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ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

男?女?性別の境界?

2010-09-07 01:52:24 | Weblog
毎日新聞はこのところ全国規模で性的マイノリティ関連の記事を掲載してくれているようですね。
今日紹介のも読み応えがありました。


◆記者の目:性分化疾患と性同一性障害=丹野恒一 2010年9月3日 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20100903k0000m070125000c.html


記者の目:性分化疾患と性同一性障害=丹野恒一

 「男の子か女の子か、どちらにしますか」。子が生まれた直後、医師にそんな決断を迫られたら、どう答えることができるのだろう。

 染色体やホルモンの異常が原因で外見からは性別が判断しづらい赤ちゃんが数千人に1人の割合で生まれている。その事実を知ったのは2年余り前だった。我が子3人の出産に立ち会った私は、子どもの性別は出産前から決まっていて、誕生した時には確かめるだけだと思い込んでいた。だが幸せに包まれるはずの瞬間に医師の一言で目の前が真っ暗になり、親族や知人からの祝福の電話にも出られない親たちがいる。しかも医療関係者の知識が不十分だと、適切な検査もなく性別が決められてしまうことさえある。

 ◇自分は男?女?苦しんで自死も
 性別は染色体の型がXXかXYかで決まると考えられがちだが、性器や性腺(卵巣・精巣)が女性か男性かで一致していなかったり、染色体もXだけだったり、XXYといった型で生まれてくる子どもがいる。成長後も、男女どちらにもはっきり属することができない体と感覚に苦しむことが少なくない。

 こうした子どもはずっと前から生まれていたにもかかわらず、社会の偏見の中で本人や親は隠し続け、医療界もメディアもタブー視してきた。日本小児内分泌学会はこれまで使われてきた「半陰陽」や「両性具有」という言葉に蔑視(べっし)するような響きがあるとして「性分化疾患」に統一したが、それもわずか1年前のことだ。

 私は当事者や家族を一人一人訪ね、昨秋からくらしナビ面で連載「境界を生きる」を執筆している。長く声を上げられなかった人の話を聞いていくにつれ、自分の中にあった「性別」というものに対する固定観念は崩れていった。

 性分化疾患を持って生まれてきた子どもたちは、いつ自分の疾患を知るべきなのか。それだけでも難しい問題だ。何も知らず男の子として育ち、ある日突然に初潮が来たり、女の子として育って成長後に卵巣や子宮がないと知ることがある。恋をする年齢になり、事実を知った直後に自ら命を絶った大学生もいた。

 性別の境界にいるのは彼らだけではない。体の性別がはっきりしていても、心と一致せず苦しむ性同一性障害は、1000人に1人の割合ともいわれる。男女別の生活を強いられる学校に通えなくなったり、誰にも打ち明けられず自傷行為を繰り返す子どもたちもいる。

 連載をこう評した家族がいた。「取材に応じられるのは壁を乗り越えられた人たちだけ。声を上げられない人が大勢いる」。取材を申し込んだところ、こう断られたこともある。「あなたのお子さんが同じような状況のとき、知る必要のない人たちにまで知ってほしいと思いますか。世の中には知らなくていいことだってあるんです」。心も体もほぼ女性なのに、ホルモンの異常で外性器が男性化してしまう疾患の子の母親だった。

 ◇自分らしく生きたいだけ
 他にも耳を離れない言葉がある。心は女性なのに体が男性で苦しむ18歳の学生を取材した時のことだ。安全性を無視して個人輸入した女性ホルモン剤を服用しているが、外見の変化は期待ほどでないという。「今の姿のままで女性として生き始めても、性的倒錯者としか思われない」。自分らしく生きたいだけなのに、なぜ自らをそんなふうに表現しなければならないのか。返す言葉が見つからない私に、学生は痛々しい決意を示した。「それでも生き抜けるよう、強くなりたい」

 連載にはこれまでに100通近い反響をいただいた。共感や体験に交じり、55歳の男性会社員から批判的な感想が届いた。「男に生まれた以上は男として生きるよう身に着けさせるべきだ」。理由は「手術で性別を変えても、母親にはなれないから」という。こうした考えもまだ根強いのだろう。

 私自身は取材を通して、性別の境界を生きる人々は決して特別な存在ではないと思うようになった。性には多様な形があり、体の性別があいまいなこともあれば、心の性別が体と逆になることもあり、好きな性が異性であったり同性であったりもする。私を含む多数の人は、その数限りない組み合わせの中から、たまたま典型的な形でそろっただけの存在なのだ。

 「知らなくていいことがある」「性的倒錯者とみられてしまう」。家族や子どもたちにそう思わせているものは何なのだろう。人間は男女に二分される。そんな常識を問い直す先に訪れるのは無秩序か、それとも誰もが生きやすい社会か。私は後者だと信じたい。(生活報道部)

毎日新聞 2010年9月3日
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レインボープライド愛媛にタルト君が!

2010-09-06 01:53:38 | Weblog
愛媛のお土産グッズとしてシュールでキモかわ系で人気の「タルト君」

このタルト君が「イロイロオルンガエェノヨ」という名言と共に
レインボープライド愛媛の活動を応援してくれとります!

なんと、団扇になってただいま密かに出没中。

地元愛媛の既成概念を柔軟にスカッと崩してしまうタルト君パワー
タルトくんも虹色にカラフル変化して同性愛やトランスでええやん!と言ってくれてます。

先日自分ら二人が参加した愛媛リアル熟議、そのときの様子が愛媛新聞記事(9/5)にありましたが
その新聞記事の写真の隅っこに、自分たちのレインボー団扇が映っとるじゃないですか!(笑)

会場は強烈な暑さでしたが、俺たちの想いがカメラに乗り移ったのでしょうか(爆)

※もう少し分かりやすい画像はこちらで!
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/61755664.html


タルトレンゴウ
http://taruto.velvet.jp/

タルト人商品企画開発室
http://tarutorengo.blog53.fc2.com/

タルト君いろいろ
http://blog.goo.ne.jp/koharubiyori863/c/eb307d09a87b1d21a2e87132dcc67ae0

Rockin' TARUTO ロッキンタルト
http://www.youtube.com/watch?v=6ZD2COmwyJ4

レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/









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熱中体育館!!リアル熟議in愛媛

2010-09-05 01:12:25 | Weblog
文科省政策創造エンジン 熟議カケアイが9月4日、愛媛で実施されました。

「熟議」とは、問題に関わる多くの当事者が集まって熟慮・討議することによって政策を形成していくこと。
学校・家庭・地域の教育現場など、多種多様な声を集めて、この「熟議」を通じ教育政策を作り出す取り組み。

自分たちレインボープライド愛媛も、自分ともう一人とで参加してLGBTの声を上げて来た!

■「愛媛リアル熟議9.4」
http://ehime.real-jukugi.org/what-jukugi/

13時、松山市立椿小学校の体育館に120名近くでしょうか、たくさんの人が集まりました。
12人づつくらいの10班ほどに分かれ、「これからの小中学校をよりよくするために私たちができること!」
というテーマで話していきます。

班の参加者同士で名刺交換挨拶。中四国の県外から参加の方、元教師や現役の人
教育委員会や公民館、学校事務、サマースクールNPO、PTA、商工会の街づくり、大学生と
いろんな立場の方が来てました。3割近く県外からの参加も驚いたです。

自分たちの班は文科省の若い官僚の方がファシリテーターの役どころで頑張っていただけました。
生キャリア官僚だ!とワクワク(笑)

このリアル熟議は慶応の学生が立ち上げた取り組みで、学生も県内外から集まってました。
愛媛出身の彼が地元での開催をと頑張り、松山市教育委員会も巻き込み
愛媛県知事もゲストで来たり大臣政務官も来るなど、学生の立ち上げがこんなにもと驚きました。

各班それぞれでテーマにそった話し合い。自分たちの班は自己紹介と参加の理由を話して30分。
自分もレインボープライド愛媛の活動や取り組みを話しました。

残り30分で現在の学校の問題点をポストイットに抜き出し
みんなから、あれもこれもと出てきてカオスのように

休憩後、後半の1時間、そのカオスの問題点をまとめきることが出来ませんでした。
そんな自分たちの班は、なかなか実際的な議論が出来ないまま、意見や日頃感じていることの感想を
提示することだけで時間が過ぎてしました。

どこの班も時間が少ない中で、テーマが大雑把であるだけに上っ面の話し合いで終わったところが多い様子だった。
それでも各班の報告を聞いていると、自分たちより突っ込んだ議論が出来たところもあったようでした。

実質2時間強の時間で、何が話せるかといえばもっとテーマを絞るか議事進行係が少々強引でも
リードしてもらわねばいけないでしょうね。

他の班の報告を聞いても、地域住民がどう学校に関わっていくか?関われるようにすべきか?が
切り開く道かな?という感じでした。

生徒の親だけでなく、あらゆる社会人も関わっていかねばいけません。
子供のいない自分たちLGBTも関わるべきだなと素直に思えます。

もう少し本音の議論とか、想いをぶつけ合いながら出来るかなと思ってたのですが
テーマの大きすぎと、やっぱり始めての者同士が表面的な話しをするのが精一杯

今の教育が余りに混沌としてて、何をしていけるかも、どこから手をつけていけばいいかも分からない
そういった翻弄ぶりが改めて明らかになったということでもありました。

今回はまずはのきっかけ。この熟議というやり方には自分たち社会の未来を切り開くパワーを感じます。
もっと熟議の経験をつんで、リアルに顔を膝を合わせて声に出して
議論をしていくことを当たり前とする社会を作っていかねば!と思えた。

1時から5時までの4時間、冷房は無く、扇風機だけの体育館はたぶん40度はあったのでは?
そんな熱中症ぎりぎりという脅威の環境の中、汗だく!さすがにぐったりときました。

まだまだ参加のみんなも経験不足で今回の展開には物足りなさ、自分たちの能力のなさを感じてしまった。
例えば「性教育はだれがする?(学校?家庭?社会?メディア?子供まかせ?・・)」
「いじめをどうする?」など話し合ってみたいな。

今回のテーマであった「私たちに出来ること」というところまで行き着かなくて

さすがに終わって体育館を出ると、クラクラ倒れそう
俺はもうクタクタでしたが、もう一人の仲間はどんどん挨拶して活動をアピールしてくれて
いやー頼もしかったです!

今日はこのリアル熟議の前(午前中)に、団体力アップ講座として広告研修を仲間4人で受けました。
こういう研修を受けてみよう!と思ってくれる人が少しづつ出てきてくれて頼もしいです。
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普通の権利を与えるのを渋る感覚

2010-09-04 03:16:59 | Weblog
朝鮮学校の校長をされている在日コリアンの方の講演を聞くことができた。
直接的に話しを聞ける良い機会だった。

同じ日本社会で生活し、見た目も変わらない・・
そこで日本での社会偏見を恐れて、朝鮮学校に通えない通わないことを選択する人が多いとか。
日本の学校に本名を伏して通う。

同性愛者の立場に似てるなと思いながら聞いていた。

それぞれが自分を出せず、中途半端な立ち位置がより孤立を誘う
差別を避けたつもりでも、実際の差別や偏見はなくなっていないから結局降りかかる
そのときの対応方法を学ぶ機会や継承も受けられていない。

日本国籍が無いから日本の社会保障をまともに受けられない
税金は取られるのに帰ってはこない

求めれば日本人に帰化すればよいと言われる
嫌なら日本から出て行けばよいと言われる

自分たちもそうだ、同性愛者という自分を隠しておけば社会は受け入れる
隠してさえいれば、とりあえずの差別や偏見を受けることはないだろう?と

日本の社会の異質な他者へ「権利」を与えることを渋る感覚
この意識はいったいどこから来るのだろう?

あたり前の権利を求めても、排他的な動きで認めない
自分の権利は当然だが、自分より下と見た相手からの要求はなかなか認めない

余裕がない社会がそうさせる
その余裕の無さは、多くの日本人が自分自身を見つめてないことから出てくるのではないか?

立ち向かってこられた強い意志、アイデンティティーの積み上げから出てくる視点に共感するものがあった。

差別発言が表現の自由として認められてしまう、ビックリな日本社会
改めて気がつかさせてもらえることが多かった有難い機会だった。

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(松山)FTMのための集いハジマル!

2010-09-03 01:29:20 | Weblog
レインボープライド愛媛のティーサロンはLGBT、ゲイもレズビアンもトランスもミックスですが
FTMの皆さんだけで集まる機会があっていいじゃない!と仲間が立ち上げてくれました。

FTM(FEMALE TO MALE=女性から男性へ)

こういう広がりいいですね。
性的マイノリティ・LGBTとヒト括りにしても、それぞれ立場が違います。
ゲイはゲイ同士、レズビアンはレズビアン同士、FTMは、MTFはと
当事者同士突っ込んだ話もしたいですよね。

みんなで集まるところ、より仲間同士で集まれるところ
どんどん居場所が広がっていくのが嬉しいです。

レインボープライド愛媛に集まる仲間たちがどんどん何かし始めていくのもいいですね!!

どうしても自分がゲイですから、他のセクシャリティの皆さんすべてには行き届きません。
いつかFTMの集いができる時も来るでしょうね!(笑)楽しみです。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

FTMが集える場所が松山に!

『TSUDOI-壱-』
http://hp.did.ne.jp/-trans-/  

2010年9月10日(金) 21時~24時

1500円(1drink & snack)

愛媛県松山市某所、月に1度の予定で、性同一性障害、FTMが集える場所をつくります。
参加希望の方は上記サイトのメールBOXからご連絡お問い合わせください

当事者、パートナーの方、FTMに理解がある女性で、パートナーをお探しの方も集うことができます。

詳しい場所などはメールで返事が来ます

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高校の先生方に同性愛を話したときのこと

2010-09-02 03:42:17 | Weblog
7月末にお伺いした教職員向けの「性的マイノリティ」の人権研修。
愛媛県立松山中央高等学校の先生方に話しをさせてもらいました。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/61628822.html

今日は研修後に書いていただいたアンケートを皆さんに読んでもらおうと思います。
ずいぶん前に届いていたのですがようやく整理ができました(すみません!)

熱心に皆さん書いていただいています。打ち直しするのに大変でした(笑)
あらためて読み直しながら、頑張る価値があることだと気合を入れ直しているところです。

もし、こうやってあまりに無関心・無意識である現状が変わっていくとしたら・・
いや、もう変わり始めている。この流れは、堰を切り始めていると思う。

自分たちも自分のことにもっと向き合って、準備しておく必要があると思う。
以下読んでいただきながら、皆さんそれぞれに考えてみてもらえたらと思います。


●今日の講演を聞いての感想、気付いたこと●

・ほとんどの人はもしかするとバイセクシャル、性的指向のグラデーション図で自分が見聞きしてきた経験に対して非常に納得がいった。(30代)

・同性愛者の割合に驚いた。同性愛者自身の方に話していただいたので子供のときからの様子が良くわかった。(30代)

・私の知り合いの方はとても明るくポジティブなので今日の話で聞いたような苦しみや悩みを抱えていたかもしれないとは全く考えていませんでした。そうであると私に告白したときどんなことを考えていたのか、その時とった私の行動や態度で傷付けたりしなかったか、現在はどうか、もっと考えるべきだったと感じました。もっとその方と向き合っていきたいと考えています。ありがとうございました。

・テレビ等で言葉自体は聞いたことがあったけれど、そんなにたくさんの割合で居るとは知らなかったので驚きました。(20代)

・今までなんとなく分かってるつもりになっていたことが実は間違った知識であったり、不十分な理解であることが多くあって、それが差別や偏見を生む元となっていることに改めて気付かされました。(40代)

・教え子に卒業後カミングアウトされたことがあるが、高校時からその傾向があるのではないかと感じていたので何も「あーそんなんか」としか思わなかった。今でも付き合いは続いているが本人がいろいろ悩んだり大変なこともあるだろうなと感じることは多い。(30代)

・マイノリティと言ってもこれほどの割合であればもっと大きく人権問題として取り上げる必要があると感じた。正しい理解しか差別の解消につながらない(40代)

・これらの問題はごく少数の特殊な問題であると認識していただけにことの大きさに改めて驚いた。教育現場においては目の前の生徒たちの中に何人かいるのであるといった意識で接していく必要性を強く思った。(50代)

・人権問題として必要なものであることが分かった(40代)

・同性愛と人間愛の区別が本当にできるのか考えさせられた。性的指向で考えた場合どこかで異性愛に無理やりしてないか。本当の同性愛者と思い込みでなっている人の区別が付かない、外からでは分からないのではないか。性的マイノリティについていろいろ学ぶことができた。(40代)

・他の差別以上に感情がからむので取り扱い取り組みは相当難しいのではないかと思った(50代)

・同性愛は病気ではない、性癖でもない。自分が理解できないことを普通ではない、おかしいと思うことが偏見を生むことが分かった(50代)

・クラスに居てもおかしくない%なので学校現場としても研修をし意識をしておく必要があると思った(40代)

・自分の性的な自立をするにあたり誰もが思い悩むと思います。話を聞いて今の自分にたどりつくまで大変な思いをされたんだろうと思いました。支えあえる仲間は誰にも必要ない存在ですね。私も頑張ります。(30代)

・自分自身を見つめ考えることは10代によくあるが、性的マイノリティの皆さんは自分の存在意義についてより深く考えてきたのだろうと改めて感じた。その悩みはすべての人間に共通しているものだろうと思う(40代)

・偏見や差別は良く分からないものに向けられる、という言葉に周囲の方との関わり方や自分の考え方を再確認するよい機会となりました。(30代)

・性別と一言で言うけれど、実は白黒はっきりつけられるものではないのだと再確認できました(30代)

・差別や偏見は良く分からないものへと向けられる、この言葉がすべての人権問題に通じていると強く感じました。(30代)

・クラスに1,3名いる可能性があることに驚きました。発言に気をつけているつもりでも傷ついている生徒がいるかもしれないと改めて言葉の重さに気が付かされました。(20代)

・今まで自分の身近なこととして考えたことがなかったのですが、この問題で心を痛めている方々がいると気付きとても考えさせられました。自分の経験として語っていただいたので説得力を感じました。すべての人が安心して自分らしく暮らせる社会にしていかなければと思いました。(40代)

・小学生の頃、幼い頃から分からない偏見や差別を受けてきたことを当事者の声と聞き初めて知りました。あたり前であることではないこと、無知による偏見、差別が起こりえることに対し今日のような活動による正しい知識や理解の必要性がより分かりました。(40代)

・当事者の方のお話を伺う機会というのはなかなかないので(本当は見えてないだけなのですが、カミングアウトしている人は多くないから)非常に有意義だと思いました。最初に身体的な性と心的な性と性的指向について、同性愛、異性愛などと性同一性障がいについて分かりやすく説明があると良かったです(40代)

・もしかして生徒の中にもいるかもしれないので言動には気をつけないと改めて考えさせられました。(20代)

・普段ホームルーム等では取り上げないテーマなので教職員も学習不足であると感じ教職員研修を行えればと思っていました。当事者ご本人からお話しいただいたことで多くの人が真剣に考えなくてはならないと感じてくれたようです。(40代)



●生徒にどのような関わりで伝えたいと思われましたか●
人権課題としての性的マイノリティについて皆さんで出来る具体的な取り組みや啓発方法等を教えてください

・被差別の問題で「寝た子を起こすな」という考え方で学校で教えるから差別が残るという人がいる。しかし今日の性的マイノリティについても同様で、よく分からないことに対し差別してしまうため正しい知識を知って理解し、人間としての尊厳が守られ自分らしく生きれる社会を目指すことが大切であると教えていただいた。(30代)

