フィリピンのトランプとも揶揄されたりもするドゥテルテ大統領が先日東京に来てくれました。
その時の演説のびっくり発言として、このニュースが駆け巡った。
■フィリピンのドゥテルテ大統領、「かつてはゲイだった」が「治った」
2019.06.03 CNN
https://www.cnn.co.jp/world/35137888.html?fbclid=IwAR1Yy9Zkx23AyMg06JV8HISZRPoa2zan3oc2sA3Krj7Lb69y0dpx1S4xBDI
大統領は前妻と結婚していたころまではゲイだったが、今は治ったらしい
「私はまた男になった! 美しい女性が私を治してくれた」
「それからはハンサムな男を憎んだ。今は美しい女性の方を好む」
うーん
これって、治ったとかじゃなくて、大統領はバイセクシュアルだってことだと思う。
自分の同性愛部分を責めなくていいんだよ・・
そう思わされる社会の問題からくるのでしょうが、大統領の発言だけにね
同性愛は病気ではないし、治せるものでもありません。
その人自身のアイデンティティとして、異性愛だったり、同性愛だったり、両性愛(バイセクシュアル)だったりがあって、そのままがその人自身。そもそも治す必要もないこと。
異性愛者や同性愛者にとっては逆を選ぶことは困難なこと。
治るような、揺らいでいるように見えるのはバイセクシュアルだからでしょう。
バイセクシュアルであれば、どちらかを封印することは可能だろうとは思う。
異性愛者や同性愛者が封印するなら、性的な関心をなくしてしまわなければならない。
その人自身の根幹にあたる部分なので、そこを封印したり治そうとするとその人は壊れてしまう。
治らなくてはならないのは、社会の認識の方なんですよね。
同性愛の人がより同性愛に厳しくなる
ゲイのゲイ嫌悪といったことは、あるあるではある。
そう言わないとおれない弱さも人間にはあろう。
お節介ながらドゥテルテ大統領、無理しないでいいんですよ。
そして要らぬことを言って誰かを傷つけることもないんですよ。
■フィリピン大統領「私も同性愛者だったが『治した』」
2019年6月3日 17:00 Newsweek
https://www.excite.co.jp/news/article/NewsWeekJapan_E240977/
<「フィリピンのトランプ」ドゥテルテが東京で問題発言>
フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が先週、来日した際に、自分はかつて同性愛者だったが「治した」と発言して物議を醸している。
フィリピンのオンラインメディア「ラップラー」によれば、ドゥテルテは政敵であるアントニオ・トリリャネス上院議員について、体の動きが見るからに同性愛者だと揶揄。また、元妻のエリザベス・ジマーマンに出会う以前は自分も同性愛者だったと「告白した」という。
「つまりトリリャネスと私は似た者同士だが、私は自分で(同性愛を)治した」と、ドゥテルテは5月30日、あるスピーチで述べたという。「(元妻の)ジマーマンとの関係を始めて、そうだこうでなければと思った。私は再び男になったんだ」
ドゥテルテはこれまで、性的少数者の権利についてはころころと意見を変えてきた。2016年に大統領に当選する以前は同性婚の導入を唱えていたのに、その後は同性カップルの結婚の代わりに異性婚と同等の法的権利を認める「シビル・ユニオン」制度支持へと鞍替えしている。
「同性婚はいい。幸せになる権利は誰にでもある」。これは15年、ドゥテルテがテレビの人気トークショーで行った発言だ。
「同性愛」への意見は二転三転
ところが2年後、大統領になった彼はあるスピーチで、性に対する捉え方が多様化しているアメリカの潮流を批判した。「男にも女にもなれるからジェンダーはないというのはあちらの文化だ。私たちには当てはまらない」と述べたとBBCは伝えている。
