつくっていただけると有難いです!


(性的マイノリティの研修依頼は)
レインボープライド愛媛 エディまで
http://rainbowpride-ehime.org/
rainbowpride777@gmail.com








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする