育児今昔
2008-02-01 | 育児
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実家で、母が3人の子育てをする時にバイブルにしていたという
「育児の百科」(松田道雄氏著)を少しずつ読ませてもらっている。
30年以上も前の内容だから
やはり少し今の世の中で言われていることとズレがある部分もあるが、
さすがベストセラー育児書、という本だけあって、
愛情たっぷりに書かれていることは、
カラフル、イラストいっぱいだけが売りの育児書とは異なるように思われる。
例えば、
私の場合、自然「6ヶ月-7ヶ月」の「夜泣き」や「夜の授乳について」
に目が留まる。
優汰は今だ、毎晩6回とか目を覚まし、その度にオッパイをくわえている。
体重は相変わらず増えていて、11kgに手が届きそう…、
優汰だってもうすぐ7ヶ月。
いろいろなものに興味があるのに重くて自分の体が動かせない。
今は肥満を気にする必要はないと言われても、
夜中の度々の授乳を減らせれば、もう少し身軽になれるだろうに。と、私は思い悩む。
なんとか添い乳の回数を減らそうと、
夜中に抱っこヒモを使ってみたり、毎晩正直寝た気がしない。
そこで答えを求め、「夜の授乳について」の項を開くと
こう書かれている。
「(略)ただし、母乳がまだでる赤ちゃんで、母親の胸にしっかり抱かれて乳房をふくませると、安心してすぐねむるのだったら、
たとえ「離乳期」であろうと、夜泣きの治療に母乳をあたえていい。
不安な、おさない魂をしずめうるのが母の愛情であるとき、
母乳には栄養が少ないという理由で、子供の求愛を拒否するのはおろかなことだ。
母乳に不足している栄養は他のものでおぎなえるが、子どもの魂をなぐさめる愛は
母親の胸にしかない。」
栄養云々、の箇所は当時と今との認識の違いによる記述であろうが、
育児に最も必要なものは母親の愛情であることは
今も昔もこれからも、変わる事のない真理であろう。
私の母が愛読し少しボロボロになったこの育児書は、
育児の真理である「愛情」についてを多く述べ、
30年経っても、この点で全く古くなることはない。
ただまぁ、うん、なるほどそうか!そうだよな!と、思いはすれど、
今夜の夜泣きの対処への妙案は浮かばないのだが…。。
---
PS
しかし、先人は強い。
私の後追いで泣きっぱなしの優汰を、母はほんの3日ほどですっかり手懐けた。
昨日は母に預けて郵便局へ行っている間(こういう些細なことが本当にシアワセ!)、
赤ちゃん体操なるものを施していて、
頑固な便秘モノをすんなりスッキリに導いてくれていた。
頭が下がった。
優汰も、この1週間でいろいろな面で、
良い方向に向かっているように思われる。
私の気持ちの変化が、優汰にも大きく影響しているのだろうか。
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私は母が書いた"私の育児日記"を
読んで勉強しています。
母親の気分って
本当に子供に影響大ですよね!
私が少しイライラしちゃうと
蒼唯は泣いてしまいます。
だんだんと生活に慣れてきて
PJさんの気持ちも穏やかになって
優汰くんにも伝わってきて
いい循環の毎日がはじまってきたのかな?
それは宝物ですね。
うちはずっと保育園だったので
保母さんと母がやり取りした保育日誌が残っているのですが、
感涙モノですねぇ~。
私もナニカ優汰に残してあげられるものがあれば。
今はそれがこのブログであり、
大量生産中の写真であり。
本当はちょっと絵本とかを書いてあげたいな
なんて思っているのですが、
なかなか構想だけで、こう集中力が続かない毎日では
実現は難しいかなと思っています。
私のコメントは久しぶりですが、
いつもブログは拝見していますよ
「育児の百科」、
私も妊婦の時に紹介してくださった方があり、
読んでみたいと思っていたのですが、
この本、確か今絶版になっているのですよね。
それで、CD-ROM版が出たのでしたっけ。
PJさんの紹介文を読んで、
やっぱり私も手にとってみたいと思ってしまいました。
確か、図書館の棚にあったような記憶が…。
余裕があったら
実家の近くに引っ越したため
私としてはすごーく気持ち的にも楽になり、
それに伴い優汰も良くカラダを動かして
遊ぶようになってきました。
「育児の百科」は本当にいい本だと思います。
絶版とは本当に残念。確かに内容は少し古くなっているところもありましたが、
育児書としてだけではなく、読み物としても優れていると思いました。
さすがHitoさん、良い本へのアンテナは鋭いですねっ!!
今の私たちにはまだ図書館でゆっくり本を読むというのは難しいですが、手にとって気になる箇所だけでも読んでみると、育児にはイチにもニにも愛情なのだ、ということが分かる気がしましたよ。
是非!!