「われわれはカトリックで、(男である)自分が結婚できるのは女性のみ、女性は男と結婚すると定めた民法がある。これぞフィリピンの法律で、なぜ(多種多様な)ジェンダーを受け入れなければならないのか」
ちなみに今回の同性愛に関する発言は、同性愛のカトリック司教と児童虐待の問題をめぐる1月の発言に続くものだ。ドゥテルテは自らの過激な麻薬撲滅政策を強く批判しているカトリック教会と衝突してきた。
「司教どもはろくでなしだ。実のところ、連中の大半はゲイだ」とドゥテルテは1月、新設される高校の起工式で述べた。「連中はカミングアウトして独身の誓いを捨て、男の恋人を持っても構わないことにするべきだ」
ドゥテルテは過激な麻薬撲滅政策において、警察や武装民兵による超法規的な殺人を後押ししてきた。また、麻薬密売の撲滅につながることを期待して扇動的な言葉をあえて使い、暴力に油を注いでいる。
「神のことを信じていないなどと言ったことは一度もない。お前たちの信じる神はバカで、私の神のほうがよっぽど常識的だと言っただけだ。同じことを司教たちにも言ってやった」とドゥテルテは1月、述べている。
「私は自分のことを無神論者などとは言っていない、そう、大統領職は神から与えられし天職だ。もし私がろくでなしなら、神は私にこの地位を与えていないだろう。神なしにはここまでやってこられなかったはずだ。だがあの司教たちは殺してもいい。連中は役立たずのバカだ。批判しかできない」
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのレイチェル・チョアハワードは本誌に対し、ドゥテルテの同性愛に関する今回の発言は「またも自分のことを強く批判する人々をおとしめて、政権に対し繰り返し提起されている問題から人々の目をそらそうしているに過ぎない」と指摘した。「例えば進行中のいわゆる『麻薬戦争』における人権侵害、それに「フィリピンにおけるもっと広汎な人権状況の悪化といった問題だ」
チョアハードはこうも述べた。「他人の名誉を傷つけるような発言に頼るのではなく、大統領は今こそ政権による犯罪を率直に認めて終わらせるべきだ」
(翻訳:村井裕美)
その時の演説のびっくり発言として、このニュースが駆け巡った。
■フィリピンのドゥテルテ大統領、「かつてはゲイだった」が「治った」
2019.06.03 CNN
https://www.cnn.co.jp/world/35137888.html?fbclid=IwAR1Yy9Zkx23AyMg06JV8HISZRPoa2zan3oc2sA3Krj7Lb69y0dpx1S4xBDI
大統領は前妻と結婚していたころまではゲイだったが、今は治ったらしい
「私はまた男になった! 美しい女性が私を治してくれた」
「それからはハンサムな男を憎んだ。今は美しい女性の方を好む」
うーん
これって、治ったとかじゃなくて、大統領はバイセクシュアルだってことだと思う。
自分の同性愛部分を責めなくていいんだよ・・
そう思わされる社会の問題からくるのでしょうが、大統領の発言だけにね
同性愛は病気ではないし、治せるものでもありません。
その人自身のアイデンティティとして、異性愛だったり、同性愛だったり、両性愛(バイセクシュアル)だったりがあって、そのままがその人自身。そもそも治す必要もないこと。
異性愛者や同性愛者にとっては逆を選ぶことは困難なこと。
治るような、揺らいでいるように見えるのはバイセクシュアルだからでしょう。
バイセクシュアルであれば、どちらかを封印することは可能だろうとは思う。
異性愛者や同性愛者が封印するなら、性的な関心をなくしてしまわなければならない。
その人自身の根幹にあたる部分なので、そこを封印したり治そうとするとその人は壊れてしまう。
治らなくてはならないのは、社会の認識の方なんですよね。
同性愛の人がより同性愛に厳しくなる
ゲイのゲイ嫌悪といったことは、あるあるではある。
そう言わないとおれない弱さも人間にはあろう。
お節介ながらドゥテルテ大統領、無理しないでいいんですよ。
そして要らぬことを言って誰かを傷つけることもないんですよ。
