4月30日、久々にライブ配信で観劇。(もうあれから1週間経つのか・・)
最近、じっと座って・・というのがどうも億劫なので、最後までチケット購入を迷いましたが、始まってみればそれは杞憂に過ぎませんでした。
最近、じっと座って・・というのがどうも億劫なので、最後までチケット購入を迷いましたが、始まってみればそれは杞憂に過ぎませんでした。
やっぱり好きなのですねぇ
お芝居は、「応天の門」
ストーリーはこちら↓
藤原氏が朝廷の実権を掌握しつつあった時代[注釈 1]。平安京の貴族たちの間では、その藤原氏の屋敷から夜な夜な下女が行方不明になるという事件の噂で持ちきりとなっていた。貴族たちは「鬼の仕業」と言い出し、その噂は帝の耳にも届くようになった。都の守護を務める在原業平は、帝の命を受け犯人捜しを始めるが、下女誘拐の犯人として自身の縁者である紀長谷雄が捕縛されてしまう。長谷雄の無実を証明しようとする業平は、捕縛の場に居合わせた長谷雄の学友・菅原道真に協力を依頼し、不承不承協力を約束した道真と共に犯人捜しを続けることになった。捜査の甲斐あって下女の行方不明事件を解決した業平と道真は、以降も都で起こる怪奇事件を解き明かしていくが、次第に事件の背後に関わる藤原氏と伴氏の勢力争いに巻き込まれることになる。(Wikipediaより)
原作はマンガだそうですが、まるで座付演出家の当て書きかのように、若い生徒にまで役、見せ場があり、まさに「芝居の月組」本領発揮!
著作権が大変厳しくなったようですが、パンフもダメかな?
大劇場で観劇されたヅカ友さんからいただいたパンフ片手に視聴。
あまり馴染みのない時代だし、役名と、演者の顔と名前がわからない人が多かったので、助かりました。
ありがとう~
あまり馴染みのない時代だし、役名と、演者の顔と名前がわからない人が多かったので、助かりました。
ありがとう~
菅原道真と在原業平がバディを組んで、朝廷が絡むミステリーに挑んでいく。
どこまで原作に沿っているか、また、宝塚のオリジナリティを出せているかわかりませんが、その世界観が、2時間ドラマと時代劇大好きのはぎおには、持って来いの内容で大変楽しませていただきました。
道真って、秀才なことは知ってましたが、ああいうツンデレキャラとして描かれてるのがいいですね。
貴族とは一線を引く、と言いますか、むしろバカにしているといってもいいほどで。
でも、貴族である業平とは奇妙な友情で結ばれるという、ね。
原作は続いているのかな?
エンディングも「まだ続く」という感じだったので、ちょっと消化不良ですが、バッドエンディングではなかったので、良かったな。
エンディングも「まだ続く」という感じだったので、ちょっと消化不良ですが、バッドエンディングではなかったので、良かったな。
ツンデレ道真の月城さん。
いや~お披露目公演から、演目に恵まれているというか、彼女の持ち味すべてを出せるような、そんな充実ぶりを感じました。普段のトークを聞いてても、穏やかだけど、どこかクールな印象なので、そこを引き出されたかのような役柄がとてもはまっていた気がします。
それにしても、美しい・・・・
いや~お披露目公演から、演目に恵まれているというか、彼女の持ち味すべてを出せるような、そんな充実ぶりを感じました。普段のトークを聞いてても、穏やかだけど、どこかクールな印象なので、そこを引き出されたかのような役柄がとてもはまっていた気がします。
それにしても、美しい・・・・
彼らに手を貸す、唐の商品を扱う店主に海月さん。
いや、もう「女優」。月組の娘役って、本当にこういう方が多いですね。ありがちな「寄り添い娘役」ではなく、「自立した女性」というのかしら。
彼女も普段はホンワカしてるのに、一旦役に入ると憑依する、といいますか。
衣装も、唐の装束なのでしょうか。羽衣を羽織ったカラフルな衣装がよくお似合いでした。
いや、もう「女優」。月組の娘役って、本当にこういう方が多いですね。ありがちな「寄り添い娘役」ではなく、「自立した女性」というのかしら。
彼女も普段はホンワカしてるのに、一旦役に入ると憑依する、といいますか。
衣装も、唐の装束なのでしょうか。羽衣を羽織ったカラフルな衣装がよくお似合いでした。
そして、藤原家内部の勢力争いでのし上がろうと画策する、藤原基経に風間さん。
こういう「黒い役」、今の月組で一番似合いますよね。
ただの悪役ではなく、複雑な生い立ちからの悩める青年、というところがまた巧い。
ずっと、大浦みずきさんの面影に似ている、と思っていましたが、今回の日本物のメイクで、かつての月組トップ、剣幸さんに似てるなぁ・・・と、しみじみ。いずれにしても、さすがでした。
今回退団の千海華蘭さん。18年目で13歳の役って
ベテランなのに、全く違和感なく「少年」。無理になりきってる、というのではなく、ごく自然に。
退団が惜しい、本当に得難い存在でした。
ベテランなのに、全く違和感なく「少年」。無理になりきってる、というのではなく、ごく自然に。
退団が惜しい、本当に得難い存在でした。
他にも、書きたい方はたくさんいるのですが・・・
皆さん、演出の期待に応えるべく、お芝居も、舞踊も熱演でした。
皆さん、演出の期待に応えるべく、お芝居も、舞踊も熱演でした。
ショーは一転。
ラテンの「Deep sea」
稲葉先生渾身の作で、月組では久々(どうやら瀬奈さん時代以来らしい)。
ちょっとクールな組で、褐色のギラギラが似合うのかな?と思いましたがそこは宝塚。
お芝居が闇に包まれた感じだったので、それを払しょくするかのような、熱い、熱いショーでした。
ちょっとクールな組で、褐色のギラギラが似合うのかな?と思いましたがそこは宝塚。
お芝居が闇に包まれた感じだったので、それを払しょくするかのような、熱い、熱いショーでした。
見ごたえは、やはり、退団者全員が踊る場面。
芝居巧者の印象でしたが、ダンサーでもあって、素敵な場面でした。
芝居巧者の印象でしたが、ダンサーでもあって、素敵な場面でした。
組全体を見ても、主演級が歌うまさんが多いのも、ダンサーが多いのも嬉しい限り。
それにしても、風間さん、ますます歌に磨きがかかってますね
それにしても、風間さん、ますます歌に磨きがかかってますね
他の組をあまり見ないのですが、月組は若手もセクシーで「大人の組」という印象になっちゃいました。
それは、見た目だけにこだわるのではなく、根っからの「お芝居好き」が集まってるからなのかな?
歌も、ダンスも、「芝居心」がないとダメ、って個人的に思うので(何目線ですか)
それは、見た目だけにこだわるのではなく、根っからの「お芝居好き」が集まってるからなのかな?
歌も、ダンスも、「芝居心」がないとダメ、って個人的に思うので(何目線ですか)
ちょっと気になったのは、お芝居・ショー共に、曲があまり耳に残らない印象かな。
お芝居を手掛けた植田先生は、私には初めての方でした。
上手く説明できないけど「宝塚独特」の、耳馴染のメロディーというより、一般の劇団のミュージカル曲、という感じ。
だんだん、そうなっていくのかな?
上手く説明できないけど「宝塚独特」の、耳馴染のメロディーというより、一般の劇団のミュージカル曲、という感じ。
だんだん、そうなっていくのかな?
さて、今回、退団者を見て愕然。
個性豊かな月組を率いてきた光月組長。
個性豊かな月組を率いてきた光月組長。
なにせ、印象深い初舞台公演でデビューした88期生の最後の一人。その方が、21年も在籍して、組長にまでなるなんてね。。。
クールな役から、渋いおじさんまで、本当に頼りになる存在でした。
インタビューから受ける感じは、明るいけれど、言うべきことは言う、そんな印象。
クールな役から、渋いおじさんまで、本当に頼りになる存在でした。
インタビューから受ける感じは、明るいけれど、言うべきことは言う、そんな印象。
最後のインタビューでは、後輩たちに「考えすぎず、のびのびとやってほしい」と語ってましたが、千秋楽の挨拶後「背中を見せたので、やってくれるでしょう」と。カッコ良すぎます。
できれば、その人柄から、組や専科に残って、宝塚を支えてほしかったのですけどね。。。
できれば、その人柄から、組や専科に残って、宝塚を支えてほしかったのですけどね。。。
幼い役も熱い役も演じ分けられる千海さん、彼女も惜しい人材です。
不思議な魅力で、まだまだ頑張ってほしかったな。
不思議な魅力で、まだまだ頑張ってほしかったな。
他の退団者もそう。
だけど、卒業があるから宝塚なのかな。
だけど、卒業があるから宝塚なのかな。
だけど、月組に関しては、代が変わっても、次から次へ芝居巧者が出てくるのが不思議なほど。
残念ながら今回はベテランの退団者が多いけれど、なぜだか今後も不安が無くなった。
むしろ、これからどんな人が出てくるのだろうと、ますます期待してしまいます。
むしろ、これからどんな人が出てくるのだろうと、ますます期待してしまいます。
今回も、楽しい配信視聴でした。
なにせ、グダグダしながら見れますから
でも、そろそろ劇場で、大観衆と共に観劇したいなぁ~