・偏見を持たないように指導していきたいです。(20代)

・私自身を含めてすべての人が正しい知識を持つことがあらゆる差別や偏見をなくしていく第一歩であると思います。(40代)

・知ることは大事。レインボープライド愛媛のような活動等を知る、考えるなど、身近にいることをまず知ることが大切だと考える(30代)

・生徒の中にも自覚しているものと、それほどはっきり自覚してないものとがいると思うので伝え方は非常に難しいと思う。(40代)

・少数派も大切であると伝える。正しい知識を知ることが大切である。(40代)

・同和問題と同レベルでの扱いは困難であるが人権を無視したり差別的な発言は自ら避けたい(50代)

・人権教育の中で「人間の尊厳」「自分らしい生き方」という観点から伝えたいと思った(40代)

・自分も人も尊重することが大切と伝えたい(40代)

・HR活動や授業の中で人権教育に関する話をすることがあります。クラスにも1,2名の性的マイノリティの生徒がいると思いながら発言しなくてはと思いました。(30代)

・教え子の一人が同性愛者だったと間接的に知った。とても近しい友人(既婚)が実は精神的には同性愛者だとさらっと言われたことがある。あのとき「そんなこと気にしないよ、あなたはあなただから」と言った行為は彼女にとってどうだったのかと人権問題を考えていて悩み後悔することすらある(40代)

・ホームルームの中で伝えるタイミングはいくらでもあると思います。人権問題を考えるえる時間だから・・などという型にはまったものではないと考えます。普通とはいったい何か分からないものだとも思います。自分の殻に入り込まない考えを持つことを伝えたいです。(30代)

・実はひそかに悩んでいる子たちもいるのではないかなあと思っていましたが本人は隠している場合が多いと思うので教員が直接力になってあげることは難しいかもしれませんね。カミングアウトしてくれれば良いですが・・たぶん無理。せめてホームルームの授業でテーマとして取り上げ自分のこととして考えさせる。(30代)

・さっそく生徒にこの研修の内容を伝えます。(30代)

・もっと勉強し理解してから取り組み、正しい知識を伝えるべきだと思いました(20代)

・現代文の授業の中で生き方とか自他の距離をどうとるかとか現代社会における問題点などについて生徒たちと話し合うことがたくさんあります。自分の価値観をすべてだと思わないで多様な生き方があるということを大前提にして授業をしていきたいです(40代)

・クラスでも悩んでいる生徒がいると思って日々子供たちに向き合うことは大切だと思います。またレインボープライド愛媛さんのような活動についても紹介して教員に伝えられなくても誰かとつながりあえるきっかけを与えていくことは重要だと思います。私自身は自分の参加して学んだことを伝えたり本をクラスに紹介したりしています(40代)

・授業において性的マイノリティに関する事項を扱う際には生徒に偏見を植え付けさせないよう配慮していくのが大切であると思いました(20代)

・毎月「人権だより」を発行しているが、その中で教員が学習していることを伝え何かあれば相談できるという雰囲気づくりをしたい。日々の学校生活の中で差別的な発言をしないよう教員同士でも配慮を促していきたい。またこのような取り組みをされていることも紹介したい。(40代)



●自分の家族の問題となるとどうでしょうか。その他ご意見や感想など●

・子孫を残せないことをつかれるとどうしようもない気がする

・私自身まだ独身であるが子孫を残してないのは同じ状況である。子供ができない夫婦と同様に考えると子供ができないカップルでは養子をもらうことで解決するのか?と思う。そんな簡単に解決することではないことは分かりますが・・・(30代)

・やはり受け入れられるか不安ですが、一番辛いのは本人だと思うので自分は分かってあげようと思います。(20代)

・頭では理解していてもどのように向き合っていくことができるか自信はありません。ただ、逃げることなく真正面から向き合っていきたいと思います。ありがとうございました。(40代)