■フィリピン大統領「私も同性愛者だったが『治した』」
2019年6月3日 17:00 Newsweek
https://www.excite.co.jp/news/article/NewsWeekJapan_E240977/
<「フィリピンのトランプ」ドゥテルテが東京で問題発言>
フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が先週、来日した際に、自分はかつて同性愛者だったが「治した」と発言して物議を醸している。
フィリピンのオンラインメディア「ラップラー」によれば、ドゥテルテは政敵であるアントニオ・トリリャネス上院議員について、体の動きが見るからに同性愛者だと揶揄。また、元妻のエリザベス・ジマーマンに出会う以前は自分も同性愛者だったと「告白した」という。
「つまりトリリャネスと私は似た者同士だが、私は自分で(同性愛を)治した」と、ドゥテルテは5月30日、あるスピーチで述べたという。「(元妻の)ジマーマンとの関係を始めて、そうだこうでなければと思った。私は再び男になったんだ」
ドゥテルテはこれまで、性的少数者の権利についてはころころと意見を変えてきた。2016年に大統領に当選する以前は同性婚の導入を唱えていたのに、その後は同性カップルの結婚の代わりに異性婚と同等の法的権利を認める「シビル・ユニオン」制度支持へと鞍替えしている。
「同性婚はいい。幸せになる権利は誰にでもある」。これは15年、ドゥテルテがテレビの人気トークショーで行った発言だ。
「同性愛」への意見は二転三転
ところが2年後、大統領になった彼はあるスピーチで、性に対する捉え方が多様化しているアメリカの潮流を批判した。「男にも女にもなれるからジェンダーはないというのはあちらの文化だ。私たちには当てはまらない」と述べたとBBCは伝えている。
「われわれはカトリックで、(男である)自分が結婚できるのは女性のみ、女性は男と結婚すると定めた民法がある。これぞフィリピンの法律で、なぜ(多種多様な)ジェンダーを受け入れなければならないのか」
ちなみに今回の同性愛に関する発言は、同性愛のカトリック司教と児童虐待の問題をめぐる1月の発言に続くものだ。ドゥテルテは自らの過激な麻薬撲滅政策を強く批判しているカトリック教会と衝突してきた。
「司教どもはろくでなしだ。実のところ、連中の大半はゲイだ」とドゥテルテは1月、新設される高校の起工式で述べた。「連中はカミングアウトして独身の誓いを捨て、男の恋人を持っても構わないことにするべきだ」
ドゥテルテは過激な麻薬撲滅政策において、警察や武装民兵による超法規的な殺人を後押ししてきた。また、麻薬密売の撲滅につながることを期待して扇動的な言葉をあえて使い、暴力に油を注いでいる。
「神のことを信じていないなどと言ったことは一度もない。お前たちの信じる神はバカで、私の神のほうがよっぽど常識的だと言っただけだ。同じことを司教たちにも言ってやった」とドゥテルテは1月、述べている。
「私は自分のことを無神論者などとは言っていない、そう、大統領職は神から与えられし天職だ。もし私がろくでなしなら、神は私にこの地位を与えていないだろう。神なしにはここまでやってこられなかったはずだ。だがあの司教たちは殺してもいい。連中は役立たずのバカだ。批判しかできない」
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのレイチェル・チョアハワードは本誌に対し、ドゥテルテの同性愛に関する今回の発言は「またも自分のことを強く批判する人々をおとしめて、政権に対し繰り返し提起されている問題から人々の目をそらそうしているに過ぎない」と指摘した。「例えば進行中のいわゆる『麻薬戦争』における人権侵害、それに「フィリピンにおけるもっと広汎な人権状況の悪化といった問題だ」
チョアハードはこうも述べた。「他人の名誉を傷つけるような発言に頼るのではなく、大統領は今こそ政権による犯罪を率直に認めて終わらせるべきだ」
(翻訳:村井裕美)