・驚くとは思うがどうしようもないことなので応援する。暖かく見守る。(30代)

・同性愛は先天的なものか後天的なものか分かりません。原因は?疑問がわいてきます。おかれている状況については理解できました。改善していくべきもの、対応できるようにならなければいけない。まだ知識が足りてないと分かりました。(40代)

・知らないうちに心無い言葉で傷ついている可能性が高いだろうなと思いました。自分の周囲にそういう人がいないという前提になってしまっていることが多いのだろうと思います。(30代)

・受け入れる(理解する)ことは難しいかも(50代)

・本人が自分らしく生きられるなら応援したいと思うがなかなか受け入れるには時間がかかるのではないかと思う(40代)

・本人が自分らしく生きることができ、幸せになることを望みます

・現段階では受け止められるか分かりませんが、一緒に考えていきたいと思います。(30代)

・家族が一番の理解者でなければならないと思う。ただ、この「いけない」という意識にまだまだ自分の未熟さを感じる(40代)

・自分の家族でも友人でも生徒でも同じ。家族の一員でも個々の人間です。助け合いながら生きるその割合は他人とは違いますが、自分は自分でありたいものです(30代)

・本人の幸せを一番に願っていることをまず伝えたいと思います。いろいろ現実的な面では面倒な問題も出てきて心細い思いをするかもしれませんが、とりあえず受け入れ体制OKです。(30代)

・驚くと思いますが自分らしくいて欲しいので受け入れたいです。(30代)

・自分の子供が大きくなってきて、親と子と問題意識や価値観が違ってあたり前だと最近になって思えるようになりました。子供が(性のことも含めて)安心して相談できる親であると思います。柔軟な感性を失わないようにしていきたいです。(40代)

・個人であることは変わりないこと、自分らしく生きることを尊重したいです。私には子供がいませんが、家を守ること子孫のこと、自分らしくいること、ワガママなのかもしれないと思うことがあります。ただ人の幸せを考えればそれだけではないと思うので自分が幸せに生きることが家族の幸せではないかと思います。(40代)

・ハーヴェイミルクの上映会や尾辻さんの講演など聞かせていただきました。今までよりもエディさん自身の経験談が多く改めて深く考えさせられました。マイノリティの存在に気づける自分でありたい。こういう講演のたびに、当事者さんが「分かって!」と声を上げないと気づけない、分かれない社会ってさみしいなと思います。少しでも生きやすい社会づくりをしていきたい。(40代)

・正直受け入れられるか分かりません(20代)

・手塚治虫さんのリボンの騎士が大好きでしたが今日のテーマと共通する面がある気がしました。他校の人権教育の先生にもお知らせしたいと思います。(40代)


レインボープライド愛媛(講演のご相談はこちらから)
http://rainbowpride-ehime.org/
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「在日」で人権問題学習会(9/3開催案内)

2010-09-01 01:22:59 | Weblog
同和問題をはじめとする人権に関する活動を松山でされている
NPO法人DOさんが定期的に開催する人権問題の学習会があります。

今度のテーマは「在日」のことだそうです。

四国朝鮮初中級学校校長である呂東珍さんによる「在日、日本に生きる」という講演が
9月3日(金)19時~21時 コムズ第2会議室であります。

参加費無料

■NPO法人DO
http://www1.ocn.ne.jp/~npodo/2104/index.html

DOさんたちとは以前に自分たちのレインボースタディーズに協力してもらったり
松山市の人権教育大会で自分たちとの取り組みを取り上げてもらえたりしています。

過去記事参考
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/archive/2009/11/21
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/archive/2010/01/29

秋にDOさんとコラボレーション企画を準備しているんですよ。
同和問題、在日、性的マイノリティの各分野で活動してる若者?3人が集まってのシンポジウム。
自分が出るのですが、この企画の詳しいことはまたおって!(いろいろやってるでしょ)

9月3日の学習会はなかなか無い機会なので出られる仲間を誘って行ってみたいと思ってます。
直接参加で大丈夫みたいですが、自分も行こうかな?というみんな!メール頂戴

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